このブログで目指している海外就職レベルの英語力をつけたい人にはロングマン英英辞典を使うことをおすすめします (^^)
しかし英英辞典と聞くと疑問やら過去の苦い経験が浮かんできます
今回はこういった点をカバーしつつロングマン英英辞典をおすすめする理由や使い方などについて書いていきます ^^
英英辞典に興味があるけどどうしようか迷っている人はぜひ参考にしてください (^^)
記事の内容
英英辞典を使うべきか否か
これは僕の意見ですが、海外で通用する英語力が欲しいのなら絶対に英英辞典を使うべきだと思います。
4つ理由があります
これらは英語コミュニケーション力であり、英語力そのものです。英英辞典を使って英語学習することが直接このような英語力の向上につながるので使った方がいいという考えです (^^)
英英辞典を使うのは僕らが子供の頃に日本語を日本語の辞書で勉強してきたのとまったく同じです(大して日本語の言葉を知らないにも関わらず日本語の説明を読んで理解してきた)
英英辞典に否定的な人の意見としては主に「英和・和英のほうが簡単でわかりやすい」と思っているからです。
ですが英和辞書や和英辞書はクイズのようなものでこの英単語を日本語1語でなんというかを当てるようなものです。しかも日本語で意味がわかったところで外国人と話している時にその言葉を説明できません。
なので和英や英和は翻訳や日本人とのコミュニケーションの練習に向いているかもしれませんが、肝心の外国人とのコミュニケーションの練習にはならないわけです ^^;
英単語について調べるのも英語学習の一環なので、英英辞典を有効活用することで効率よく英語力を伸ばすことができます。
よって英英辞典を使うべきであり、それによって英語力を効率よく伸ばすことができます ^^
しかし英英辞典を使えばOKというわけではなく、以下の2点が重要になります
これらの点について記事内で解説していきます ^^/
ロングマン英英辞典を使うべき理由
英英辞書を使うのであればロングマン英英辞典一択である理由は主に3つあります。
- 英語学習者向けの簡単な英語で解説している
- 英語学習に必要な情報がそろっている
- 言葉の関連性や文脈がわかる
1つずつ例をだして解説します ^^/
英語学習者向けの簡単な英語で解説している
ロングマン英英辞典の特徴はなんといっても英語学習者のために作られていることです。
これの何がいいのかというと
つまり英単語の説明文が易しい英語で書かれているため理解しやすい、ということです ^^
例をいくつかみてみましょう (^^)
Source: Longman English Dictionary
割と簡単な英語を使って説明していると思います。それに説明文の中に同じような意味の単語があるのでそれで大体の意味がわかったりします(例えば「mess」は「dirty」とか「not neat」と同じような意味だとわかる)
ですが正直このようになんの脈絡もなく英単語を調べても意味をとらえにくいでしょう ^^; だからこそ例文を読んだりして使うシチュエーションなどを知る必要があります。
説明文では大筋をつかんで、例文を読むことで「ああ、なるほど」となることも多いです。
あとはリスニングやリーディングなどで文脈を考えながら英単語を勉強するようにすれば英語の説明でもはるかに理解しやすいです ^^
だからこそ単語の勉強のしかたが重要になってくるわけですが、詳しくは勉強法の説明で触れます ^^/
英語学習に必要な情報がそろっている
ロングマン英英辞典の良いところは英語学習を進めるにあたって役立つ情報がのっていることです。
そのおかげで英単語の意味だけでなく使い方や覚えやすさ、そしてその単語をそもそも知るべきか否かを決める判断もしやすくなります。
具体的な情報とその利用法は以下のようになります
情報 | 利用法 |
---|---|
単語の説明 | 単語の大筋の意味を知る・良い意味?悪い意味?どんなことに対して使う? |
シラブル・発音記号・アクセント | 発音の確認と段階的な練習 |
頻出度 | 頻出なら優先し使う・頻出じゃなければ忘れていい |
話し言葉か書き言葉か | 話し言葉ならスピーキングで、書き言葉ならライティングで使う |
フォーマル度 | フォーマルな内容や受動態で使う・カジュアルな言い方とセットで学ぶ |
類義語・対義語 | 類義語は言い換えで使える・対義語はNotで似た意味にできる・これらの単語とセットで学ぶ |
よく使うフレーズやコロケーション | フレーズとして使う・一部を変えて応用する |
例文 | 意味の理解を深める・一部を変えて応用する |
詳しいことは英英辞典をどう使って勉強するのかの説明で解説したいと思います ^^
ロングマン英英辞典には単語の説明だけでなく、ほかにもこのような役立つ情報があるので学習効果が高いです。
とくに頻出度がわかるので覚えてもしょうがないような単語を切り捨てることができるのが強みですね ^^(でないと使わない単語を勉強して時間と労力を大量に浪費します ^^;)
英語で英語を学ぶことができる
ロングマン英英辞典ならよりわかりやすく英語を使って英語を学ぶことができます ^^
単語についていえば、英語で英単語を学ぶというのは要は知らない日本語の単語を日本語で調べて理解するようなもの。
このプロセス自体がその言語に慣れることにつながります。具体的には
例えば「fundamental」の意味はロングマン英英辞典でこう説明されています。
このような英語の説明で意味を捉えることの利点は以下のように英語のコミュニケーションに必須のスキルが身につくことです。
- 「Fundamental means that it is the most basic and important.」というように英単語を説明できるようになる(英文をつくる練習)
- スピーキングの時に「fundamental」を思い出せなくても「the most basic of ~」と瞬時に言い換えて意思疎通できる(パラフレーズ)
- 「how do you say something that is the most basic to learn something?」みたいに質問すれば相手に英単語を教えてもらえる(質問力)
このような勉強を普段からすることで自然と英語で英語を学ぶことができるようになり、普段から英語だけで思考する英語脳を鍛えることができます ^^
英語だけで思考する英語脳については以下の記事でそのメリットと習得方法を解説してます ^^/
本気で英語を上達させたいなら絶対に必要なこと:英語で思考する
というわけでこれらの理由が僕がロングマン英英辞典を推す理由になります (^^)
ほかの英英辞典を使うべきでない理由
ロングマン以外の英英辞書を使う場合にはいくつかの問題があります。
もちろんロングマン以外にも英語学習者向けの英英辞典はありますが、ロングマンの方が英語学習(単語と発音)に必要な情報がしっかりとカバーされています。
なので英語力が向上して「英語を勉強する → 英語で何かを勉強する(経済とか歴史とかなんでも)」ようになったらそれに適した辞書を使いましょう
例えば
- カジュアルな言葉 = Urban Dictionary
- 専門用語 = 専用の辞書
- 固有名詞 = 画像検索など
ロングマンに載っていない英単語は使用頻度が少ないので無理に覚える必要はありません。
なので他の英英辞典はいったん置いておいて、まずはロングマン英英辞典で常用・頻出の英単語を優先的に勉強しましょう ^^
ロングマン英英辞典を使い始めるタイミング
ロングマン英英辞典を使い始めるタイミングとしては以下の2つの条件がそろってからで大丈夫でしょう
まず海外就職レベルの英語力が必要ないのであれば和英・英和でも英英でもOKかと思います。
英英辞典を使う一番の理由は英語で英語を学んで日本語をまったく介さずにコミュニケーションをとれるようにすることだと思います。なので高いレベルでの英語コミュニケーションが必要ないのであればこだわる必要はないでしょう ^^
さらに中学校を卒業、もしくは中学校レベルの英語力を得たら準備OKです。
ロングマン英英辞典は中学生レベルの単語数で書かれているので、本書を読んで理解する準備ができたと判断して問題ないハズです ^^
ちなみに僕はTOEIC330点のときにロングマン英英辞典を使い始めました。最初はやはり慣れていなかったので大変でしたが、毎日英語で思考するようにしたところ段々と苦痛ではなくなり、いつのまにか日本語訳を読むよりも意味を理解しやすくなりました(英語のまま理解するのに慣れた)
どのロングマン英英辞典を使うべきか
ロングマン英英辞典にも以下のような種類があります
結論としてはどれも一長一短あるので好きなものを使えばいいと思います (^^)
ちなみに僕は電子辞書とオンライン辞書を使っていました(本気で英語を勉強するために電子辞書にお金を出した、という側面もありました ^^;)
どれを選んでも問題ありません。もし英単語を1日に大量に調べなければいけないようなら勉強法に問題アリなので、紙の辞書が時間がかかると言う点はさほど気にしなくていいと思います ^^
なぜ英単語をたくさん調べるハメになるのか、そしてそれがなぜダメでどうすればいいのかについては英語の勉強法の記事で解説しています ^^
ロングマン英英辞典を使った勉強法
ロングマン英英辞典は大きく分けて以下の2つの目的で使いましょう
- 英単語の勉強での使い方
- 発音の勉強での使い方
それぞれ説明していきます ^^
英単語の勉強での使い方
「英単語を調べるとき」というのは主に「文法・リスニング・リーディング」の勉強をしている時にでてきた知らない単語を調べる時です。
英英辞典を使った学習プロセスは以下のとおりです(このプロセスを常に英語で考えながらやりましょう)
下に行けば行くほど理解度が上がって英単語を自分で使えるようになるはずです ^^
下の記事では実際に単語を調べて1つずつプロセスをデモンストレーションしているので、どうやればいいのか疑問がある人は読んでみてください。

「英英辞典は難しすぎる」「上級者向けでしょ」といった意見が多いですがそれは難しい辞書を使ったことによる失敗やイメージが原因であることが多いです。この記事ではなぜ英英辞典が英語の勉強法において強力な道具になるのか、そして具体的にどうやって使えばいいのか書いていきます。
英和辞典なら日本語1つで終わりなのに、やることが多すぎる・・・!
そう思うかもしれません ^^; 確かに1日に学ぶ英単語の数が多ければ(10個以上とか)になると時間が足りないです。
なので僕がおすすめする英語の勉強法では単語帳などで英単語の勉強をすることはしません。代わりに「文法・リスニング・リーディング」の勉強のなかででてきたわからない単語だけを英英辞典で調べて勉強します ^^
なぜなのか・それで十分な単語力がつくのか・それでもわからない単語が多くならないのか、そのあたりの疑問に答えながら勉強法を下の記事で解説してるのでぜひ読んでみてください ^^

英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語の勉強法とロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。
ここで言いたいのは英英辞典の使い方と英語の勉強法は切っても切れない関係があるということです。
もしテストのために英語を勉強しているのであれば単語帳+英和辞典でもいいかもしれません。ですが海外就職レベルの実践的な英語力が欲しいのであれば僕の勉強法を参考にして欲しいと思います ^^
発音の勉強での使い方
もう1つロングマン英英辞典を使ってほしいのが発音の勉強のときになります。
具体的には
これら3つの作業で単語を調べましょう ^^
なぜこんなことをするのか・そもそも発音なんてやる必要があるのか、気になる人は発音の勉強法についての記事を読んでください。

英語学習でも最も費用対効果が高い発音ですが、まずは発音記号をできるようにし、シラブル・単語・フレーズ・英文と段階的に練習していきましょう。あとは会話で実践しながら調整していけばOK。かなり即効性があり聞き手も喜んで自分の英語を聞いてくれるようになりますよ^^
僕が英語学習で最も重要なのが発音だと思っている理由とともに発音を習得する方法を詳しく解説しています。
そしてそんな発音の勉強にも欠かせないのが英英辞典です (^^)
まとめ
この記事では海外就職レベルの英語力をつけるためにはロングマン英英辞典を使うべきだということを書きました ^^
内容をまとめると
- 実践的な英語コミュニケーション力をつけるためには英英辞典を使うべき
- 英語学習者に最適なロングマン英英辞典がおすすめでそれ以外は避けるべき
- 易しい英語で書かれていて学習に必要な情報が揃っている
- 他の英英辞典は英語の説明が難しくて何も学べない
- ロングマン英英辞典は「中学校を卒業した」&「海外就職レベルの英語力をつけたい」ときに使い始めよう
- 紙・電子・アプリ・オンラインのどのロングマン英英辞典を使ってもOK
- ロングマン英英辞典は単語の勉強と発音の勉強で使う
- 単語の勉強では意味や使い方の理解だけでなく頻出度による取捨選択や類義語や対義語との関連性を利用して学ぶ
- 発音の勉強ではシラブルへの分解・発音記号の確認・アクセントの確認に使う
- 英語の勉強法と英英辞典の使い方を一致させないと相乗効果を得られない
記事内でも書きましたがロングマン英英辞典を使えばOKというわけではなく、全体的な英語の勉強法との兼ね合いを意識する必要があります。
例えば英語で英語を学ぶ・受動的な単語の勉強法などを実践しないとロングマン英英辞典を使う意義や効果が薄れてしまいます ^^;
なので辞典選びだけでなく英語の勉強法そのものも考えてみてください ^^/