英文法の勉強法【1冊の参考書・アウトプット重視・英語で学習】

takto, 2020 December 31

Category: 英語学習ガイド

文法の勉強法というといろんな参考書でもくもくと学習していくイメージですが、そのようなインプットにはたくさん時間をかける必要はありません。

大切なのは文法の使い方を学んで、あとはたくさん英文をつくって学んだ文法を使っていくだけです。もちろん細かいテクニックや勉強のしかたなどもあるので、それらもふくめてこの記事で解説したいと思います。

英文法の勉強法で重要なポイントは以下の3つにまとめることができます。

  • 英文法の参考書は「English Grammar in Use」1冊で十分
  • 英文法の習得に本当に必要なのは自分で英文をつくってアウトプットすること
  • 英語で考えて英文法を勉強する

これらを踏まえたうえで勉強の流れを解説していきます。

英文法の勉強法

英文法の勉強法は以下の点をおさえて進めていきましょう。

  • 文法書は「English Grammar in Use」を使う
  • 学習ペースは1日1つか2つの文法
  • 英語だけで考えて勉強する
  • 例題を解いて理解度を確認
  • 学んだ文法を使って書く・話す
  • フィードバックをもらい修正する

基本的には1冊の文法書をベースにして、PDCA (Plan-Do-Check-Act)のサイクルを回していくことになります。

冒頭でも書きましたがポイントは以下の3つです。

  • 「English Grammar in Use」で網羅し、ほかの文法は必要になったら勉強する
  • とにかくインプットで終わらずに文法を使って英文をつくる
  • 常に英語で考えながら勉強する

それでは勉強法のステップを1つづつ解説していきます。

文法書は「English Grammar in Use」を使う

文法書は「English Grammar in Use」を使いましょう。これには3つ理由があります。

  • 「簡単な英語」と「最小限の解説」で理解しやすい
  • 似た文法の細かい違いがわかる
  • 必要な文法を1つで網羅している

1つずつもう少し深く見ていきます。

「簡単な英語」と「最小限の解説」で理解しやすい

「English Grammar in Use」は全て英語で書かれていますが、出てくる単語が常用のものばかりで中学生レベルでほとんどわかるようになっています。例えばPresent Continuous(現在進行形)の解説は

Prsent Continuous (I am doing):

We use the continuous for things happening at or around the time of speaking. The action is not complete.

というように簡単な単語のみでさらに解説文が短いので読むのにも疲れません。

これはこの文法書が英語学習者向けに作られているためで、このおかげで辞書を引く必要がなく、文法の学習に集中できます。もちろん「英語で英語を理解する訓練」としてとても使い勝手がいいです。

僕も当初はTOEIC330点レベルで臨んだので最初は少し難しかったのですが、すでに知っている文法の基本から始まるので全て英語でも意外と理解していけました。結果的に「英語で英語を理解する」といういい訓練になり、のちに英語力全体の向上に大きく貢献しました。

似た文法の細かい違いがわかる

英語にはまぎらわしい文法がたくさんありますが、この文法書ではそれらの細かい違いについて解説しています。

例えばさきほどの現在進行形は現在形との比較で解説されていて、その2つの「違いはどこにあるのか」と「どう使い分けるか」について解説しています。そのおかげで似ている文法でもより自然で適した文法を選択できるようになります。

必要な文法を1つで網羅している

「English Grammar in Use」1冊で145チャプターあり、中学・高校レベルの文法を習得できます。冒頭で言ったとおり1つの参考書で必要な英語の文法を網羅できるので効率よく学習できます。

「English Grammar in Use」については別の記事でより詳しく書いていますので、興味があれば読んでみてください。

僕がオススメする教材の二つ目は「English Grammar in Use」です。これは英語学習者にとても人気のある本で、独学で必要な文法をほぼ網羅することができます。今の僕が持つ文法の知識の90%以上をこの本ひとつで得たといっても過言ではありません。僕が実際に使った感想をとおしてこの本をオススメする理由を書いていきます。

学習ペースは1日1つか2つの文法

短期間に文法をつめ込んでも使わないと忘れてしまうので、詰め込みすぎないように1日に1つか2つの文法を学ぶといいです。

記事の前半で「アウトプットが大切」と言ったように、学んだ文法は使わないとすぐに忘れます。なのでたくさんの文法を1日に覚えようとするより、1つか2つを学んでそれらを使うようにしたほうが学び直しが少なくなります。ただでさえ発音・単語・リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングとやるべきことが多いのに文法ばかりに時間を割くわけにもいきません。バランスよく英語力を底上げするためにも詰め込みすぎないようにしましょう。

もちろん人によって学べるペースは違うので、その日のうちにどれくらい学んだ文法をアウトプットできるかで決めると良いと思います。

英語だけで考えて勉強する

英文法を学ぶときには常に英語で考えましょう。そうすることで以下のような効果が得られます。

  • 常に英語で考える英語脳をつくる
  • 英文法の意味を本質的に理解しやすい
  • 英文法の勉強をしながらリーディング・ライティング・スピーキングの練習になる

実際にどういった感じで勉強していくかというと

  • 英語の解説と例文を読む
  • 英語で考えて理解する
  • 英語で考えて例題を解く
  • 英語で考えて文をつくってアウトプットする

というプロセスで進めていきます。

常に英語で、と言われるときっと「そんなの難しくてムリだよ」と思うでしょう。しかし英語で考えられるようになるには自ら進んでそうする必要があります。そして英文法の勉強は自分のペースでできるので英語で考えやすいです。

そして「English Grammar in Use」は使われている英語が易しい上に、すでに知っているであろう文法の基礎から始まるので英語で考えるのは難しくありません。

英文法の勉強を常に英語で考えてすることで英語脳を鍛えていきます。英語脳とはなにか、なぜ必要なのかといったことは別の記事で解説しています。

英語の上達に欠かせない英語脳のつくりかたについて解説しています。英語脳は意識して正しく勉強していけば誰にでも作ることができます。具体的な勉強方法と必要な考え方について詳しく説明していきます。

英語でものごとを考えると、慣れないうちは日本語との語順の違いに苦戦するかと思います。下の記事では英語の語順に慣れていく勉強法をアドバイスしているので参考にしてみてください。

英語の語順は日本語と違うため、慣れないと何度も聞き返したり読み返さないと理解できないことが多いかと思います。原因は文法における言葉の順番の違いと、英語と日本語を行き来することに起因します。この記事ではまず文法と語順の型について解説して、英語の語順のままスッと理解できるようにするための効果的な勉強のしかたを紹介していきます。

英語で英文法を勉強していくと、ほかの人に英文法を英語で教えることができるようになります。それがいわゆる英語でコミュニケーションをするということで、目指している「英語力」そのものです。

例題を解いて理解度を確認

文法をアウトプットする前に、インプットした文法の理解度を確認するためにも参考書の例題を解いていきましょう。

解説を読んだだけでは分かったつもりになっている可能性があるので、確認作業として本にある問題を解いておきましょう。

例えば「English Grammar in Use」の場合には解説1ページにつき例題1ページの構成になっています。参考書によってはもっと多くの例題がありますが、例題ばっかりやっても「文法を使う」練習にはなりません。なのであまり時間をかけすぎないようにしつつも、しっかりと解答・答え合わせ・確認をして、終わったらすぐにアウトプット(文を自分で1からつくる)に移行しましょう。

例題を解いて理解度を確認しておかないと、間違った使い方のまま次のアウトプットの段階に入ってしまうので気をつけましょう。

学んだ文法を使って書く・話す

学んだ文法を使って「書く」「話す」という作業をしていきましょう。ここが大事な部分で、主に3つの理由があります。

  • 文法を使えるようになる
  • 深く理解できる
  • 言いたいことが言えると楽しい

1つずつ詳しく書いていきます。

文法を使えるようになる

英文法は自分で使えるようにならないと意味がありません。どうすれば使えるようになるかというと、実際に学んだ文法で何度も英文をつくることで使えるようになります。

例えば「as ~ as ~」という文法を学んだら、自分の普段の生活で言いそうな文をこの文法を使ってつくります(「I’m as tall as my brother.」など)。

もし難しかったら、文法書にある例題をカスタマイズするところから始めると簡単です。要は例文をパクって一部だけを変えて文をつくる、ということです。それから全て自分で1から文をつくっていきましょう。

文をつくったら実際に「書く」か「話す」、もしくは両方でアウトプットすることが大切です

。一番簡単なのは自分自身に向かって独り言やメッセージを送ることですが、友達や知り合いに向けてアウトプットするほうが緊張感も出るし、記憶に残りやすいのでオススメです。なかば無理やりにでも学んだ文法を使った文を会話にぶち込んでいきましょう。すべては文法の上達のためです:)

この「学んだ英語の知識を使ってアウトプットする」という行為は、文法に限らず英語に関する全てのことで僕が特に意識して毎日行ったことです。インプットは本などで効率よくできるので、なるべくアウトプットに時間をかけていきましょう。

深く理解できる

実際に自分で英文をつくろうとすると最初は難しいと思います。しかしわからないことを明らかにして、それを調べていく過程でより深く文法を理解できます。

ほとんどの勉強では参考書を読んで理解したつもりになる、で終わってしまう人が多いです。そうならないためには実際に理解したことを使って何かをするというプロセスが欠かせません。

英文法をなかなか理解できない、という人は下の記事でその原因と解決法を読んでみてください。

僕も英文法の勉強を始めたころには解説を読んでもいまいちわからなかったり、昨日学んだ文法をすぐに忘れたりと散々でした。同じような悩みを持っている人の手助けになれるように記事を書いていきます。

言いたいことが言えると楽しい

インプット中心だとどうしても勉強自体が地味です。しかもどうでもいいような例文を読むことも多いのでつまらないと感じやすいです。

だからこそ実際のコミュニケーションに使っていくことで、今まで英語で言えなかったことを言えるようになる実感がわきます。そしてこの成長を実感したときに文法の学習をすることが楽しく感じるはずです。

英文法を覚えるだけなら文法の参考書を読むだけで十分。しかしそれだけだとすぐに忘れるし、いざ使おうとするとどう英文をつくればいいのかわからない、ということになります。

文法を理解していつでも使えるようにするためには、ここまで解説したとおり「学んだ文法をつかって英文をつくる」ことが必要不可欠です。

文法の1つ1つを理解するのにはそれほど時間は必要ありません。なのでアウトプットにもっと時間を使っていきましょう。

英文法をしっかりと覚えられるような勉強法については下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。

英文法だけではありませんが、一度勉強しただけではなかなか覚えられないという人がほとんどだと思います。この記事では、今日からできる1度勉強した文法を覚えておくための習慣を5つ紹介していきます。

フィードバックをもらい修正する

新しい文法は正しく使うのが難しいことがあります。そこでアウトプットする相手からフィードバックをもらい、間違いを修正していくことでより強固な文法力が身に付くようになります。

例えば会話で新しい文法を試したら、相手に「Was it correct grammar?」や「Did I use correct grammar?」と直接聞いてしまいましょう。毎回聞いているとウザがられるかもしれないので、新しく覚えた文法を優先的にききます。そしてもし間違っていたり、「こっちの文法のほうがいいよ。」などと言われたら理由をきいて理解しましょう。

ライティングの場合にも似たように添削をして文法のチェックをお願いしましょう。

例えばライティングの練習でエッセイを書くときに新しく学んだ文法を取り入れてみます。そしてエッセイを添削してもらい、その時に文法のチェックもしてもらいます。会話の時と同じように「合っているか」「不自然じゃないか」確認して、もし問題があればしっかりと理由を確認して、どう書けばいいのか学びましょう。

このように学んだ文法を試してフィードバックを貰うことで、文法のより自然で適した使い方を学び、同時にスピーキングやライティングの能力も向上させていきます。

まとめ

この記事では英文法の勉強法について僕の経験をもとにして解説していきました。内容をまとめると

  • 英文法の参考書は「English Grammar in Use」1冊を使う
  • 1日1つか2つの文法を学ぶ
  • 英語だけで考えながら勉強する
  • 例題を解いて理解度を確認する
  • 学んだ文法を使って書く・話す
  • フィードバックをもらって理解と使い方を修正する

この勉強法を続ければ英文法を理解し自由に使えるようになります。

  • 英語で考えて勉強する
  • 英文をつくってアウトプットする

という2つはなかなか出来ている人はいません。しかしこれらが英文法を使えるようになるための最も有効な勉強法です。

英文法に限らず、英語で英語を勉強するというのが「英語コミュニケーション力」を高めるための英語学習法です。英文法も含めた英語学習の全体の流れを別の記事でまとめているので、興味があれば読んでみてください。

英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語学習のロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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