「英語で話すことに苦手意識をもっており、英会話のときはいつも不安で緊張してしまう。」
そんな人ができる対策を紹介します。その対策とはおもに
- あらかじめ話すことを準備しておく
- 積極的に話しの主導権をとる
の2点です。
これらがどう不安や緊張を和らげてくれるのか、具体的にどのようにしてやればいいのか解説していますので、ぜひ読んでみてください。
目次
英語で話すときに不安になる理由
人は何が起きるかわからないと不安になります。英会話の場合はおもに以下のようなことについて考えてしまいます
- 相手の言っていることを理解できるかわからない
- 自分がうまく話せるかわからない
これらはさらに深いところでは「何を話す・話されるかわからない」というところに関係しています。
たとえば何を話すか決まっていない英会話のクラスよりも、「週末に何をしたかについて話し合う」といったお題がすでに決まっていた場合のほうがどういったことを話すのか予想ができますよね。
もう1つ大切なのが「誰と」話すかです。やはり人とのコミュニケーションでは好き嫌いや合う合わないがあります。
たとえば話し相手がまくし立ててきたり、こっちが何か言うのを待ってくれなかったり、そういった人と話さないといけないときは不安や怒りさえも感じてしまいますよね。
このような心配や緊張のもとを理解したうえで、それらを減らすためにできる対策について紹介していきます。
英会話の不安や緊張を減らすための方法
大きく分けて2つの対策があります。
- あらかじめ話すことを準備しておく
- 積極的に話して会話の主導権をとる
1は会話のまえにできることで、2は会話をしているときにできる対策です。
それぞれ理由とその効果についてみていきましょう。
あらかじめ話すことを準備しておく
先ほど「何を話す・話されるかわからない」という、会話のトピックやお題が心配のもととなっていると聞きました。
会話では何を話さなければいけないといった決まりはないので、それを先に決めてしまいましょう。
もし日本語で友達と会話をするときには、前日にあらかじめ話すことを考えてから会話をしないと思います。これは日本語ネイティブだから簡単にできることです。
しかし英会話のスピーキングが苦手な人は、考えることが多すぎてパニックになってしまいます。たとえば
などを考えてしまうので、日本語で話すときほどの余裕がありません。
ですのであらかじめ準備できることは準備しておきましょう。そうすることである程度のスピーキングの内容をイメージできるようになり、不安が和らぐはずです。
たとえば、「明日の英会話のクラスでは自分の趣味である料理について話そう」と前日のうちからきめてしまいましょう。そうすると
といった具合に、どのような会話をすることになりそうかも考えておけば、心の準備ができているので不安が少なくなります。
初心者であればあるほど、自信のない人ほど事前に準備しておくことがリラックスして英会話をするいい対策になります。
話の内容を予想して使えるフレーズを準備・練習する
話す内容を先に決めておけば、そのトピックに関する言葉やフレーズなどを準備することができるようになります。
これによって
- 使える言い回しを練習しておく
- 英会話の本番で言葉を思いつく必要がなくなる
- 不安が少なくなる
というように心が楽になります。
先ほどのカレーについての話しをしようと決めた場合は
- 使えそうな単語を確認(curry, cooking, hobby, weekend, tasty, spice, ingredients, restaurants, recommendation, など)
- 使えそうなフレーズを確認(too spicy to eat, I used to use sweet potato, this restaurant is not as good as the other one など)
といったように連想できる単語やフレーズを考えておくことができますね。
不安な人ほどこのような準備をしておくことで、より心の余裕が生まれてくるはずです。
積極的に話しの主導権をとる
事前に会話のトピックやそれにかかわるフレーズを準備しました。
さてついに英会話の本番ですが、まだ少し不安や緊張をしているでしょう。こうなるとなかなか話すことができなかったりするんですよね。
でも実は逆に積極的に話すほうが不安を取り除くことにつながって、緊張もほぐれていきます。
自分からどんどん話していくとなると心配になることが
といったことです。しかし実は不安や緊張を取り除くために間違いや失敗をするべきなのです。
相手がこっちの英語力を理解して調整してくれる
まず始めに言っておくと、自分の英語の下手さは隠せないし取り繕えません。
ネイティブや上級者からすると、たった一言喋るだけでだいたい分かってしまいます。
ですので開き直ってどんどん話して発音、単語や文法などを間違えていきましょう。すると相手は聞いているときにこう思います
なにをしているのかというと、こちらのレベルに合わせて聞き方や話し方を調整しています。
会話ではお互いの意思疎通が目的ですから、そのために相手も努力をしてくれます。
つまりこちらが積極的に話していけば、相手がこっちの実力を把握してくれて、それに合わせて会話をしてくれるということです。
これによってどんどん話がしやすくなり、意思疎通がうまくいきはじめて不安や緊張がなくなっていきます。
もしもあまり話さずに聞いているだけだと相手はこう思います
こんな感じで会話が進んでいってしまいます。そうなるともう「どうしようわかんない・・・」「何か聞かれたらどうしよう、答えられない・・・」といった不安や緊張がでてきます。
ですので、そうなる前に事前に考えたトピック(カレーの話)で会話を始めて、自分のペースに相手を引き込んでください。そうしないと準備したトピックやフレーズもムダになってしまいます。
こういったテクニックでこちらからどんどんスピーキングをすることで、相手に自分の英語力を理解させましょう。攻撃は最大の防御なりです。
調整してくれなかったらもっとやさしい人を探す
こちらの英語力を把握してえもらったとしても、人によってはなんの調整もせずに理解できないようなことを話し続ける人もいます。
もし相手がこういった独りよがりだった場合には、話し相手を変えましょう。
こういう人は必ずいます。でもそうでない、いい人・やさしい人もたくさんいるので、そういった人と話すようにしました。
このときに決して「自分の英語力が低いせいだ」などと思わなくていいです。
こっちは日本人で英語の勉強中なんだからできなくて当然です。「英語で話してあげるだけありがたいと思えよ」くらいに思っちゃってください。
大人になるとついプライドや恥ずかしさを感じてしまいますが、それでも苦手な英会話に挑戦しているあなたは十分に尊敬に値します。
そのことをわかってくれる話し相手を探すようにしましょう。
そうすれば英会話がどんどん上達していき、そう遠くない未来に英語で不自由のない会話ができるようになります。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。最後に「英会話が苦手でうまく話せるか不安・緊張してしまう人ができる対策」のまとめをします。
英語で話すときの不安や緊張はには以下の原因があります。
- 何を話す・話されるかわからない
- 相手の言っていることを理解できるかわからない
- 自分がうまく話せるかわからない
- 誰と話すかわからない
- 自分とウマが合うかわからない
- 英会話が苦手な自分とよく接してくれるかわからない
この不安をとりのぞく・緊張をほぐすためにできる対策は以下の通りです。
- あらかじめ話すことを準備しておく
- 話の内容を予想して使えるフレーズを準備・練習する
- 積極的に話しの主導権をとる
- 相手がこっちの英語力を理解して調整してくれる
- 調整してくれなかったらもっとやさしい人を探す
とくに英会話の初心者や、不安や緊張をしてしまう人にオススメの方法ですので、ぜひ試してみてください。
余裕をもって英会話ができるようになれば上達がはやくなり、さらに英語で話すことが楽しくなりますよ:)
スピーキングを伸ばすためには精神的な部分だけでなく勉強法も重要です。下の記事で勉強法をまとめているので興味があれば読んでみてください。
英語のスピーキングの勉強法は自分で英文をつくることときれいに発音する練習をしましょう。そして英会話やプレゼンなどに必要な知識とスキルを身につけていくことでスピーキング力を底上げしていきます。