英語の文法がわからない・忘れる5つの理由とおすすめの勉強法

takto, 2020 September 23

Category: 文法を上達させる

  • 英語の文法がわからない理由が知りたい
  • 勉強してもすぐ忘れる。どうすれば覚えていられるの?

僕も英文法の勉強を始めたころには解説を読んでもいまいちわからなかったり、昨日学んだ文法をすぐに忘れたりと散々でした。同じような悩みを持っている人の手助けになれるように記事を書いていきます。

この記事では以下を目標にしています。

  • 文法を理解できない・忘れてしまう理由5つがわかる
  • 勉強方法を改善するヒントを得られる

それでは始めていきましょう。

英文法がわからない理由

まずはなぜ英語の文法がわからないのか、3つ理由を見ていきます。

  • 英文の区切りが見えていない
  • 日本語の語順で英語を見ている
  • 文法の専門用語にまどわされている

1つづつ深掘りしていきます。

英文の区切りが見えていない

文法がわからないという人は英文の「区切り」が見えていないことが多いです。

この区切りとは、ようは意味のあるいくつかの単語のかたまり(フレーズ)のことです。

英語は基本的にこのフレーズ単位に役割があります。区切りが見えないことによってどこからどこまでがつながっているのかがわからず、それらの「役割」と「関係性」を理解できなくなります。

たとえとして以下に区切りを「/」でつけた例文があります。

You / don’t have to come / to work / by 9am tomorrow / because / we / won’t be busy / around that time.

このように文の区切りが見えるようにならないと、どこからどこまでが名詞、動詞、目的語なのかがわかりずらく、さらに「because」の前後2つの文がつながっているということにも気づきにくいです。

この例文の場合にはそれぞれのフレーズ(区切り)には以下のような「役割」があります。

「誰が・なにをする・なんのために・いつ・なぜなら。誰が・どうなるか・いつ」

さらに以下のような「関係性」があります。

「don’t have to come / to work」と「because」はフレーズ同士の理由と結果の関係性をつくりだしています。

こうして英文をフレーズに分けてその役割と関係がわからない限りは文法の意味がつかめなくなります。

日本語の語順で英語を見ている

英語の区切りに続いて、文法がわからない理由は語順にあります。

普段は日本語で考えながら英語の勉強をしていますよね。でもそうするとつい日本語での語順で理解しようとしてしまい、英語の語順との違いで余計に理解しづらくなります。

わかりやすいものが動詞です。日本語だと動詞が最後にくるけど英語だと主語のすぐあとに来ます。

I was told this morning that I had to pay for parking as it was already 10am.

という文だと「私は言われた・・・えっいきなり?何を?」といきなり結果(動詞)が来るので違和感を感じ、そのあとに続く文を読んでいくと最初の主語と動詞が何だったか忘れる、ということがおきます。これは英語の語順に慣れていないからおきることです。

他の要素も順番が違うので、日本語で考えているうちは英文を読んでもスッと頭に意味がすんなり入ることはありません。

英語の語順については別に記事でさらに詳しく解説しているので参考にしてください。

英語の語順は日本語と違うため、慣れないと何度も聞き返したり読み返さないと理解できないことが多いかと思います。原因は文法における言葉の順番の違いと、英語と日本語を行き来することに起因します。この記事ではまず文法と語順の型について解説して、英語の語順のままスッと理解できるようにするための効果的な勉強のしかたを紹介していきます。

文法の専門用語にまどわされている

専門用語が多すぎていらないことに労力を使っている、ということも文法がわからなくなる理由の1つです。

文法用語は知っていると便利なこともありますが、基本的には文法の理解のためには必要ありません。

たとえば「不定詞」「動名詞」「関係副詞」「形容詞句」「未来完了進行形」などなど・・・こういった用語は基本的に覚える必要はありません。

こういった用語そのものを理解しようとしてしまうと文法の本質的な意味と使い方がなかなか頭に入ってきません。なので極力こういった専門用語が使われていない教材を使ったほうがいいです。

ただし文法の専門用語を英語で学ぶのであれば一応はメリットがあります。それは相手に英語で文法について質問できるということです。そうすれば英語のコミュニケーションの練習ついでに文法の勉強もできるので一石二鳥となるでしょう。

英語での文法用語を学びたいという人は下の記事に役に立つものをまとめているので三航士にしてください。

英文法の参考書には専門用語がたくさんでてきます。「これ何だっけ?」と調べながら勉強している人も多いのではないかと思います。この記事ではよく使う文法の用語についてなるべくわかりやすい表現で解説したいと思います。

学んだ文法を忘れる理由

次にせっかく勉強した文法をすぐに忘れてしまう理由についても2つ挙げていきます。

  • 文法の必要性を感じないから
  • 学んだ文法を自ら使わないから

心当りのある人も多いかと思いますが、もう少し詳しく見ていき、どう勉強していくべきかのヒントとして考えてみましょう。

文法の必要性を感じないから

まさに「学校で将来使うかわからないものを学ぶ」という状況ですね。

ようは学んだ文法が本当に必要なのかが怪しい(自分ごとに感じない)と思えてしまい、どうでも良い情報としてすぐに忘れてしまう、という流れです。

よくある勉強では文法の説明を読んで問題を解く、そして穴埋め、並び替えや選択問題を解く、ということをします。

「なぜ穴が開いているのか」「その例文は自分になんの関係もない」「わからなくても何の問題もない」僕はいつもこう感じていました。こういった状態では自分にムチ打って無理やり勉強させているのと変わらないですし、楽しくないのですぐに忘れてしまいます。

学んだ文法を自ら使わないから

英文法の勉強では「参考書を読んで問題を解いて正解したから満足・・・」で終わる人が圧倒的に多いですが、これで忘れずにいられるなら苦労はしません。

一番の問題は問題集なんかで「文法を使わされている」ことです。言いたくもないことを無理やり言わされてもつまらないから早く終わらせたいと思うだけです。

ですが「この文法で外国人の友達に言いたいことを言えるようになりたい」、というような欲求があると自分ですすんで学んだ文法を使うようになるはずです。

こうした自主性がないといつまでも「学校でやらされる勉強」にしかならずにすぐに忘れてしまいます。

勉強アプローチ

さて、ここまでで文法がわからない理由とすぐに忘れてしまう理由について見当がついたかと思います。

ここからはそれらをふまえてどう勉強すればいいのかについて以下の4つのアプローチを解説していきます。

  • 英語で英文法を勉強する
  • 基礎から底上げしていく
  • 似ている文法をまとめて学ぶ
  • 文法を使ってオリジナルの文をつくる

それぞれ順番に見ていきましょう。

英語で英文法を勉強する

子供の頃に日本語で日本語の文法を学んだのと同じように、英語で英語の文法を学びましょう。

英語のまま理解できるようになると日本語に訳すという余分なことを学ばずに済みます。

「英語で」と聞くと難しそうですが、実は文法も簡単な英語だけで説明することができます。

たとえば日本語の文法書で「現在進行形の文法は主語+Be動詞+動詞ing形でつくる」という説明がされているとします。

こういった説明は専門用語を使わずに簡単な英語で以下のように説明できます。

「I am doing something.」=「I am in the middle of doing something. (not finished)」

これくらいの英語なら訳さなくてもわかる人が多いと思います。

わざわざ以下のように長ったらしく説明する必要は一切ありません。

「The present continuous form is made from a combination of a be verb and a verb with ing form. This grammar is used when you want to express that you have not completed an activity and still in the middle of doing it.」

実際に英語で書かれた文法書でも簡単な説明になっているものがちゃんとあります。そういった教材を使っていくことで英語を英語のまま受け入れることができます。その過程こそが「英語の語順に慣れる」「区切りを見つける」訓練にもなります。

この勉強法に適している参考書は「English Grammar in Use」です。全て英語で書かれていますが、英語学習者向けのものなので高い英語力が必要ないように簡単な英語で書かれています。英語を読んで何かを学ぶというリーディング力の基礎をつけることもできるので一石二鳥でもあります。

おすすめの文法書はEnglish Grammar in Use

「English Grammar in Use」以外でもいくつかこの勉強法に向いている参考書があるので【知る人ぞ知る良書】おすすめの英語文法の本3つの記事をチェックしてみてください。

基礎から底上げしていく

よく「日本語でわからないことは英語でもわからない」という人がいますが、そういう人は日本語から英語に訳して勉強している人たちです。

訳そうとするのは危険で、英語力に対して日本語のレベルが高すぎて「難しすぎる英語」を使おうとしてしまいます。

そうではなく英語だけで言えるレベルを幼稚園児レベルから底上げしていくように勉強しましょう。重要なのは、いかに「知っている文法で言いたいことを伝えられるか」と「基礎から知識と経験を積み上げていく」ことです。

とくに英会話では自分の文法力の50%以下でしか話せないと思ったほうがいいです。(これは日本語でもそうで、話すときに高レベルの文法をすぐに思いつくのはネイティブでもむずかしいです。)なので話すときにはムリせず使い慣れた文法を、そしてたまに新しく学んだ文法を織り交ぜるようにしていくと少しづつ成長していきます。

似ている文法をまとめて学ぶ

「似ている文法」の関係で複数の文法を学ぶと効率よく勉強できます。

たとえば似ているけど意味や使い方が微妙に違うものを一緒に勉強していきます。例えば以下のような文法は意味が似ているけど使いどころが違います。

  • 「will」「be going to」「be doing」
  • 「must」と「have to」
  • 「as much as」と「as many as」
  • 「I wish」と「I hope」

こういった似ている文法を同時に学ぶことでニュアンスの違いや使い分けを学ぶことができます。その結果、英語での表現の幅が広がり、より正確に言いたいことが言えるようになります。

さらに英会話や読み書きでも常に2、3通りの文法を思いつくことができるようになるので、文法のせいで言いたいことが言えないという状況になりにくくなります。

文法を使ってオリジナルの文をつくる

英語の文法は教科書での勉強になりがちなので、「文法が必要」な状況をつくることが大切です。

例えば新しい文法を学んだらそれを使って自分のオリジナルの文をつくるようにしないとすぐに忘れます。

例文とかである「Chris has been watching a movie for 2 hours.」とかどうでもいいんですよ。

でも友達に「I’ve already been studying English for 3 hours today. I’m so tired…」と愚痴るためには0から自力で文をつくることになるし、自分の言いたいことを正確に伝えたいと思うからしっかりと考えて英語の文法を使うようになります。

こうして「自分事の文」をつくっていくことで学んだ文法を忘れずにパッと頭に浮かぶようになってきます。

英文法の勉強法については別の記事でまとめてあるので参考にしてください。

英文法の勉強法で大切なのは知識ばかり増やしていないで、学んだ文法を自由に使えるようになることです。そのためには「1冊の参考書」で「アウトプットを重視」して「英語で勉強」するという勉強法で学習しましょう。

まとめ

この記事では英語の文法がわからない、すぐに忘れてしまうという理由について解説してました。まとめると以下のようになります。

英文法がわからないのは・・・

  • 英文の区切りが見えていない
  • 日本語の語順で英語を見ている
  • 文法の専門用語にまどわされている

勉強しても忘れてしまうのは・・・

  • 文法の必要性を感じないから
  • 学んだ文法を自ら使わないから

こういった原因を考慮してどう勉強していくべきか以下のようにまとめます。

  • 英語で英文法を勉強する
  • 基礎から底上げしていく
  • 似ている文法をまとめて学ぶ
  • 文法を使ってオリジナルの文をつくる

より具体的な勉強のしかたについては別の記事にまとめているので、よければ参考にしてください。

英語の文法って地味でつまらない、いつまで勉強すればいいのかわからないと感じている人が多いと思います。文法は主体的に学習してこそ効果的に学んで覚えていくことができます。その具体的な方法をこの記事で解説していきます。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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