単語・リーディング・文法の勉強の仕方について語ります

takto, 2019 April 29

Category: 英語学習ガイド

英語の勉強の中でも地味な単語、リーディングと文法についてです。

今回はこれら3つについて僕がオススメする勉強方法を簡単に解説していきたいと思います。

よくある悩み

今回のターゲットである単語・リーディング・文法の勉強をしたことがある人は以下のような問題を抱えてる人が多いと思います。。

  • 単語帳で勉強しているけどなかなか覚えられない
  • リーディングが遅いし文章を呼んでもいまいち頭に入ってこない
  • 英語を読んでも知らない単語が多くてなかなか先に進まないし、読むのが苦痛に感じる
  • 文法は一通り勉強したけど使おうとするとうまくいかない

僕自身もこういった悩みを持っていました。とくに英語の勉強をまた1から始めようとおもってまず単語帳や文法などの問題集を解いていったのを覚えています。

しかし単語をいくら覚えようとしても2,3日たてば忘れてしまう、文法は細かい違いなどがうまく理解できず、リーディングは苦痛そのものでした。結局その時の勉強方法ではうまくいかずに挫折してしまいました。

ではどうやってそれを乗りこえたのか?僕が実践した勉強方法をこの記事で解説していきます。

記事の内容

おさらいとして英語学習の全体の流れとポイントを見てみましょう。

  • 発音から上達させる
  • 意識するところを抑えてリスニング
  • スピーキングは相手を探し、恥ずかしがらずに
  • 単語とリーディングはセットでこなす
  • 文法は参考書で、実践を意識して勉強する
  • イディオム
  • 英英辞書を使う
  • Synonym
  • インプットはすぐにアウトプットして試す
  • 英語で考え、思考する
  • ライティングは理解、実践、添削
  • よく寝るとよく覚える
  • 日本語を使う、日本語で考えるスキをつくらない

この中から、単語、リーディング、文法の勉強方法について簡単に解説していきます。

英語を読むのは骨が折れる

単語の学習方法

単語だけを勉強する意味と問題点

一般的な単語の学習方法といえば、単語帳やカードを使って覚えていくといった方法がよく学校などで行われているとおもいます(僕の中学高校時代はそうでした)。正直に言って一度に20や30の単語を覚えようとしてもまず無理です。何の脈絡もなく急に単語帳に出てきた単語を覚えるのはたとえ日本語でも難しいのではないでしょうか?とくにその単語たちに関連性がなければなおさら覚えるのは難しいでしょう。

他によくある問題点としては、難しい教材を使うことによって知らない単語がたくさんでてきてしまい、本当に勉強したいことに集中できなくなってしまうことです。

たとえばリーディングをしているときに知らない単語をすべて調べていっても、単語帳の時とおなじように数が多すぎると結局ほとんど忘れてしまいます。さらにリーディングの勉強をしようと思っていたのに、わからない単語が多すぎて先に進まない、といったことが起きてしまいます。

以上の点に限らず、あまり効果のない、もしくは避けるべき単語の勉強方法として以下のようにまとめます。

* 単語帳などを使い、脈絡もなく一気に多くの単語を覚えようとする
* 一般的に使われない単語まで覚えようとする
* 自分が使わない・必要ないであろう単語を覚えようとする
* 日本語で意味を調べる
* 辞書で調べたさいに関連した単語を次々に調べていく

単語の使用頻度を考慮する

先ほど言ったように、一気にいくつもの単語を覚えようとするとたいていは脳に定着しません。その単語が使われた背景や会話の内容などの情報がなく、それでいていくつもの新しい単語を覚えようとするのはかなりムズかしいです。もちろん短期的に覚えることはできるかもしれません、しかしそれではただのテスト対策になってしまい、テストが終わったらすぐに忘れることになるでしょう。

他の勉強方法でいうと、たとえばドラマを見たり本を読んでいたりすると、一般的に使われないような単語がたくさんでてきます。その単語を知らなければ一般的かどうかの判断は難しいのですが、辞書で調べたときにある程度の指標がついているのでそれを参考にできます。

たとえば available という単語をロングマンの英英辞書(僕のおすすめの辞書です)で調べてみると、”S1”と”W1”といった表記がされています。これはスピーキングにおいて頻出度が高い、さらにライティングにおいても頻出度が高いという意味である。

つまりこの単語は日常的に使われていて、知っておく価値の高い単語ということです。まずは使用頻度の高い単語を優先的に学習していき、低い単語は忘れてもしょうがない、くらいの気持でのぞみましょう。

また自分が使わない単語を覚えていっても結局は使わないことで忘れていきます。これは一般的な単語かどうかではなく、個人の状況によっても左右されます。

たとえば学生なのに社会人でしか使わないような言葉はなかなか覚えられないでしょう。この辺は日本語の学習と同じだと思います。働き始めてから覚える単語は日本語でも山ほどあるように、英語でも同じようなことがおきます。僕も海外就職してから多くの新しい単語に出会い、使ってるうちに覚えていきました(procurementとかliabilityとか)。

どうやって単語を学習していくか

ここまでやってはいけない勉強方法を書いてきました。ではどうやって勉強していけばいいのか?以下のようにまとめます。

  • 単語はほかの勉強(リーディング、リスニングなど)の一部として学習する
  • 頻出単語を優先し、あまり使われない単語は最初のうちは忘れてもいい
  • 英英辞書を使って調べる(ここではロングマン英英辞書を推奨するが、理由は別記事にまとめる)
  • 調べた単語は必ず忘れないうちにスピーキングやライティングで使う

僕の場合は以上のことを常に実践し続けて少しずつ学んでいきました。日本語も同じように学んだのではないでしょうか?小説を読んだり、ニュースを見たりしているうちに知らない日本語の単語に出会い、それを日本語で調べる、もしくは誰かに教えてもらって覚えていく感じです。英語の単語も同じようにして学ぶようにしましょう。

ここでひとつ大切なことは日本語で意味を調べるのは、基本的にNGです。これは日本語で考えてしまう癖ができるのと、英語でわからない単語を説明する能力が育たないからです。

テストではなく生活においてはこの能力が必要不可欠です。自分が知っている単語だけを使って知らない単語を他人に説明できるようになれば、実はもうそれだけで生活できてしまいます。その能力をきたえるためにうってつけなのが英英辞書です。英英辞書を使うべき理由については別記事に詳しく書きましたのでぜひ読んでみてください。

英英辞書を使った勉強方法

焦ってしまう気持ちはわかりますが、単語を覚えようとするよりはほかの目的のため(特定のニュースについて話したり、読んだ本の感想を書いたり)に必要な単語をそのつど学んでいくほうが結果的に効果的だし長期記憶されやすいです。

それから、新しい単語をインプットしたら忘れないうちにアウトプットすることが肝心です。使えば使うほど脳がその単語が重要だと認識するようになり、長期的に覚える確率が上がります。

リーディング

リーディングは基本4技能のひとつとされています。英語を上達させる目的にもよりますが、仕事で必要だったり、留学を目指してる人にとってはとても重要なスキルです。

リーディングは一人で自分のペースでできる反面、使われる単語や文法の難易度が高くなりやすいです。何度も言っていることですが、自分にあった難易度のの教材を使わないとうまくいきません。

たとえば以下のようなものは避けたほうがいいです。

  • 文章が長すぎて集中力が持たない
  • 書かれている内容が専門的すぎて日本語でも理解できるかもあやしい
  • 知らない単語が多すぎて辞書を引いてばかりになる
  • 書いてある内容がつまらない・興味がない

リーディングの目的は文章の情報を正確に理解することにあります。そのうえでいかに早く読み解くか、ということがとくに仕事などで要求されます。

リーディングの難しさ

英語学習を始めたばかりなら、リーディングはなかなかつらいものです。リーディングができないと悩んでいる人の問題点とその原因について少し解説していきます。

まずリーディングでよくある問題点は

  • 文章を読めるけど意味が頭に入ってこない
  • ひとつのセンテンスを何度も読まないと理解できない
  • 問題集の例文やニュース記事を読んでも要点がつかめない
  • テスト問題を時間内に解けない・文章を読み切れない

簡潔に書いていくが、まず文章を読めるけど頭に入らないのは英語で思考する能力がまだ発達していないということがあげられます。英語の学習初期の頃はこれが難しく、つい頭で日本語に直しつつ理解しようとしてしまいます。しかしこれでは日本語に頼りきりになりになってしまい、いつまでたっても英語を自然にそのまま理解することができるようになりません。

次に、ひとつのセンテンスを何度も読まないと理解できないという悩みもよく聞きます。これについては英語脳ができていないことに加えて、英語と日本語の文法的な違いに慣れていないということが考えられます。

どういうことかというと、多くの場合において英語と日本語の構文は順序が違います。そしてその考え方にまだ慣れていないせいで頭の中で情報を整理できずにいるような状態です。まずは文法的な特徴を理解し、簡単な文章から徐々に勉強していき英語の構文に慣れていく必要があります。

英語の文章全体を読んでも要点がつかめないということもリーディングにおける悩みのひとつだと思います。これに関しては英語の文章の構成(introduction, topic sentence, paragraph, など)を理解し、どこを読めば要点がつかめるかということをまずは学ぶ必要がある。

英語の上達のためにテストを利用する・もしくはテストを受ける必要があるかもしれません。テストでのリーディングは時間制限がありますが、時間内に読み切れなかったり、理解しきれないといったこともよくあるなやっみだと思います。

効率よくリーディングするにはそれ相応のテクニックが必要になります。試験対策は個別に勉強する必要がありますが、まずは基礎力を高めることに集中しましょう。たとえば内容の理解や、英語脳の発達に集中したほうが結果的にテストでのリーディングがさらにできるようになります。基礎的な力がないまま試験対策のテクニックを使ってもそう簡単に得点があがることはないでしょう。

どうすればリーディングが上達するのか

リーディングがうまくいかない理由をふまえて、以下のようにリーディングの勉強方法を簡潔にまとめます。

  • 自分の能力に合わせた8,9割は理解できる教材を使う
  • 基礎的な文法での英語と日本語の文章構成の違いを理解する
  • 全ての文章を100%理解しようとしないで重要な部分に集中する
  • 英語のライティングの基本的な構成や型を学ぶ
  • リーディングのテクニックを身につけて練習する
  • 英語脳を鍛え、英語の文法や構文のまま理解するように読む
  • 教材は英語のみのもので、なるべくいろんな分野、そして文章構成のものがある参考書を使う
  • リーディング以外の勉強を並行しておこなう

日本の学校で勉強していたころは文法の違いはよく聞かされますが、文章構成の違いについての解説はあまり見たことがありませんでした。ニュース記事やエッセイなどを比べてみると違いがよくわかりますが書き方が違うとどこに重要な情報があるかわからなくなったりします。

たとえば日本語の文章構成は背景やイントロダクションを充実させ、関連した一般的にみられる事象、もしくは個人的な経験談などが書かれ、メインとなる話題については後半や最後に持ってくることがよくあります。

これは読者に少しずつ時間をかけて前提となる情報を与えて、最後に言いたいことや最もインパクトのあることを持ってくるという書き方です。

一方英語での構成は同じように背景とイントロダクションをいれますが、メインとなることを先に伝え、そのあとに経験談や例を用いて伝えたいことに説得力や論理性を持たせていくというのが基本的な構成です。

もちろん人によって書き方が違ったり、意識して構成を変えたりすることもありますが、このような違いがあることをまずは理解するとリーディング能力の向上に大いに役立ちます。これはライティングやスピーキングにも使えることで、英語の構成を使って書いたり話したりすることで相手につたわりやすくなります

英語脳を鍛えることはリーディングにおいても重要であす。日本語を使って理解しようとすると言葉の意味を誤って理解してしまったり、一度読んだだけでは理解できない状態に陥りやすいです。これについてはどのように英語脳を作るかの記事にて詳しく書いています。

それぞれのポイントの詳細は↓の記事にて解説しているのでぜひ読んでみてください。

リーディングを伸ばす勉強方法とテクニック

英語で思考する英語脳のつくりかた

英語を英語のまま理解するように

文法の勉強方法

英語の能力のなかでも文法に自信があるひとは多いかもしれません。座学で一人で日本にいても勉強できるので勉強しやすい部類だと思います。さらに学校での教育も文法に力を入れているように思えるので、そのせいもあるかもしれません。

たまに見かける英語の学習方法で、文法は必要ないもしくは重要ではないということを聞いたことがあります。実際に海外留学、就職、移住としてきた経験からいうと文法はとても重要です。多くの日本人がすでにある程度の文法の知識があるので、ほかの技能よりも勉強量は少なくて済むかもしれません。

学習のポイント

それでは文法を学習するうえで重要な点とその勉強方法について簡単に書いていきます。

  • すでに持っている文法知識をスピーキングとライティングで使えないと意味がない
  • a とか the を正しく使うことが実はとても大切
  • tense (現在、過去、未来など)も正しく使わないと大きな誤解になりやすい
  • スピーキングでは文法をあまり気にせず、ライティングでは本気で文法を正確に使うようにする
  • 文法の学習は基本的に参考書を進める形で大丈夫(ただし英語での解説がついたもの)
  • idiom も同時に勉強していくと理解しやすくなる
  • 新しい文法を学んだらすぐに使う。フィードバックをもらう。

使ってはじめて上達する

はじめに言ったように多くの日本人はすでに文法の知識を多く持っていることが多いので、まずはそれをスピーキングとライティングで使うことを意識するといいとおもいます。頭でわかっていても、実際にコミュニケーションが取れなければ文法をしっていても意味がありません。

やってみると案外難しいです。会話するときは相手の話を理解しつつ、自分の言いたいことを考え、かつ文法的に正しい表現をしないといけません。

ただし、普段スピーキングではあまり細かい文法を気にするべきではないと思います。まずは話すことになれる必要があります。それにもし文法を間違えてもすぐに訂正すればいいのです。

しかし一方のライティングでは間違った文法はそのまま残ってしまいます。書いている最中は気づかなくても、読み返すと間違いを多くしているということがよくあります。ライティングではしっかりと文法を確認し、添削してもらう必要があります。

細かい文法は気にしなくても良いとよく言われますが、意外と誤解を招く原因になってしまいます。日本人からすると些細なことに思えるかもしれませんが、たとえば a や the 、singular か plural かは正確に使う必要があります。

言語体系が違うため、これらの大切さが見落とされがちですが、大きな誤解を招くリスクがあります。たとえば友達を呼んで家でゲームをしようと思ったとき、友達の一人が I’ll bring a friend といった場合、一人連れてくると思う。そこで複数人連れてこられたらゲームのコントローラーが足りなくて常に一人は手持ち無沙汰になってしまいます。

割としょうもないたとえですが、仕事や重要なコミュニケーションなどでこのような事態をさけるためにも文法は正確に使えるようになる必要があります。

似たような例で、tense もとても大事です。もう終わったことなのか、これからやろうとしているのかが正確に伝わらなければ相手が誤解してしまいます。

日本人にはあまり多くないのですが、ここをおろそかにされると何度も確認を取ったり、誤解から大きな問題に発展することもあります。正しい tense を使えるように練習しましょう。

基本的な勉強の進め方としては、参考書で進めていけば大体のことを学べます。ひとつ注意しておきたいことは、英語のテキストを使い、決して日本語で思考したり訳さずに勉強することです。

すでに知っている文法も英語で復習し、新しいものもそのまま英語で勉強していくといいと思います。すでに知っている文法ならば理解しやすいので、英語で思考することに集中できます。あとは学んだ文法を常に使っていくことを徹底すれば、おのずと使える文法として学習していけるはずです。

詳しい文法の勉強方法を↓の記事にて解説しているので、よければ読んでみてください。

文法のおすすめの勉強方法を解説します

おわりに

今回は単語、リーディング、文法の勉強方法とそのポイントや心構えについて簡単に解説しました。

この3つの勉強に限らず、他の勉強と並行して進めていくことで相乗効果が期待できます。大切なことは常に英語で勉強し、新しく学んだことはすぐに使うことです。自分の成長を感じられたとき、英語の勉強がさらに楽しくなるはずです。

基礎的な勉強は根気も大事です

旅行写真: Odeon of Herodes Atticus (Athens, Greece)

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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