皆さんはどのように英語を勉強しているでしょうか?悩みや不安が付きまとっている人も多いのではないでしょうか?
* 参考書を解いてるけど上達している実感がない
* 勉強の効率が悪い気がする
* 勉強したことをすぐに忘れてしまう
勉強をいったん止めて考えてえほしいことがあります。その勉強方法は本当に効果的ですか?もっといいやり方があるかもしれません。
記事の内容
僕の失敗談
僕は明確な目標を持ちながらも、勉強の仕方についてはあまり深く考えずに英語の勉強を始めました。そして3か月以上やみくもに勉強してほとんど英語が上達していないことに気が付きました。当時はそいった状況に悩みや挫折感を抱いていました。
具体的に何をしていたか、そして当時どんな不安や悩みを持っていたかというと
- とりあえず単語帳と文法の参考書を買って問題を解いていったが、単語はすぐに忘れる、文法は上達したのかよくわからない状態が続いた
- とりあえずリスニングの教材を買って毎日のように練習問題を解いていったが、一向に成長が見られなかった、もしくは実感がわかなかった
- 英語でニュースやドラマを見て勉強しようとしたが、何をどうしていいかわからなかったし、難しすぎてやめた
- 一向に上達しないことで自信を無くしかけていた
これは日本の大学での夏季休暇あたりでの経験です。すでに最終的な目標やいくつもの中間目標を持っていたので、いつまでも成果が出ないことに危機感をもっていました。ここで一度気持ちが折れかけていましたが、ふとこう思ったのです。
「もっといい勉強方法があるんじゃないか?」
自分の勉強方法は効率が悪い、まずはどう勉強するかを勉強、研究しないと効率よくスキルアップできないのではないかと考えたのです。
数ある勉強方法で何が自分に向いているのか
ネットで調べてみれば、英語の勉強方法については山のように情報があふれています。よく見かけるものとしては
* 聞き流すだけでリスニングは完璧!
* この教材を使えば3か月でTOEICで満点をとれる!
* 英語ネイティブと友達になればすぐに上達する!
* この語学学校に通えば英語がペラペラになる!
こういううたい文句は危険ですが案外上手くいくこともあるかもしれません。大事なことは、推奨されている学習方法が論理的で自分が納得できるかどうかだと思います。結局は自分で学習する意欲があり、効果的だと自分が感じられればそれを試してみるのがいいと思っています。
それでも以下のようなことは意識しておいたほうがいいでしょう
- 最初に調べた勉強方法を気に入ったとしても、ほかに紹介されている勉強方法も調べてみる
- 表面的な理由で決めずに、なぜその学習方法が効果的、効率的なのかについてまで調べる
- 自分の最終目標に合わせて、それを達成するのに役立ちそうなものを参考にする
- 無料のものだけでなく、お金をかけるつもりで探す
ほかのことにも言えることだと思いますが、なるべく多くの学習方法に目を通し、比較し、良さそうなものを候補として置いておくといいと思います。
よくあるうたい文句(胡散臭いのも含めて)でも問題ないですが、中身が理にかなっているか・自分が納得できるかに注目しましょう。学習の具体的な方法と効果的に英語が上達する理由などが書かれていなければ、もしくは書かれていても納得できなければ手を出さないほうがいいと思います。
例えば、外国人の友達を作る、もしくは語学学校でネイティブと話して上達しよう、というもの。なぜなのか?なぜ外国人もしくは英語ネイティブと話すと自分の英語が伸びるのか?ここで理由が書いていなければほかの方法を探しに行ったほうがいいです。理由が書いてあったとしても、ネイティブの発音を直に聞くことであなたのリスニングや発音がうまくなります、英語を話す機会ができればスピーキングがよくなります、などでは納得できないものです。
自分が納得できる勉強方法を探す
僕の場合は英語が上達する理由に注目していました。英語学習者のもつ具体的な問題点を示して、かつそれを改善する方法を具体的に説明し、なぜその方法が効果的なのかといったこと論理的に説明した学習法に自分は納得がいきました。
例えばこういった説明があると納得がいきました。
「日本人の英語の発音が悪いのは日本語の音を使って英語を発音しているからである。例えば this という単語を dis と発音するといった具合に、違う音であることがわかっていない、そしてどう発音するのかがわかっていない。この2つの発音は舌の位置が前歯の下に来るか歯茎に置くかによって使い分けるがそれを知らない人も多い。これを図を交えた方法で矯正すれば、正しい音を出すことができる。正しい音を使うことは相手に理解してもらうと同時に相手が何を言っているか理解する役に立つ。」
僕の場合はこのような説明が加えられた勉強方法であれば納得ができて、それを信じて勉強して行くことができました。
巷にはいろんな勉強方法があります
自分の目標と照らし合わせる
学習方法をリサーチするときに大切なこととして他にも意識するべきものがあります。巷にあふれる学習方法は特定の顧客層を狙っているものも多く、自分の目標にあった学習方法であることを意識する必要があります。
例えば、海外で働きたいという目標を持っているのに、TOEIC対策用の学習法を使うのはあまり効果的ではありません。逆に言うと英語が上達するついでにTOEICで高得点も取れる、というのであれば問題はないかもしれません。あくまで自分の目標のための英語の勉強方法を探しましょう。
いくつかの学習方法は有料です。有料のほうが良い情報があると言い切れませんが、その可能性は高いように思います。すくなくとも整理された情報は有料のものが多いように思います。
勉強方法は参考書や問題集をかうようなもので、自分への投資になります。一つ違うのは勉強方法が変わればそのあとの行動が変化することです。何も考えずに参考書などを買わずに(僕はやってしまいましたが)まずは勉強方法の勉強に投資すると良いと思います。
僕の場合は、1か月ほどかけてネットで調べてようやく自分で納得のいく、共感できる方法がいくつか見つかりました。有料でしたので学生だった当時は正直かなり痛い出費だったのですが、結果的に投資をした学習法なくして今の自分はないといえるほどに重要なものでした。
おわりに
今回は英語の学習方法を勉強することが大切だということを書きました。これは僕が実際に行ったことであり、皆さんにも英語の勉強を始める前にやってほしいと思っていることです。
もし今英語の勉強をしている人で、以下のような悩みを持っている人には効果的だと思います。
- 自分の英語が上達しているかわからない
- 学習効率が悪いと感じる
- 何から始めていいかわからない、いましている勉強が役に立っているかわからない
学習方法は次のようなこと意識しながら勉強しましょう。
- いくつかの違った学習法を調べて比べる
- 紹介された方法に納得できるか
- 自分の目標にあった学習方法か
以上のことを踏まえて効率的、効果的だと思える学習法を探して実践していきましょう。自分の納得のいく方法であればきっとそれを信じて継続して勉強していけるはずです。
QUT (Queensland University of Technology) Campus (Brisbane, Australia)