英語で英語を学ぶ勉強法こそがリアルで使える英語力をつくる

takto, 2020 November 24

Category: 英語学習ガイド

  • 英語の勉強法はどういったものがいいのかわからない
  • 英語ペラペラになれるような勉強法を知りたい

という人は英語で英語を勉強する方法をおすすめします。

英語の勉強法にはいろんなものがありますが英語を英語で勉強するといやり方があまり日の目を見ていないように思います。

英語で英語を勉強することの効果は大きく、勉強のしかたさえわかればそれほど難しくありません。

この記事では英語で英語を勉強するべき理由とその効果、そして具体的な勉強法について僕自身の経験をもとにして具体的に書いていきます。

「~って英語でなんて言うの?」

と言うのを止めて「How do you say ~?」と言うところからはじめていきましょう。

少しだけ自己紹介しますと、僕はTOEICで330点ほどの英語力から英語の勉強をはじめて、2・3か月後に語学留学をしてそのままオーストラリアで大学院留学、現地でエンジニアとして就職しました。

僕がとりいれたのは英語で英語を勉強する方法で、最初は少し苦労しましたがすぐに慣れていき、英語で考えるようになってからはかなりのスピードで英語力を伸ばすことができました。

この記事では同じようにTOEIC300点ほどの人でも英語を英語で勉強していく方法とその効果について、僕の経験をもとにした考えを紹介していきたいと思います。お付き合いください:)

英語で英語を勉強するべき理由

英語で勉強する一番の理由は英語のまま考えてコミュニケーションできる英語脳をつくるためです。

意識して英語で勉強しないといつまでたっても日本語に頼ってしまいます。何年も勉強していけば英語で考えるようになるかもしれませんが、意識してやればもっと効率よく数か月で身につけることができます。

なぜこの英語脳をつくるべきかというと理由がちゃんとあります。

  • 英語力の伸びがはやくなる
  • 英語脳なしでは使える英語にならない

意識しないことがほとんどですが、日本語の訳をするということは日本語を学ぶことでもあります。つまり、英語力の向上に必要のないことを勉強しないといけないということです。

逆に英語で英語を学ぶ勉強法では常に英語を使うことになるので、日本語との関連性について学ぶ必要がなく、より効率的に上達することができます。

もっと具体的な利点について書くと、英語の応用力で大きな成果がでてきます。

  • リスニング:聞きながら理解し次を予測できるようになる
  • スピーキング:はじめから英語で考えてそのまま話せる
  • リーディング:英語のまま読解・要約などができるようになる
  • ライティング:英語の文章構成・文語で考えて書ける

こういったスキルは実際に英語がスタンダードな環境で働くといった場合には必須になります。そして英語で英語を勉強していかないとかなり遠回りをしてこれらのスキルをつけていくことになります。

より効率よく使える英語を鍛えていくためにも英語での勉強法をおすすめします。

本当に英語で学べるのか?

「英語で勉強するべき理由はなんとなくわかったけど本当にできるの?」と思うかもしれません。英語で英語を学んでいくためには最低限のレベルの英語は必要で、目安としてはだいたいTOEIC300点くらいあれば英語で勉強する準備はできているといっていいでしょう。

なぜかというとある程度の基礎知識(単語・文法)があり、やさしい英語の教材を理解できるからです。(僕自身がTOEIC330点でもできたからというのもあります)

気づいていないかもしれませんがあなたもすでに英語のまま理解することはできます。ただ、どのレベルまで理解できるかが問題です。

たとえば以下に5つの例文があります。

例文
1.「This is my bag.」
2.「I go to gym by car every morning.」
3.「This car is getting old and needs to get some parts replaced.」
4.「I haven’t gone to the gym for a while because my membership has expired and haven’t renewed it yet.」
5.「Your membership of our gym has expired due to insufficient credit on your account. Please top up your credit and submit membership renewal form by the due date shown at the bottom of this page.」

1, 2あたりは読んだ瞬間に意味が分かり、わざわざ文を日本語に直したり、単語を日本語に訳したりはしなかったと思います。これが英語を英語のまま理解する、ということです。

しかし3, 4, 5つめで日本語に訳さないとわからない、辞書で調べないとわからない、もしくは調べてもわからない、ということになる人が多いかと思います。

「英語で英語を勉強して学習していく」ということはつまり「英語のまま理解できるレベルを1, 2, 3, 4, 5と底上げしていくこと」です。

これはネイティブの子供が徐々に母国語である英語を学んでいくのと似ています。ただ日本人の大人の場合には「わからなかったら日本語に訳せば理解できる」というオプションがあるので、そのオプションを使ってなるべく早く簡単に英語を学ぼうとしてしまいます。

しかし日本語に頼る勉強法のせいで徐々に底上げをせずにどんどん難しいレベルに挑戦してしまいます。たとえばまだ小学生レベルの英語力なのに、日本語で大人がするような会話の内容をそのまま英語でしようとする、ということです。

そして英語力が足りないために言葉がわからず、まず日本語で考えて文をつくる、日本語の単語を英単語に変換してつなげて文をつくる、というように常に日本語に頼ることになってしまいます。(例文の1しか理解できないのに日本語とその訳を使ってレベル4や5のコミュニケーションをしようとする)

ほとんどの人がこうした勉強をしているといってもいいです。

ではどうするかというと、1, 2, 3, 4, 5とレベルをジャンプしないように勉強をしていくことで日本語に頼らずに英語のみで勉強をしていくことができます。

そのためには英語での勉強法と日頃の習慣づけをセットにして考えていく必要があります。

具体的な英語での勉強法

ではどう具体的に英語で勉強すればいいのかについて書いていきます。

英語での勉強法と習慣づけは以下のようにまとめられます。

  • 常に英語で思考する
  • 日本語を使わずにできる教材で勉強する
  • 英英辞書を使う

なんとなく英語を学ぶのに良さそうな感じがすると思います。理由とともにさらに具体的にどういった行動をしていけばいいのか深掘りしていきます。

常に英語で思考する

まず最も重要な習慣が、日本語で考える必要がないときは常に英語でものごとを考えるようにすることです。

これを続けることで最初に思いつく言葉が英語になり、さらに英語の文法でつぎからつぎへと言葉やフレーズが頭に浮かぶようになります。

とはいっても仕事中や日本語でのコミュニケーション中はさすがにムリでしょう。

なのでそれ以外すべて、たとえば朝起きてから出かけるまで、通勤通学、昼の休憩、仕事後、夕食のとき、シャワーやお風呂中の考え事、寝る前などの時間では英語で考えるようにします。

具体的には以下のような習慣をつけることが英語で思考するくせをつけるのに効果的です。

  • すべてに対して英語で反応する
  • 英語での自問自答
  • 目に入る言語をすべて英語にする
  • 日本語で考えそうになったらすぐに英語でかぶせる

僕の場合には英語の勉強をはじめた大学生のときに、日本にいながら英語で考えることをはじめました。さすがに講義やアルバイト、サークル活動の間なんかは日本語で考える必要がありましたが、それ以外の時は上に書いたようなことを意識して英語で考え事をするようにしました。

もちろん英語の勉強中にも英語で考えるようにしましょう。すでに書いたとおり英語を英語で勉強するメリットは多く、逆に日本語を使うことによる問題は英語力の伸びが遅くなります。

「いつも英語で考える」、言うのは簡単だけど慣れるまでが大変です。とくに留学などで海外に行くならいいですが日本にいる間だとなかなかできません。

なので常に英語で考えやすいように環境を整えていくことも大切です。まずは英語の勉強で使う教材について見直してみましょう。

日本語を使わずにできる教材で勉強する

英語で勉強するには教材にも気を付ける必要があります。

基本的には発音の教材は日本語それ以外はすべて英語の教材が望ましいです。

なぜかというと、発音は英語の解説だとそれこそ意味不明になり、本当に必要なことを学べないからで、それ以外の勉強は自分のレベルに合う教材さえ選べば英語での解説を理解し、それ自体が英語の勉強にもなるからです。もちろん常に英語で思考するためでもあります。

そこで最も重要なのが、全部英語で書かれていてもほぼ理解できる教材を使うことです。

「そんなの難しいに決まってるし効率悪いでしょ」と思う人がほとんどでしょう。でも考えてみてください、もし語学留学をした場合にはすべて英語で書かれたテキストを使います。それを日本で自分の家でやるだけです。

もう少し具体的に言うと9割ほど理解できるような英語の教材を使っていくと英語力を上げつつ英語のまま思考するのにちょうどいいでしょう。

実際にどういった教材を使うべきかについては、それぞれの分野別に下の記事を参考にしてください。(随時更新していきます)

勉強トピック
教材や勉強法
文法【知る人ぞ知る良書】おすすめの英語文法の本3つ
英単語単語はほかの勉強をしているついでに英英辞書を使って学んでいきましょう。単語の勉強法については下の記事を参考にしてください。
単語帳で疲弊してませんか?単語帳を使わない勉強方法があります
イディオムコミュニケーションに必須なイディオムを学ぼう
リスニング英語リスニングのためのレベル別教材とステップアップの方法を紹介
スピーキング(執筆予定)
リーディング(執筆予定)
ライティング(執筆予定)

最低限のレベル(TOEIC300点ほど)あればもう英語の教材で勉強を始めていいでしょう。最初はちょっと苦労するかもしれませんが、それは自分の英語力と求められる英語力の差が大きいからです。

たとえ英語上級者でも超上級者むけの内容なら同じように理解するのに苦戦します。要は自分の英語と教材のレベルの差が大きくならないように教材を選んで勉強をしていくことが大切で、そうすれば英語での勉強法による恩恵を受けながら効率よく学習していけるということです。

慣れてくると日本語より英語で説明されたほうがスッと理解できるようになってきます。

英英辞書を使う

英単語を調べるには英英辞書を使うことでさらに英語での勉強による効果が高まります。

知らない単語を説明を見て理解することは英語のコミュニケーションそのもので、英英辞書を使う習慣をつければ英語で理解する力と同時に英語で説明する・質問する力がつきます。

たとえば「urgent」を知らなくて英英辞書で調べるとします。説明には

very important and needing to be dealt with immediately

(Source: Longman English Dictionary)

とあり、英文の読解をして理解することになります。

このときにさらに自分の言葉で言い直すこともできます。たとえば「have to do it very soon because it is important」など、自分がよく使う、自分にとって意味がわかりやすい言葉に置きかえると効果的です。

間違っても「日本語で言うとなんだろう?」なんてことは考えないでください。必要のない情報だし、日本語の意味で覚えてしまいます。

現実では一言で言えない事なんてたくさんあり、ネイティブですら単語が出てこなくてそのときに思いつく言葉で代用します(日本語でも言葉がでてこないときは似たような言葉で言い換えますよね)。

英英辞書で勉強していくと、この言い換えをするのが得意になり、単語が分からなくても英会話が途切れなくなります。

より詳しい英英辞書を使うべき理由や勉強法については下の記事を参考にしてください。

「英英辞典は難しすぎる」「上級者向けでしょ」といった意見が多いですがそれは難しい辞書を使ったことによる失敗やイメージが原因であることが多いです。この記事ではなぜ英英辞典が英語の勉強法において強力な道具になるのか、そして具体的にどうやって使えばいいのか書いていきます。

まとめ

今回は英語の英語での勉強法がおすすめな理由と具体的な勉強のしかたと習慣づけについて紹介しました。

内容をまとめると以下のようになります。

  • 英語で英語を勉強するべき理由は
    • 英語力の伸びがはやくなる・上級以上を目指せるから
    • テストや資格のためでなく「使える英語」を手に入れられるから
  • 英語で学ぶのが可能な理由は
    • 今の英語力に合わせた教材なら普通に理解できるから
    • 日本語を学んできた過程と同じように英語力を底上げしていけるから
  • 具体的な英語での勉強法と習慣づけは
    • 常に英語で思考する
    • 英語の教材で勉強する
    • 英英辞書を使う

英語で勉強していくことの効果は英語脳ができあがってくる2・3か月くらいから目に見えてでてきます。そのあとは勉強すればするほど上達していくようになり、効率的に学習していくことができます。

3年間日本語を使って英語を伸ばしていくか、同じような成長を1年かけて英語での勉強法で進めるかはあなた次第です。1年でやってしまえば残りの2年はかなり楽しくなりますよ。

今回の英語で英語を勉強するという方法はより効率よく学習していくための方法の1つで、それ以外にも重要な勉強のしかたがあります。それらについては下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

「海外で働けるような高いレベルで実際に使える英語力」を目指している人向けの効率の良い勉強法を6つのポイントにまとめました。たくさんの時間とお金をかける前に勉強法の見直しとして読んでもらえるとうれしいです。

英語での勉強法を続けることができれば英語力はぐんぐん上がっていきますが、人によってはなるべく短期間で英語を習得したいという人もいます。もしもっと早く成果を上げたいという人はスクールを利用したり留学も選択肢に入ってくるかと思います。

いずれにせよ英語で英語を勉強して「使うための英語」を手に入れて人生を変えていく、というのが僕のおすすめする勉強法と未来への投資です。

英語で英語を勉強する以外にも、海外で働けるレベルの英語力をつけるために必要なステップを英語学習ロードマップとして下の記事でまとめているので、興味があれば読んでみてください。

英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語学習のロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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