英語のライティングの時にいきなりイントロダクションを書き始めていませんか?もしくは少しだけ頭野中で考えてからすぐに書き始めていませんか?
ライティングで全体に一貫性がなかったり、何回も書き直してしまう人は今回紹介するライティングのコツを試してみてください。
記事の内容
ライティングが苦手な人
冒頭でふれたように、エッセイなどのライティングで一貫性がなかったり何度も書き直ないといけない人は何が原因なのでしょうか?
- 何を書くか要点を決めないうちに書きはじめてしまう
- 書きながら構成を考える
- 頭の中で書くことをひと通り考えて書き始める
このようなことをしてはいないでしょうか?
エッセイなどのライティングは大筋が決まっていないと書きながら修正していくのがとても難しいです。
書き始める前に頭の中で考えていたとしても、途中で書いていることに一貫性がないことにきづいて修正しなければいけなくなる、といったこともおこります。
ライティングをはじめる前に要点を計画してメモする
そこで僕がオススメするコツが、文章を書きはじめる前に要点を考えてメモすることです。
この時に何をするべきかというと
- お題を理解・明確にする
- トピックを決める
- 例を用意する
- 構成をきめる
です。この時に必ずメモするようにしましょう。そうすることで次のステップがやりやすくなります。
- 全体の一貫性と論理性をチェックする
- 要点に肉付けをするようにしながら書く
これがうまくライティングするコツになります。それではひとつひとつ解説していきます。
お題を理解・明確にする
当然まずは何を書くのか知る必要があります。Main Topicは与えられる場合(テストなど)や自分で決める場合(ブログなど)がありますが、まず何について書くのかはっきりとさせておく必要があります。
例えば ”Why do you study English?” というMain Topicについて書くとします。
このトピックならばどういったことを書くべきなのか考えます。Why とあるので理由を書く、study English とあるのでそれ以外のことに脱線しないようにする(Frenchについて書かないようにするなど)。
これはかなりシンプルなのでわかりやすいですが、難解なトピックについて書くときはしっかりと考えて書くべき事を理解する必要があります。
いくつかエッセイのスタイルをあげると
- Agree or disagree : 理由とともにAgree/Disagreeをはっきりと主張する
- Explain why : 原因と結果を書いて納得させる
- Advantages and disadvantages : Advantages/Disadvantagesを列挙して自分の意見や考えを書く
ほかにもありますがこういった形式が指定されている場合は、それにそった書き方でしっかりと質問に答えるように自分の主張を確認しましょう。
トピックを決める
つぎにエッセイの核となるトピックを考えましょう。トピックは自分の主張を裏づけて読み手を納得させるものを考えます。
この時にトピックを表す単語(キーワード)と、できればパラフレーズも用意しておきましょう。パラフレーズは同じ単語を繰り返し使わなくて済むように先に考えておくとライティングが楽になります。
この時にいくつか注意点があります。
- エッセイのテーマと関連性があるか
- トピックの数がちょうどいいか
- 重複していないか
- 難しすぎないか・自分の英語力や知識で例を書けるか
これらの点をチェックして、修正が必要なら今のうちにやってしまいましょう。
トピックが決まったら、Topic sentenceのパーツを準備しましょう。ひとつの文章が作りやすいように・何について書くか忘れないためにTopic Sentenceのキーワードをいくつかメモしておきます。
例を用意する
トピックが決まって後はひとつのトピックにつきひとつかふたつの例を考えておきます。ここでは例として使うもののキーワードを準するようにしましょう。
例文のためのキーワードにはいかのような点に注意しましょう。
- Topicと関連している・脱線していないか
- 読み手が理解できるか・一般的に認知されていることか
- 主張をサポートできているか(理由付け)
- 矛盾していないか
Topic Sentenceの時と同じように、いくつかのキーワードをメモしておき、ライティングを始めたらそれをつなぎ合わせていくようにして文章(Supporting Sentences)を完成させましょう。
構成をきめる
エッセイに関しては基本の型を使うようにしましょう。すでに準備したThesis Statement, Topic Sentences, Supporting Sentencesのパーツからがほとんどの構成をかたちづくれるはずです。
いくつかのパターンとして以下の点を意識してください。
- TopicひとつでParagraphひとつ
- どういった順番でTopicを並べるか
- Paragraphの接続
この時点で時間的な余裕があればIntroductionとConclusionのキーワードも準備しておきましょう。
ライティングの文章構成について知らないという人は下の記事を読むことをおすすめします。これを知っているのと知らないのとではライティングの質にかなりの差が出てきます。
ライティングのコツの一つとして構成について解説します。構成は全体のパーツをつくることとそれをうまく組み合わせるために必要なスキルです。エッセイで使われる基本の型を用いて構成についての知識をつけましょう。
全体の一貫性と論理性をチェックする
全体の計画ができたら書き始める前にまずはチェックしましょう。修正が必要ならこの段階で手直しします。
以下のことをチェックしていきましょう。
- 一貫性(主張が途中で変わらないように)
- 論理性(Topicと例が主張を論理的に裏づけているか)
- エッセイの長さ(長すぎず短すぎず・時間内にかけるか)
ここで問題を見つけたら思い切ってTopicの変更や例の変更をしてください。もしそれによって自分の主張を変えたほうが書きやすいのであれば、思い切ってThesis StatementやConclusionでの意見を変更してしまいましょう。
ライティングの練習やテストでは、いいTopicが思いつかないときは柔軟に自分の主張を変えてしまって問題ありません。一方で仕事などでは調査や情報収集してから書けるので、じっくりと自分の主張を裏づけるTopicを見つけてから書くようにしましょう。
要点に肉付けをするようにしながら書く
全体の計画とチェックが終わったらいよいよ書きはじめます。実際にやってみればわかると思いますが、要所要所のキーワードがメモしてあるのでかなり書きやすいと思います。
ライティングを始めたら用意したキーワードをつなげていくことっで文章をひとつひとつ完成させていきます。
このときにいくつか気を付ける点は以下の通りです。
- 文法が単調にならないようにする
- パラフレーズをして同じ単語を繰り返さない
- 効果的な接続語を使って文章とパラグラフをつなぐ
- 文章を完成させたら必ずチェックしてミスを減らす(スペリング・文法など)
書き終わったら最終チェックをして単純なミスを減らすといいです。
段階的に練習する
エッセイを書きやすくなったでしょうか?何度も練習しないと難しいかもしれません。
もしもまだ難しくてエッセイを書ききれないという場合は、まず重要な部分であるThesis StatementとTopic Sentencesだけを書く練習をしましょう。
エッセイはこれらを書くだけで内容のほとんどが完成します。ほかのパーツはあくまでも読者の理解を助ける役割なので、いったん置いといても大丈夫です。
この2つを書くのに慣れてきたら、次はSupporting Sentencesを書く練習もしましょう。
Topic Sentencesだけでは読者を納得させるのは難しいです。Supporting Sentencesによって科学的・社会的な事実(Fact)や信頼できる第三者の情報などをつけえ加えることによってTopic Sentenceの信憑性・納得感をたかめます。
ここまでできるようになれば残りはあまり難しくありません。IntroductionとConclusionをそれぞれ練習すればエッセイが完成します。
まとめ
今回の記事では主にライティングのコツとしてしっかり書くことを計画することと、必要であれば段階的に練習することについて解説しました。
エッセイの計画についてまとめると以下のようになります。
- エッセイのお題を理解・明確にする
- トピックを決める
- 例を用意する
- 構成をきめる
キーワードをメモしていき、ライティングしやすくしましょう。
全体の計画ができたら
- 全体の一貫性と論理性をチェックする
- 要点に肉付けをするようにしながら書く
これによってライティングしやすいと感じるはずです。もし難しいと感じるのならば次のように段階的に練習していきましょう。
- Thesis Statement & Topic Sentences だけを書く練習
- Supporting Sentences を書く練習
- Introduction & Conclusion を書く練習
他にもライティングに必要となる知識やテクニックについて下の記事で勉強法としてまとめています。興味があればぜひ読んでみてください。
英語のライティングには文章構成や文語表現といった知識が必要で、さらにパラフレーズや英語のまま英文をつくるといったテクニックも求められます。この記事ではこれらを上達させるための勉強法を解説していきます。