こうした疑問に答えていきたいと思います。
この記事では以下の3つのポイントについて例文を使いながら解説していきます。
- “How come”文法の意味と使い方
- どうして”How come”で「なぜ?」という意味になるのか
- “How come”と”Why”の文法と使い方の違い
目次
“how come ~?“文法の意味と使い方
“How come ~?“という文法で「なんで~なの?」という疑問を表す意味になります。
使い方にはおもに↓の2通りあります。
- How come?(なんで?)
- How come someone does something?(なんでsomeone does somethingなの?)
この2つの使い方の例をみてみましょう。
“how come”で「なんで~なの?」という意味になる理由
How come?は直訳すると「どうやって来たの?」という意味になりそうですよね。
なのにどうして”why”と同じような「なぜ」という意味になるのでしょうか?
実は”how come”は省略された文法です。
何をどう省略しているのか、↓の例文で解説していきます。
つまり”something comes to become something”という表現を省略しているということです。
もう少し「なぜ」という意味になる理由について踏み込むと、「言っていることのロジックをたどれないから」と考えることができます。
さきほどの例文をみてみると
- 先週はコーヒーが$4だった。
- 今日はコーヒーが$6する。
- コーヒーの値段が一週間でこんなに変わる?なんで?理由は?
- How did it come from $6 to be $4 in a week? How come?
というような流れを”How did it come from ~ to ~?“と表現していると言えます。
「なんでそうなるの?」→ “How does it come to this?” → “How come?”
というように辿っていけば”how come”という文法で「なぜ」という疑問の意味になるかがわかると思います。
“how come”と”why”の文法と使い方の違い
“how come”と”why”はどちらも「なんで?」や「なんで~なの?」という意味ですが、使いかたに微妙な違いがあります。
- how come:驚き、ネガティブなことによく使う
- why:どんなときでも、疑問にも使える
“why”はいつ・どんなことにも使える「なぜ?」という意味の文法ですが、”how come”は驚きやよくないことに対しての「なぜ?」という意味で使われます。
さらに”how come”と”why”には文法の構文に違いがあります。
- “how come” + someone does something?
- “why” + does someone do something?
“why”は通常の疑問文のように”why do you do something?“という形になりますが、”how come”は疑問文とは違い肯定文の形になります。
この2つの構文を使い分けると以下の例文のようになります。
“how come”文法の応用
つぎに”how come”文法の応用のしかたを紹介していきます。
- 否定形
- 過去・未来・進行形・完了形
での使い方ををみていきます。
否定形
“how come”の否定形の文法は以下のような構文でつくることができます。
- how come + someone does not do something
- how come + someone is not something
これらを例文でみると以下のようになります。
“how come”に”not”を付けただけの以下のような文法表現は一般的に使わないので注意です。
how not comehow come not
過去・未来・進行形・完了形
さらに”how come”の文法の応用として過去・未来・進行形・完了形での使い方も例文を使いながら紹介します。
みての通りどれも通常の肯定文の文法を”how come”の後につけるだけです。
“why ~“との違いに気をつければ簡単に応用することができるはずです。
まとめ
今回は”how come”の意味と使い方について解説しました。
要点をまとめると以下のようになります。
- 意味:「なぜ?」や「なぜ~なの?」という疑問を表現する
- 文法:”How come?“もしくは”How come someone does something?”
- Whyとの意味の違い:”how come”は驚きや、ネガティブなことに対してよく使う「なぜ?」という口語表現
How come?は英会話でよく使う表現なので覚えておくと便利です。
どちらかというと少し感情的・驚きを含んだ「なんで~なの?」という言い方になるので、相手に与える印象を分かったうえで使うようにしましょう。