英会話って言葉が詰まってしまったり、何をどう言ったらいいかわからないことがよくあるとおもいます。
実際のネイティブの会話ではお決まりの言い回し(フレーズ)やパターンが多く存在します。
これらを使えるようになれば、英会話でのリスニングとスピーキングの両方がうまくできるようになります。
この記事では以下のシーンを想定したフレーズを紹介しています。
- 思考【何を言おうか考えているとき】のフレーズ
- 感謝【お礼するとき・お礼されたとき】のフレーズ
- 謝罪【謝るとき・謝られたとき】のフレーズ
- 理解【言われたことがわかったとき・聞かれたことがわからない】のフレーズ
記事の最後に英会話フレーズを覚えるためのコツを簡単に紹介していますので参考にしてください。
目次
英会話でよく使うフレーズ
ネイティブにも頻繁に使われるフレーズを日常会話のシーン別(用途別)にまとめています。
- 思考【何を言おうか考えているとき】のフレーズ
- 感謝【お礼するとき・お礼されたとき】のフレーズ
- 謝罪【謝るとき・謝られたとき】のフレーズ
- 理解【言われたことがわかったとき・聞かれたことがわからない】のフレーズ
これらは少なくともオーストラリアでネイティブが頻繁に使っているものです。
簡単に覚えられる短いものから長めのフレーズまで紹介しているので、短いものから練習していくといいと思います。
思考【何を言おうか考えているとき】のフレーズ
いくつかのパターンに分けてフレーズを紹介します。
- 何かを言われて考えこむとき
- 自分から話し始めるまえに少し考えるとき
- 自分が言ったことを言い直す前に考えるとき
- 何か言った後にぼかしたいとき
何かを言われて考えこむとき
まずは”相手に何か言われて・聞かれて”考えるときのフレーズです。
英会話でなにかを聞かれたときや答えを求められたときに、答える前に考えるときがよくありますよね。
- 考えがまとまっていない
- 答えを探している
- 英語の文章を組み立てている
などなど・・・とくに英会話が苦手な人にはかなり使えるフレーズです。
すぐに言いたいことが言えないときはこういったフレーズを使うことで、相手に「今考えてるからちょっと待って」というサインをだせます。
ネイティブもしょっちゅう使っている、自然に聞これえるものを紹介します。これらを覚えて考える時間をかせげるようになると、英会話を上達させるコツです。
まずはいちばん簡単なこれです。hmm…は口を閉じて「ん~」みたいな感じで発音します。
hmm… も well… もなるべく音を伸ばして言うとより考える時間が稼げます:)
hmm….Well… と組み合わせればさらに時間を稼げます:):)
Let me … のフレーズで、考えているときに使われるものです。「考えさせて」といった意味合いですね。
わざとゆっくり言えばより時間が稼げます(「Leeet meee thiiiink…」みたいな感じです。ネイティブもたまにやります)。
例:
A - Hey, what do you want to eat for lunch?
B - Well, let me think… I feel like Asian food.
Let me do something は応用がしやすいフレーズなので、do something を変えていろんなことに使いながら覚えていくのがおすすめです。
自分の意見を頭でまとめているときや、答えの言い方に困っているときに使えます。
例:
A - Do you know what dragon fruit tastes like?
B - Yeah, how should I say… it’s kind of mild and sweet like kiwi.
自分から話し始めるまえに少し考えるとき
つぎに、自分から話しかけたり何かを言いたいときに、少し考えてから言うときに使われるフレーズです。
このフレーズには何の意味もありませんが、相手に「自分が今から何か言うよ」というサインをだすときに使われます。
例:
A: Gosh, it’s been so hot these day…
B: You know what, it will be even hotter tomorrow.
もしあなたがAで、逆にこれをいわれた場合は、何かを聞かれているわけではないので注意してください。ネイティブは日常会話で頻繁に言ってきます。
ちなみに”You know what”は何かに気づいたとき・知ったときに相手にそれを伝えようとして言うことも多いです。
これは少し強めに、相手の話をさえぎったり「これから大事なことを言うから聞いて」といった感じのサインを送れます。
相手に同意できないときに意見をする、アドバイスや注意をする、といったようなときに使えます。
例:
A: You know, I actually hate coffee. It tastes horrible and just too expensive.
B: Really? Let me tell you something. You will love it if you try coffee from this shop…
自分が言ったことを言い直す前に考えるとき
英会話では何か言った後に「あ~今の説明分かりにくかったかな?」とか、相手の顔を見て「なんか理解されていない気がする・・・」ということがあると思います。
そんなときに使われるおすすめのフレーズを紹介します。
基本であり、頻出フレーズです。うまく言えなかった・自分が言ったことが伝わっていない場合などに、言い直すときに使います。
例:
A: Morning mate, it’s going to be a good day today… I mean, we get paid don’t we?.
B: Oh yeah I see. Yes it’s gonna be a good day!
簡単なのですぐに会話で使えると思います。相手が分かっていなさそうな表情だったら「I mean,」と言って言い直しましょう。
超頻出のフレーズです。I mean と同じように言い直すときに使いますが、それ以外にも例えを言いたいときにも使います。
例:
A: Hey, let’s do something this weekend.
B: Hmm let me see… yeah okay. What do you want to do? Like, watch a movie?
この使い方以外にもただのリズムとして使う人もたまにいます。意味はないけどとりあえずlikeを入れて流れるように話す感じです。慣れてきたらっマネしてみるのもいいと思います。
“like”はある意味特殊な言葉でネイティブがかなり使っています。使い方さえわかれば簡単に覚えてすぐに使える便利なフレーズです。
I mean と同じような意味ですが、長めのフレーズです。自然に言えるようになるまで練習しましょう。
アレンジしての応用がしやすいので挑戦してみるといいと思います。
また少し長めのフレーズです。自分自身に聞くようにして言いうことで、「今考えてる・言い直そうとしている」というサインを送ります。
What I want to say is… のように頭で考えてから、まとめる、要約する、わかりやすく言い直す、といったときに使えるフレーズです。
慣れないうちはこれらフレーズを言うだけでも苦労します。何度も反復練習して、自然とスラスラっと言葉が出てくるまで練習しましょう。
旅行で行ったAlcázar de Segoviaメンテ中だったのが残念・・・ (Segovia, Spain)
感謝【お礼するとき・お礼されたとき】のフレーズ
次にお礼に関するフレーズです。
- お礼に使えるフレーズ
- お礼されたときに使えるフレーズ
の両方のケースを見ていきましょう。
お礼に使えるフレーズ
日常会話でのお礼はthank youを変化させたものやいくつかの感謝を表すtン後を使います。
Thank youやthanks以外にもcheersがよく使われます(とくにオーストラリアで)。
Taというのもあります。カジュアルなので仲のいい間柄で使ってみるといいでしょう。チャットやメッセージでタイピングするのが面倒くさい時に便利?です。
Thank you や thanks に言葉を付け加えて「すごく」感謝していることを伝えるためのフレーズです。
これはThank youをフォーマルに言うときに使います。仕事や役所での窓口なんかで聞けるかもしれません。
例:
A: Here’s the registration form you requested.
B: Oh thank you for that. Appreciate it.
このようにthank youを言った後に言うのもよくあります。以下のようにいくつかアレンジされて使われることが多いです。
- I appreciate that.
- Really appreciate it
- Much appreciated
- Appreciated if you can do ….
お礼されたときに使えるフレーズ
逆にお礼を言われたときに返すフレーズも勉強しておきましょう。
まずは基本のフレーズですね。You’re welcomeは丁寧な返事で好印象だと思います。you’reナシのWelcomeのみで返事をするのも自然でネイティブによく使われます。
日本語の「大丈夫」とか「いいよいいよ」にあたるフレーズです。
個人的には”all good”が使いやすいし聞こえがいいのでよく使ってます。”All good mate”とかよく言います。すぐに覚えて使えるフレーズなのでおすすめです。
No worrriesは有名なオーストラリアのフレーズですね。オーストラリアに来たら”No worries mate”を使う機会がおおいです。
no dramaとtoo easyはちょっとかっこいい(?)返事ですね。少し大げさに「いいってことよ」みたいな感覚でしょうか。
謝罪【謝るとき・謝られたとき】のフレーズ
つづいて謝罪に関するフレーズです。
- 謝るときに使えるフレーズ
- 謝られたときに使えるフレーズ
自分が謝すときと逆に相手に謝られたときの両方のケースをみていきましょう。
謝るときに使えるフレーズ
まずは自分が謝るときに使えるフレーズです。英語圏ではあまり謝らないとよく言われますが、たしかにその傾向はあると思います。しかし謝るべき時はしっかりと、以下のフレーズを利用して謝りましょう。
謝罪の基本であり無視できないSorryです。皆さん知ってのとおり軽めの謝罪からまじめな謝罪まで使える万能なフレーズです。
I’m sorryにするとより深く謝罪できて、I’m so sorry, I’m really sorry, I’m terribly sorryとさらに深い謝罪へと変化させることができます。
これらは単体でも使えますが、sorryも付け加えたほうが好印象です。
例:
A: Hey, where is milk? Didn’t you go out to buy it this morning?
B: Oh no,I forgot that. My fault, sorry.
Apologyはフォーマルな謝罪です。ビジネスでも使われますが日常会話でも丁寧な謝罪をしたいときに使えます。
どちらかというと少しフォーマルな会話のほうが雰囲気にあうので、日常会話で深い謝罪をするだけならばI’m so sorryで十分です。
謝られたときに使えるフレーズ
謝られたときはお礼を言われたときのフレーズ(welcome以外)を使うのが自然です。
I forgive you.などの「許す。」といった直接的な表現はあまり言わないので、It’s alrightやnever mmindを使うのが自然です。
ネイティブも大体はdon’t wworry about thatとかIt’s finee, never mindといったフレーズをよく使います。
理解【言われたことがわかったとき・聞かれたことがわからない】のフレーズ
慣れない英会話では相手の言っていることが分からないことがよくあると思います。そういったときに使えるフレーズを紹介します。
- 理解したときに言う・反応するときのフレーズ
- 聞かれたことを知らなかったときに使うフレーズ
理解したときに言う・反応するときのフレーズ
まずは相手の言ったことを理解できたときと、一部だけ理解できたときによく使われるフレーズです。
これらは基本的な相づちのように使えます。これらの反応をすると相手は話を続けていくので、もしわからなかったら言わないようにしましょう。
いっわれたことを理解した・了解したときなんかに使えるフレーズです。
I know what you meanは相手が言いたいことをうまくいいきれていないような時に使うのがより自然な言い方になります。共感を示すのにも使えるフレーズです。
理解できたか少し自信がない場合に使えるフレーズです。kind of と sort of は頻出フレーズで、いろいろな用途に使えるのでオススメです。
ちなみに発音はkinda(kind of)・sorta(sort of)とするとより流暢な英語になります。
同じように自信が無い時に言う少し長めのフレーズです。
get itやget youの応用です。I thinkやI hopeを使うことで自信のなさを表すことができます。
聞かれたことを知らなかったときに使うフレーズ
最後に、相手に言われたこと・聞かれたことを知らなかった場合に使えるフレーズです。
基本のフレーズですね。英会話ではよく使うと思います。
ひとつ気を付けたいのはI don’t knowは興味がなかったり、どうでもいいと思っている、ような印象を与えるので、なるべく(I’m) not sureのほうをおすすめします。
単にdon’t knowと低い声でいわれたらちょっとムカッとする人もいるかもしれないので注意しましょう。
それと”I don’t know”と”I didn’t know”は別の意味になるので注意しましょう。
- I don’t know - 知らない・わからない
- I didn’t know - 知らなかった(わからなかった)けど、今言われて知った(わかった)
例-1:
A: Where did I put my wallet?
B: I don’t know. (単純に答えを知らない)
例-2:
A: Actually, I like lime although I don’t like lemon.
B: Oh do you? I didn’t know that. (知らなかったけど、今言われて知った)
ちょっとだけ知っているけど100%自信はない、といったときによく使われるフレーズです。
ネイティブでもよく使っている一般的な言い回しなので、ぜひ覚えておきましょう。
聞かれたことについて全く知識がない・全然知らないときに使うフレーズです。
Never heard of itは「聞いたことない」「初耳」のような感じです。
don’t know at allはat allというイディオムで100%まったくわからないという意味になります。
I have no clueやNo ideaはもうちょっとかっこいい(?)ように聞こえる言い方ですね。
これらはすべて日常会話ですぐに使えるのでぜひ試してみてください。
フレーズの勉強方法
記事の最後にどのようにして英会話のフレーズを勉強すればいいのか簡単なアドバイスを書きます。
過剰がっ気にすると以下のようになります。
- とにかく使う・ムリにでも使う
- フレーズを日常的に使う機会をふやす・環境をつくる・環境へうつる
- 毎日継続して使う
- 新しいフレーズは1日に1つか2つで欲張らない
- いくつかのフレーズを組み合わせて使う
- 慣れたらバリエーションをつけて使う・応用する
これらのコツについての詳細は、次の記事にて解説していきたいと思います。
まとめ
今回は英会話における特定のシーンで使えるフレーズを紹介しました。
紹介したフレーズは以下のシーンで役に立ちます
- 何を言おうか考えているとき
- お礼するとき・お礼されたとき
- 謝るとき・謝られたとき
- 言われたことがわかったとき・聞かれたことがわからない
他の記事でもフレーズを紹介していきますので、覚え方の記事と一緒に読んでもらえると効果的に学習できるはずです。
Plaza Azoguejo (Segovia, Spain)