長文の速読を上達させて主旨(Gist)をつかむ方法

takto, 2020 May 22

Category: リーディングの勉強方法

英語の長文を読むのって本当に大変ですよね。しかも「テストで時間内に読みきれない。」とか「仕事で英語のメールを読まなきゃいけないけど理解するのにす時間がかかって残業することに・・・・」というように、読むのに時間がかかるとすごいストレスなんですよね。

速読ができるようになれば日本語のようにパーッと読んで内容の主旨(Gist)や要点がわかるようになります。

速読をマスターするコツはいくつかありますが、おもな方法は

  • 文章をフレーズで分解・読解する
  • パラグラフごとに要点をメモる
  • キーワードの取り捨て
  • 止まらずに読みすすめる

さらにおすすめの勉強方法が

  • しっかり読んだときに9割はわかる教材を使う
  • 長文の構成を理解する
  • 訳さずに英語のまま英語を読解する

目次

TOEICやIELTSなどのテストが分かりやすい例ですね。時間制限内に長文を読んで問題に答えなければいけませんから、単純に速く読んでさらに理解する必要があります。

それ以外でも仕事なんかで英語のメールや文書を読まないといけない人もいると思います。そういった人もあまり時間をかけていられないので速く読んで理解する必要がありますね。

テストであろうと仕事であろうと、長文の読解が目的ですよね。速読はそれを手助けするテクニックのひとつです。

長文をしっかりと読解するためには

  • 速読(Skimming)で要点を理解
  • 精読(Scanning)で詳細を理解

この2つのテクニックを使います。今回はこの速読について書いていきます。

速読で達成したいこと

速読というとスピードにばかり気を使ってしまいそうですが、ただ速く読んでも頭に入ってこないと意味がありません。

ここで速読をして達成したいことを2つ紹介します。

  • 長文の主旨(Gist)を理解する

速読をした結果、長文全体をとおして「つまり何が言いたいのか」、「何について書いてあるのか」、「おもな主張はなんなのか」ということを理解できるようにしましょう。

  • パラグラフごとに要点をつかむ

長文のどこにどういった情報があるか、要点やキーワードを明らかにしましょう。要点をつかんでおくことで、速読のあとにする精読がさらにしやすくなり、読解が楽になります。

つぎにこれらを達成するために必要な速読の練習方法とコツを解説していきます。

速読の練習方法とコツ

おすすめの速読の練習のしかたは以下のとおりです。

  • パラグラフごとに何について書いてあるか要点をメモする
  • フレーズで分解・かたまりで読解する
  • 重要でない言葉を捨てながら読む
  • 止まって考えこまずに読みすすめる

1つづつ解説していきます。

パラグラフごとに何について書いてあるか要点をメモる

最も大切なテクニックとして、速読をするときにはパラグラフごとに要点を理解してそれをメモするようにしましょう。

英語の文章では、おもなトピックが変わるとパラグラフを変えるように構成されています。

たとえば↓の例文で、読みながらキーワードに印をつけて、それぞれのパラグラフの横に要点を書いてみました(オレンジ色。青色はつぎで説明します)。

キーワードに印をつけて、パラグラフの横に要点をメモする

読解にかんしては、この時点で70~80%ほどの内容をとらえられるようにしましょう。

難しく感じるかもしれませんが、しっかりとキーワードさえ取り出せれば大体なにがかかれているかわかります。日本語を読むときもそのようにして読んでいると思います。

速読のあとに精読をするときにこのキーワードをみればどのパラグラフに何が書かれているのかすぐにわかります。

たとえばテストの問題を読んだときにも、どのパラグラフに答えがありそうかがすぐわかるようになります。

要点をメモするコツ:

  • 読みながらキーワードに印をつける
  • キーワードにならなそうなものはムシ・覚えようとしない
  • パラグラフを読んだら印をつけたキーワードをもとに要点を横にメモする

  • フレーズで分解・塊で読解する

    速読で文法を読むときにしたいことが、単語ひとつひとつ読解しようとせずにフレーズで考えることです。

    英語は単語のあいだにスペースがあるのでつい文が途切れて見えてしまうのですが、文の意味としてはフレーズごとにとらえていかないととてもわかりにくいです。

    さきのほどの例文に青色のマーカーで区切りをつけました。速読中にこのようにマークする必要はありませんが、頭の中でこのような区切りをつけて読むようにしましょう。

    わかりやすい2つめのパラグラフをみてみると、文を以下のように区切ってあります。

    Last fall, / Lisa and her friends decided / to take a camping trip / to Yellowstone National Park.

    この文では以下のように区切っています。

    • コンマ(,)が出てきた
    • 主語と動詞
    • 動詞についての詳細
    • 動詞についての詳細の詳細

    コンマはわかりやすい区切りですね。

    主語+動詞はそのあとに必ずなにをしたのかの情報がきます。意味としてはいったんここで区切っておくと、そのあとのフレーズを理解するために頭を整理しておくことができます。

    to + … はよくでてくる表現ですが、動詞についての説明や情報が書かれるので区切っておけば1つの意味の塊になります。

    最後の to + … も同じように、動詞の説明なので1つの意味の塊になります。

    こういった区切る方法を知っていると、速読中に頭では以下のように考えながら読めます。

    Last fall,(過去の話か・・・)/ Lisa and her friends decided (何を決めたの?)/ to take a camping trip (あ~キャンプね)/ to Yellowstone National Park(あ~そこに行ったのね).

    この英語の区切りは文法を勉強すればわかるようになります。

    文法の勉強に使えるオススメの教材は↓に書いてありますので興味があったらどうぞ。

    おすすめの本(文法):English Grammar in Use

    止まって考え込まずに読み進める

    もう1つのコツはわからない部分を止まらずに読み進めることです。

    速読(Skimming)の目的は全体の理解と要点をつかむことです。

    とりあえず読み続けて細かい部分よりもキーワード探しを優先しましょう、

    先ほどの例文の1つめのパラグラフを見てみると、

    The park is a popular destination for visitors who enjoy ecological tourism as it offers forests, mountains, and abundant ecosystems to explore.

    太字にしたものは人によってはわからないような単語です。これらを見たときに、とりあえず止まらずにそのまま進んでください。forestsやmountainsがあるのでなんとなく自然に関することかな?という感じで大丈夫です。

    こういった難しめの言葉はたいていはその周りの文を読むとなんとなく意味が分かるようにできています。

    細かい部分の読解には時間がかかるので、精読をするときに読解するようにしましょう。

    もしこういった単語がテストの問題と関係がなかったり、重要な情報ではなかった場合はただの時間のムダになってしまいますので、速読では時間をかけすぎないように注意です。

    速読を上達するためのアドバイス

    速読をするときのコツは以上のとおりですが、速読にも役立つ普段の英語の勉強のためのアドバイスがあります。

    • 精読したときに9割は理解できる教材を使う
    • 英語長文の構成を理解する
    • 訳さずに英語のまま英語を読解する

    では1つずつ解説していきます。

    精読したときに9割は理解できる教材を使う

    教材の選びかたですが、難しすぎるリーディング教材はオススメしません。

    どれくらいの難易度がいいのかというと、速読ではなくてしっかりと読んだときに9割は理解できる、というのが目安です。

    なぜかというと、それくらいのものでないと難しすぎて速読しても結局70~80%も理解できないからです。

    もしそれ以下の理解度になってしまうと文章全体の主旨がわからなかったり、それぞれのパラグラフで何が書かれているか要点がわからなくなります。

    そうなってしまうと速読の意味があまりなくなってしまいます。

    そして速読の目的が達成できないと、英語の読解が上達しません。

    英語長文の構成を理解する

    英語には基本の文章構成があり、それを知っていれば速読でキーワードを探すのが楽になります。

    たとえばパラグラフの構成が

    • Topic Sentence
    • Supporting Sentence
    • Concluding/Linking Sentence

    から構成されていることをを知っていると、どこに重要な情報があるのか予想する・注意を向けながら速読をすることができます、

    こういったことを知識として先に学んでおき、それから速読をして練習すればグッと効率よく上達できます。

    訳さずに英語のまま英語を読解する

    とうぜんですが英語のまま理解できれば圧倒的にはやく読解できます。

    英語脳をもっているとどう速読に役立つかというと

    • 訳さないので時間がかからない
    • 英語の構文の順番のまま読んで理解できる

    速読においてはこの2つが大きな利点になります。

    もし英語のまま理解できないと

    英語の言葉を日本語に直す時間 + 日本語の構文になるように文の最後からよう読み返す時間

    この2つでかなり余分な時間をつかってしまいます。しかもこれが1文1文におきるとなると、全体ではかなりの時間のロスになります。

    これからも英語を勉強したい、英会話力も向上したい人は本気で考えて見てください。

    僕がおすすめする使うための英語の勉強方法では英語脳をつくることが前提になっています。長期的にみて圧倒的な学習効果がでますので、ぜひ↓の記事で英語脳のつくり方を参考にしてみてください。

    本気で英語を上達させたいなら絶対に必要なこと:英語で思考する

    音読は英語脳ができてから

    最後に音読についてです。

    僕は音読は速読中にしないほうがいいとおもっています。

    なぜなら発音に気をとられてしまい、速読に集中できなくなるからです。

    それに適当によんでしまうことによって発音への悪影響も考えられます。

    例外としては発音がすでにでき上がっている人でさらに英語脳もできている人です。

    こういった人たちは日本語を音読して理解していけるように、英語でも同じようにして発音した自分の音を聞いてそのまま理解できます。

    大切なことは以下の2点です

  • 音読が速読による理解をさまたげていない
  • 音読をじぶんで聞いて、それが理解する助けになっている
  • こうなるためには発音と英語脳ができていないと難しいと思います。

    まとめ

    今回は英語の読解にひつような速読の勉強方法とアドバイスを書きました。

    速読は「文章全体の主旨(Gist)をつかむ」と「パラグラフごとの要点をつかむ」ことを目的にします。

    その速読をうまくする方法として以下を紹介しました。

    • パラグラフごとに何について書いてあるか要点をメモる
    • フレーズで分解・塊で読解する
    • 止まって考え込まずに読み進める

    さらに速読を上達するためのアドバイスとして以下を紹介しました。

    • 精読したときに9割は理解できる教材を使う
    • 英語長文の構成を理解する
    • 訳さずに英語のまま英語を読解する
    • 音読は英語脳ができてから

    速読以外にも英語の長文を読めるようになる勉強法を↓の記事でまとめているので参考にしてみてください。

    英語の語順は日本語と違うため、慣れないと何度も聞き返したり読み返さないと理解できないことが多いかと思います。原因は文法における言葉の順番の違いと、英語と日本語を行き来することに起因します。この記事ではまず文法と語順の型について解説して、英語の語順のままスッと理解できるようにするための効果的な勉強のしかたを紹介していきます。

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    Takto

    セルフィー

    海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

    経歴:

    • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
    • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
    • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
    • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

    プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

    プロフィールその2:希望とともに行動に移す

    プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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