英英辞書を使った勉強方法:ロングマンがおすすめ

takto, 2020 January 10

Category: 英語学習ガイド

僕の実践した英語の勉強方法では英英辞書を使うことを前提としてます。今回は実際に英英辞書を使ってどうやって勉強したらいいのかについて書きたいと思います。

英英辞書を使わない理由は以下のようなものがあると思います。

「英英辞書を使っても説明文の英語がわからなくて勉強にならない。」

「日本語で言いたいことを調べないとそもそも辞書をひけない。」

「日本語で意味を考えないと理解できない。」

英英辞書を使う理由や使い方などと合わせて、どうやってこのような状況を打破するか書いていきます。

英英辞書は必須

A beach in Adelaide

記事の内容

なぜ英英辞書なのか

簡潔に回答すると、以下の通りです。

  • 説明が難しくてわからない → 使っている辞書が悪い。ロングマンを使いましょう。
  • 日本語じゃないと辞書を引けない → 英語脳を鍛えて、日本語から考える癖を無くす。
  • 日本語じゃないと意味が分からない → 知っている英単語のみで説明・理解できる能力を鍛える。

もう少し詳しく書いていきます。

どの辞書を使うか

英英辞書にはさまざまな出版社があります。僕がオススメする辞書はロングマンの英英辞書です。ロングマン英英辞書の電子辞書もしくはアプリを使いましょう。

英英辞書はものによって難易度がかなり違います。ロングマンはおそらく一番簡単な辞書だと思います。

他の辞書、たとえばケンブリッジやオックスフォードなどは激ムズです。英単語1つを調べたらその説明文の中にわからない単語が2,3個出てくるような感じです。そのせいで調べた単語が分からないし、次から次へと単語を調べることになりかねません。

それ以外にもGoogleで調べることもできますが、これも難しいです。さらに意味以外の大切な情報がないので、辞書として使わないほうがいいです。

これらの辞書とは違い、ロングマンは英語学習者を想定して作られています。例えば辞書の中で使われている単語の数は一般的に使われる2000語しかありません。日本の中学英語で使うくらいの英単語があれば十分使えると思います。

他にも初学者用の英英辞書はあると思います。僕もすべての辞書を調べたわけではないので、ロングマンよりもいいものがあるかもしれません。それでも僕の個人的な経験からロングマンをおすすめしておきます。

紙の辞書か電子辞書か

本でも紙のものを好む人が多いように、辞書でも紙派の人が結構いたりします。今ならスマホアプリを使うのがいいと思います。

紙の辞書は以下のような問題があります。

* 重いしスペースをとる
* 単語を見つけるのに時間がかかる
* いくつもの関係のない単語が目に入る

まず紙の辞書は重くてスペースを取ります。家でしか勉強しない人は気にしないかもしれませんが、他の場所(図書館など)で勉強しようとすると重くてかさばります。

さらに紙の辞書だと自分で単語を検索しないといけません。単語を調べれば調べるほど余分に時間を使うことになるのでおすすめできません。

もう一つの問題点は探していた単語がのっているページに他にも多くの単語がのっていることです。これをいい機会だと思ってついでに周りの単語を覚えようとする人もいます(たまに無意識のうちにやってしまうことも)。

それらの単語十中八九調べた単語とは何の関係もないので、すぐに忘れるでしょう。しまいには調べた単語すら忘れるかもしれません。電子かアプリならば知りたい単語一つだけ検索結果としてでてくるので、余計な単語を見なくて済みます。

英英辞書を使いどうやって勉強するか

さて、ここからは英英辞書を使ってどうやって勉強していくか解説していきます。

ポイントは以下の通りです。

* 単語の勉強はしない
* 英語脳の鍛錬
* 英語で説明する技術
* 口語と文語
* 類義語
* フォーマル度
* 発音記号
* スペルチェック

ひとつづつ見ていきます。

単語のための勉強はしない

まず単語を勉強するということはしないほうがいいと思っています。ここでいう単語の勉強とは、単語帳などを使って単語の意味を覚えていくような勉強です。

基本的にこうやって覚えた単語はすぐに忘れる、どうやって使うかわからない、どういった状況で使うかわからない、といったことになります。

単語は他の勉強(特に文法、リスニング、リーディング)をしているときに必要に応じて調べるようにするといろいろな点で効率的です。

1. 調べる単語の数を抑えられます。一日に10単語を覚えるとかはまず無理です。
2. 単語が出てくる背景や内容との関連性を利用して覚えられる。
3. 頻出もしくは常用単語から学んでいけます。

これだけでも結構な数の単語を調べることになるので、単語帳なんかを使ったら余裕で頭がパンクします。

英語脳の鍛錬

次に、英英辞書を使う一番の理由でもある、英語脳を鍛えるように学習していくことについてです。英語脳については過去記事にもしていますが、英英辞書をつかって日本語を一切介在させずに勉強をするために英英辞書は必須です。

いくら英語のみの教材をつかったとしても、辞書で日本語を使ってしまうとつい日本語で考えるようになってしまいます。特定の時間帯や日にちでもいいので、英語の勉強をするときは英語だけ使うことを徹底していくことによって英英辞書を使うことにも慣れていきます。

英語で説明する技術を学ぶ

英英辞書を使っていくと、英語でどのように英単語の意味を説明するかが分かってきます。具体的には一定の文法のパターンと広義の単語を使うテクニックを身につけられます。

例えば pharmacist という単語を調べると、以下のように説明されています。 someone whose job is to prepare medicines in a shop or hospital

Someone を見れば人であることが分かります。 whose job is で仕事に関わることだと分かります。 to prepare medicines in a shop or hospital ではその仕事についての内容が分かります。

つまり、もし専門家やある職業の人の英単語はこのパターンを使って説明もしくは質問ができるということです。

例えば bouncer という英単語が分からなくて会話中に詰まるとします。そうしたら上のように説明して相手に聞いてみます。 Someone whose job is to …… という具合に言いたい単語を説明できます。

このような文法的、そして広義の単語(someone, place, material など)を辞書から習得していけば、分からない単語を知っている単語のみで相手に説明したり質問することが出来るようになります。知らない単語は生涯ずっと出てきます。大事なのはどうやってその場を切り抜けるかです。この技術は知っている単語の数より重要なので、英英辞書を使いながら勉強していきましょう。

英語で英語を説明できるようになろう

Emu I saw for the first time

口語と文語の違いを知る

日本語でも会話で使う単語と読み書きで使う単語が違ったりしますが、英語でも同じです。口語と文語と呼ばれていますが、辞書で単語がどちらに属するか示されていることも多いです。

この知識は特にスピーキングとライティングでより自然な単語を使う助けとなります。

例えば buy という単語ですが、ロングマンで調べると S1 W1 と書いてあります。S は Speaking、W は Writing のことで、数字は単語の出現頻度(1 は 頻出用語1000語に含まれるの意味)です。

S と W があることから、この単語は話し言葉と書き言葉両方で使われることが分かります。

次に同じような意味として purchase を調べてみると、W3 と書いてあります。S がないので話し言葉としてはあまり使われないということになります。しかし W があるので書き言葉として使われることが分かります。これを知っていると会話では buy を使い、書くときには purchase を使うというような使い分けができるようになります。

実際にはどっちも理解してもらえるので意思疎通はできますが、より自然な使い方をする、または不自然な使い方を避けることができるようになっていきます。

類義語を調べる

いわゆる Synonym です。ロングマンの英英辞書ではどのような類義語があるかも載っています。ここでは類義語をついでに覚えるというよりは、類義語にある知っている単語や表現によってその単語の意味を理解するおうに勉強するといいです。

類義語を覚えようとするのもいいですが、多分すぐに忘れます。それよりもすでに知っている単語と同じような意味だということが分かれば調べた単語と知っている単語の間に類義語であるという関係性を学習できます。このやり方のほうが長期的に記憶したり、一般的な単語から類義語を頭の中から引き出すことができるようになります。

類義語は微妙に意味が違ったり使う対象が違ったりするので、そのあたりも理解できるとなお良しです。

例として necessary という単語を調べてみます。 something that is necessary is what you need to have or need to do

この説明で既に need が類義語だと分かります。他にどんなものがあるか見てみると、 essential, vital, compulsory, obligatory などが載っています。

もしこういった単語が分からないなら調べなくていいです。数が多すぎて結局忘れてしまうでしょう。

これらの単語は出てきたときに調べればいいです。そして類義語として necessary が出てくればその時にすぐに理解できるでしょう。ただしこれらは意味が違うので necessary の代わりとして使うものではないことを覚えておきましょう。あくまで大体の意味が似ているくらいなので、80%くらいの理解は得られます。

フォーマル度を知る

英語にもフォーマルな表現があります。ロングマン英英辞書はフォーマルな言葉の場合はそう示してくれています。

例えば participate という単語を調べてみると、 (formal) to take part in an activity or event と書いてあります。

類義語には involve や take part in などがあります。これらの表現を知っていれば微妙な意味の違いなどはあるけど、フォーマルとカジュアルの表現の幅をつけることができます。

特に writing によく使われる言葉のほうがフォーマル度が高いですが、それ以外にもフォーマルに振る舞う時(政治、ビジネス、イベントの主催など)にこういった単語がよく使われます。

まずは聞いたり読んだりしたときにカジュアルな類義語を知っているというレベルになればこういった言葉も効率よく学習していけると思います。

発音記号をチェックする

発音の勉強方法でも少し触れましたが、英英辞書を発音を調べる時にも使うようにしましょう。発音の練習時に発音記号をしっかりと読めるようになれば、新しい単語の読み方が分かります。

それ以外にもシラブルとアクセントにも注目しましょう。シラブルを見れば単語がどういったパーツによって構成されるかわかります。このパーツによってある程度の意味が分かるときがあります。もし単語の説明を読んでシラブルに関連した意味があれば意味を覚えやすくなります。

発音の練習方法については以下の記事で解説しています。

発音を上達させるには?

スペルチェッカーとして使う

スペルを確認するためにも辞書は役に立ちます。完全なスペルが分からなくてもある程度分かれば辞書で探せます。

一つ注意しておきたいことは、アメリカとイギリス英語ではスペルが違ったりしますが、ロングマンには両方とも載っています。よくある違いは re/er や s/z あたりです(meter/metre, organisation/organization)。

自分の勉強している英語のスペルかどうか確認しておきましょう。この違いは発音でも現れるので、同じように自分の勉強している英語の正しい発音を確認しましょう。

おわりに

英英辞書を使う理由と勉強方法について書きました。要約すると以下のようになります。

英英辞書を使う理由

  • 英語脳を鍛えて、日本語から考える癖を無くす。
  • 知っている英単語のみで説明・理解できる能力を鍛える。

英英辞書を使った勉強方法

  • ロングマン英英辞書(アプリが電子辞書)を使う
  • 単語帳で勉強をせず、文法・リスニング・ライティングで出てきた単語を調べる
  • 英語のみで思考して英語脳を鍛える
  • 英語で英単語を説明する技術をみにつける
  • 口語と文語を理解する
  • 類義語でより簡単に理解する
  • フォーマル度で単語の幅をひろげる
  • 発音記号の確認に使う
  • スペルチェックでも使う

英和和英とはおさらばしましょう

Cityscape in Innsbruck (Austria)

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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