英語の発音を優先して学ぶべき理由と勉強の仕方

takto, 2020 January 6

Category: 発音の矯正と練習

更新日:2020/12/30

英語の発音はこれまでちゃんと勉強してきた人は少ないと思います。しかしいざ外国人と英語で話してみると自分の英語が全然通じなくてショックを受けた・・・という経験があるかもしれません。

英語において発音は単語や文法と同じように必須です。残念ながら日本の教育では発音は軽視されていて、そのおかげで知識ばかりが増えて英語は一向に使えないままです。

この記事ではそもそも発音が重要である理由と日本人が英語を発音できない理由について解説して、外国人にも1度で伝わるきれいな発音を習得するための勉強法を紹介します。

英語の発音が必要である理由

英語の発音は欠かせないもので、英語学習者はなによりも優先して勉強するべきです。これには2つ理由があります。

発音が悪いと英語が全く通じないから

「そんな大げさな」と思うかもしれませんが、発音が良くないと驚くほどに英語が伝わりません

日本の英語学校の先生なんかは日本語訛りに慣れている人も多いので通じます。なので勘違いしてしまう人もいるのですが、実際に海外に行くとあまりにも通じないのでショックを受けます。

僕がオーストラリアとイギリスで会ってきた日本人のほとんどが「自分の発音じゃ英語が通じない」と嘆いていて、さらにどうやって発音を上達させればいいのかわからずにいます。

このように英語は発音を良くしないといくら単語や文法をマスターしても、いつまでたっても人とコミュニケーションできるようにはなりません。

自分が発音できない音は聞き取れないから

耳に入ってくる英語の音を判別するためにはその音が何なのか知っている必要があります。

たとえば「th」と「s」の音をはっきりと分けて発音できないと、「thing」を「sing」だと思ってしまったり「pass」を「path」と勘違いしてしまいます。

その結果リスニング中に意味が分からなくなり置いていかれてしまう・・・ということがよく起きます。

このように、発音ができないと「英語が通じない」「リスニングできない」という致命的な問題につながるため、英語において発音の勉強は欠かせません。

日本人が発音を苦手にしている理由

日本人が英語の発音をうまくできないのには、勉強法と精神的な理由があります。具体的には以下の3つです。

  • 発音の学び方を知らない
  • カタカナ発音による弊害
  • 発音を聞かれるのが恥ずかしい

1つ1つ簡単に解説していきます。

発音の学び方を知らない

発音ができない理由の1つが学び方を知らないということです。

これまでの学校教育では発音に全く力を入れてこなかったため、そもそもどのように発音の勉強をすればいいのかを教わっていません。その結果、自分で気づかない限りは発音がうまくなることが困難になります。

勉強法を知らないので、多くの人は「音を聞いてマネする」という方法をとってしまいます。しかしこれでは具体的に何をどうすればいいのかが分からないため、間違った発音のしかたをしたり非効率的な勉強になってしまいます。たとえ上手くなったとしても再現性が低く、時間とともにまた元に戻ってしまうという事にもつながります。

カタカナ発音による弊害

日本語ベースで考えてしまうので正しい発音の前提が間違っており、日本語の音をあてはめてしまうことが原因でうまく発音できない人が多いです。

そもそも言語として全くの別物なので、何がきれいな発音なのかという前提を知っておくことは、上手く発音するためのテクニックなんかよりもずっと重要なことです。例えば英語に必要な「子音だけを発音する」などということは日本人には想像すらできないことです。

このように日本語の音や発音方法を前提として考えて音をあてはめてしまうので、全く違う言語体系である英語の発音ができない人が多いです。

カタカナ発音による発音への影響とその直し方については舌の記事を参考にしてください。

日本人のほとんどの人がカタカナ発音を話しています。しかしこのカタカナ発音は日本人相手にしか伝わりません。さらに悪いことにほかの英語技能へ悪影響もあります。カタカナ英語でも通じるという盲信を止めて正しい英語の発音を習得しましょう。発音は実は簡単に矯正することができます。

発音を聞かれるのが恥ずかしい

日本人らしい理由ですが、人前で英語の発音をすることを恥ずかしく感じてしまい、本来のパフォーマンスを出せない人もよくある原因のひとつです。

恥ずかしがってしまうと英語の発音から遠ざかってしまい、うまく音をつくることができなくなります。

子供の頃からクラスのみんなの前で英語を発音するのはかなりの抵抗があったと思います。その影響もあってか人前で発音するのが恥ずかしいと感じて、しまいにはカタカナ発音をしてしまいます。

しかし実際に外国人と話すときにはカタカナ発音のほうが恥ずかしいと思われます。それなのに外国人とコミュニケーションをとろうとして英語を勉強しているのにもかかわらず、なぜか日本人に聞かれても恥ずかしくないような発音をしている人ばかりです。

これでは発音がうまくなるはずもありません。自分が日本人であることを忘れて、ネイティブのように話すことこそが自然だという認識が大切です。

下の記事でより詳しく日本人が英語の発音ができない理由を解説しています。

「英語の発音ができない。」そう言っている人は多くても、なぜできないのかを深く考える人はあまりいません。あきらめているのか、考えるのが面倒なのかはわかりませんが、理由がわからないとその対策もしようがありません。この記事では僕がこれまでの経験から得た6つの理由をシェアしたいと思います。

発音の勉強方法と進め方

発音の勉強法としてこれらを実践することをおすすめします。

  • 発音の基礎勉強と順番
  • 口と舌の形・位置・動きを学ぶ
  • 英語の発音のルールを学ぶ
  • 英語の発音をするために必要なコツを学ぶ
  • しっかりと学べる発音の教材を使う

それぞれ解説していきます。

発音の基礎勉強と順番

発音の勉強法はシンプルで、以下の順番で学習していくだけです。

  • 発音記号
  • 単語
  • フレーズ
  • 英文

要は英語の音の最小単位である発音記号を1つ1つできるようにして、それらを組み合わせた単語、フレーズ、英文と段階的にレベルを上げて練習していくということです。

最終的には英文をスラスラと話せるようになりたいはずです。しかし何度練習しても残念ながら不可能です。なぜなら音の1つ1つがすでに間違っているからです。なのでまずは英文を最も細かくした単音(発音記号)にまで戻り、それらを習得することで単語、フレーズ、英文とステップアップできるようになります。

より詳しい勉強法の解説は下の記事を参考にしてください。

英語において発音は単語や文法と同じように必須ですが日本の教育では軽視されてきました。この記事では発音が重要である理由と日本人が英語を発音できない理由そして発音を習得するための勉強法を解説します。

口と舌の形・位置・動きを学ぶ

音は口と舌の形・位置・動きによってほぼ決まるため、これらを学ばない限りきれいな発音にはなりません。

たとえば「TH」は舌を前歯の間にはさむ、というのはすでに知っている人も多いですが、ちゃんとできている人は少ないです。知っていてもできない人は圧倒的に練習量が足りなく、またはしっかりと「TH」の発音「だけ」で練習しなかったため、いざ英文で「TH」がでてくるとうまく舌を移動できない、といった問題を抱えるています。

口や舌は発音の根幹であり基礎なので、これらをしっかりと学んで練習しない限り発音は上達しません。

とくに舌の位置・形・動きは日本語とはかなり違うのでまずはしっかりと正しい型を理解して練習していく必要があります。詳しい解説は下の記事に書いてあります。

英語の発音を上達させるために本当に必要なことは正しい「口・舌・歯」の形や位置をマネすることです。この記事では重要な5つの舌の位置についてわかりやすく図で紹介しながら発音のしかたを解説します。

英語の発音のルールを学ぶ

英語は日本語とは違うルールがあり、それらの知識を応用しながら練習することで英語の発音が上達します。

たとえば英語のスペルと発音には一定のルールがあります。1つ例をあげるとスペルの「g」の読み方は

  • 「g」+「e/i/y」は「dʒ」(ジュ)
  • 「g」+「e/i/y」以外 は「g」(グ)

となります。

スペル以外にもアクセントにもある程度のルールがあるので、それらを知っているだけで知らない単語でも発音できるようになります。

こういった規則性を学ぶことで発音の知識を増やしつつ知らない単語にも対応できるようになっていきます。

英語はスペルを見ても発音のしかたがわからないときが多くあります。しかしある程度の読み方のルールが存在するので、それらを覚えればさらに効率よく発音や単語の勉強ができます。この記事では「母音・子音」の読み方と「アクセント」の位置をみつけるためのルールを解説していきます。

英語の発音をするために必要なコツを学ぶ

英語と日本語の違いはかなり大きく、日本人にとってとくに意識して練習しておくべきことがいくつかあります。

たとえばアクセントでない母音「ə」です。日本語ではどの母音もしっかりと発音しますが、英語では強調しない母音の多くが「ə」の音になります。そしてこの音を強調してしまうと逆に何を言っているのかが伝わりにくくなります。

このような日本語との違いは他にもたくさんあり、それらを練習してできるようにすることで、相手に伝わるきれいな英語の発音に近づきます。

この強調しない母音やほかのコツについては下の記事で詳しく解説しています。

英語の発音ができなくて恥ずかしいと思っている人へ、7つのコツを紹介します。ここで紹介するコツは僕自身が発音を上達させる過程で得た経験をもとにして、うまくいったものについて解説しています。

しっかりと学べる発音の教材を使う

発音の勉強は独学で十分にできますが、教材選びが肝心です。

良い教材は以下の情報がのっているものです。

  • 「発音記号を1つづつ解説してある」
  • 「口や舌の位置と形をイラストや画像でみれる」
  • 「音声がついている」
  • 「カタカナ発音にならないように解説している」

そして教材を使う際にも気を付けておきたいことが学ぶ順番です。教材によってはいきなり単語で練習をさせようとするものが多いですが、説明したとおりまずは発音記号をひと通り習得するべきです。そうしないとまだ習得していない音が単語に含まれているので、間違った発音のしかたで練習してしまうことになります。気をつけましょう。

これらの判断基準で、おすすめの発音の教材を下の記事で紹介しています。使用する場合の注意点も書いているので参考にしてみてください。

発音を本でしっかりと勉強しようとしているあなたの英語は伸びます。ただし気をつけないと危険な点があるので、この記事ではおすすめの発音本とともに注意すべきことと勉強のしかたを解説していきます。

まとめ

この記事では英語の発音について、以下の3つの点をまとめました。

  • 英語の発音が必要である理由
  • 日本人が発音を苦手にしている理由
  • 発音の勉強方法と進め方

発音は単語や文法と違って勉強していない人がほとんどですが、残念なことにその重要さを理解している人は少ないです。

そして勉強方法を知らなかったり、英語の発音への理解度の低さのせいで上達できずにいる人があまりにも多いです。

僕の意見としては、日本人は発音さえ矯正すればすでに悪くない英語力を持っています。発音だけがあまりにもひどいので、せっかくこれまでに培った単語や文法がそもそも相手に通じないという状況です。

なのでまずは発音の勉強を優先的にして、それからほかの学習を進めていくという方法をおすすめしています。詳しい英語学習の流れは下の記事で解説しているので興味があれば読んでみてください:)

英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語学習のロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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