THの発音は舌の位置でほぼ決まる【コツをシンプルに解説】

takto, 2020 June 22

Category: 発音の矯正と練習

更新日:2020/09/05

  • thの発音が難しい・うまくできない
  • 日本語の「ス」や「ズ」のように発音してしまう
  • 自分じゃ出来てるのかよくわからない

【th】の発音で悩んでいる人へ、この記事では【th】の発音のしかたとコツをイラストとともに解説します。この記事を読むことで以下の3つができるように書いています。

  • THを正しい舌の位置で発音できる
  • THの【θ】と【ð】の2種類の発音を使い分けられる
  • THの音を含む単語を聞き間違いされずに発音できる

それでは始めていきましょう。

THは舌先を前歯の下につけて発音

THは舌先を前歯の下につけて発音できるかどうかでほぼ音が決まります。

逆に舌の位置が悪いと他の音に聞こえてしまうため、聞き手に誤解されてしまいます。

例えば舌の位置が悪いと「think」が「sink」に聞こえてしまうように、「s」や「ス」の音になってしまいます。

わかりやすく比較するために、「TH」「S」「ス」の舌の位置をイラストでみてみます。

th_ス_sの発音の仕方

THは舌を前歯の下につけますが、「s」や「ス」は舌をどこにもつけません。この舌の状態を維持したまま空気をはいて出てくる音がTH(θ)の音です。確認のために「TH」と「S」の音を聞いてみましょう。

thinkの発音

sinkの発音

THをきれいに発音するコツとしては、舌を歯で挟むことで音を安定させる方法です。THは息をはいているときに舌が動いてしまうと音が変化してしまうので、舌を歯で挟むようにすると音を安定させることができます。

どうしても出来ない人・出っ歯なのを心配している人の解決策

舌先を前歯の裏につけて発音しましょう。このときに空気が歯と下の間から通るようにすればTHの音がだせます。

僕も舌先を前歯の下まで動かすのが面倒なときにたまにこの方法で発音しますが、ネイティブもちゃんと聞きとってくれます。

難しいと思われがちなTHの発音ですが、舌の位置さえ間違えなければ案外すぐにできるようになります。

THの2種類の音の使い分け

THの発音は2種類あり、発音記号であらわすと【θ】と【ð】です。喉を鳴らすのが【θ】で鳴らさないのが【ð】となり、口や舌の使い方は全く同じです。

【θ】はいわゆる無声音で、「think」などの喉を鳴らさずに息をはいて音を出します。空気が抜け出ていく感じの音に聞こえます。

【ð】は有声音と言われる音で、THの舌の位置で「the」などの喉を鳴らして音を出したものです。音を出した時に喉の振動が口全体や舌にも伝わるはずです。

THを含む単語と発音のコツ

最後にTHを含むよく使う英単語を間違えやすい単語との比較で紹介していきます。

TH【θ】の音は【s】の音と間違われやすいです。舌が最低でも前歯の裏についていないとTH【θ】に聞こえませんが、それさえできれば【s】と聞きとられることは激減するはずです。

音の違いを表現すると

  • 【θ】自転車のタイヤから空気が抜けるような音
  • 【s】はその時にタイヤをつまんで圧をかけたときの音

という感じで、【θ】はやわらかく【s】は鋭いという違いがあります。

聞き間違いされやすい単語

TH【θ】S
thanksank
thinksink
thoughtsought
thingsing
throwslow
worthworse
mouthmouse
bothboss

間違えやすい【s】の発音については下の記事で解説しているので比較するためにも読んでみてください。

【s】と【sh】の発音は口の形でほぼ決まります。この2つの音はカタカナ発音の影響のせいでうまく発音できていない・間違った発音をしている人が多いです。この記事ではとくに似ていると思われている「ス」「シ」【s】【sh】の違いをイラストつきで解説しています。さらに音を間違えやすい単語やほかの音との組み合わせの練習になる単語を紹介しています。

TH【ð】のほうは喉を鳴らすので、【s】の喉を鳴らした音である【z】と間違われやすいです。原因はやはり舌の位置が悪いからで、それができれば問題なく聞きとってもらえるでしょう。

もう1つ聞き間違いされやすい音が【d】で、舌が前歯の裏よりも上(歯茎)にあたっていると【ð】よりも【d】に聞こえてしまいます。

聞き間違いされやすい単語

TH【ð】Z / D
thisdis (disable など)
thenzen
withwiz
eithereasier
there
weather
mother
father

TH【ð】は他の単語に聞き間違えられるというよりは、単純に通じないことが多くなります。

TH【θ】は日常的に使う単語が多いので、【S】と聞き間違いされないように舌の位置にしっかりと注意して発音しましょう。あせって発音しようとすると起きやすいので、慣れるまではゆっくり発音することをおすすめします。

まとめ・次のステップ

この記事では「TH」の発音のしかたとコツを紹介しました。

  • THは舌先を前歯の下につけて発音する
  • 喉を鳴らす【θ】と鳴らさない【ð】の2種類がある
  • TH【θ】は【s】と、TH【ð】は【z】【d】と間違えられないように注意

【th】のみの発音ができるようになればあとはいろいろな単語での発音練習、そして文での発音を練習していけば問題なく【th】の発音を使いこなせます。

発音練習のしかたについては下の記事にまとめているので参考にしてみてください。

英語の発音にはいろいろな練習方法がありますが、ただネイティブのマネをしようとするのはNGです。効果的な練習のしかたは、「何を」「どうすれば」上達するのかを具体的に考えてする必要があります。この記事ではその具体的な方法とその理由、さらに役に立つ教材を紹介していきます。

下の記事ではほかの発音記号についてもまとめて解説しているのでひと通り読み方を確認してみてください。

英語は発音記号を練習するだけで相手に伝わるようになります。日本人の多くはすでに十分な単語と文法を学校で学んでますが、発音だけが小学生以下のレベルなせいで相手に何を言っても通じない状況です。この状態を抜け出すための発音記号の学び方を解説していきます。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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