英語の文法で紛らわしいものの1つが”as long as”と”as far as”です。
これらのよく使われる2つの意味をそれぞれ簡単に説明すると以下のようになります。
この記事では1の意味(条件と範囲)について短くわかりやすく解説します。
目次
as long as の使い方
as long as = only if です。つまり「何かの条件を満たす限り」という意味をつくれます。
文章は以下のようにつくります。
【条件を満たした時の結果】 as long as 【条件の内容】
もしくは
As long as 【条件の内容】, 【条件を満たした時の結果】
↓のように条件の結果と条件の内容が逆にならないように要注意です。
【条件の内容】 as long as 【条件を満たした時の結果】
as long as を使った例文
わかりやすくするために、”as long as”を使ったいくつかの例文を紹介します。
簡単な例文:
否定形の条件を使った例文:
このように特定の条件を満たしたときのみに、その結果や行動について言いたいときに使います。
as long as を言い換える(パラフレーズ)
“as long as”を他の言い方にするとより理解しやすくなります。
言い換えるとすると以下のような方法があります。
- ____ if ____
- ____ only if ____
- ____ provided that ____
- ____ given that ____
- ____ on the condition of that ____
“as long as”はかなり一般的に使われる表現なのですが、他にも↑のような表現を使えばより幅広いスピーキングやライティングができるようになります。
as far as の使い方
as far as = limit of です。つまり「何かの範囲の中では」という意味をつくれます。
とくに「限界があるとき」「自信がないとき」や「100%ではないとき」などによく使います。
文章は以下のようにつくります。
【範囲の中で言えること】 as far as 【範囲の内容】
もしくは
As far as 【範囲の内容】, 【範囲の中で言えること】
↓のように範囲の中で言えることと範囲の内容が逆にならないように要注意です。
【範囲の内容】 as far as 【範囲の中で言えること】
as far as を使った例文
“as far as”を使った例文で理解を深めましょう。
簡単な例文:
返事として使う例文:
このように「知っていること」や「できること」などに限界があるときによく使います。
as far as を言い換える(パラフレーズ)
もし”as far as”を言い換えるとすれば以下のような表現ができます。
- ____ as much as ____
- ____ in respect to what ____
- ____ with regard to what ____
- ____ to the extent that ____
- ____ in the limitation of what ____
この中では”as much as”が一番しっくりくる言い換えで、ほかの表現は場合によっては意味が少し変わってしまうので気を付けましょう。
as long as と as far as の違い:まとめ
“as long as”と”as far as”の意味の違いと、使い方について解説しました。
意味の違いをまとめると
【条件を満たした時の結果】 as long as 【条件の内容】
【範囲の中で言えること】 as far as 【範囲の内容】
です。
例文で比較すると
I study English(=条件を満たした時の結果・行動)as long as I need it(=条件).
English is difficult for Japanese(=範囲の中で言える意見)as far as I know(=知る限りの範囲で100%の自信はない).
となります。
違いがわかったらあとはスピーキングとライティングで使っていけばすぐに覚えることができます:)