“How many”の文法についてこういった疑問をもっている人に向けた内容になっています。
この記事を読めば
- How manyの意味と使い方がわかる
- How manyを使える対象と使えない対象がわかる
- How manyとHow muchの違いと使いどころがわかる
この3つのポイントをおさえることができます。
目次
【how many】文法の意味と使い方
【How many ~】という文法で「いくつの~」という数や量について質問することができます。
「~」の部分に入れる言葉(対象)を変えることでいろいろなものについての数・量を訊けるようになります。
たとえば以下のようなものです。
- how many bags(いくつのバッグを・・・)
- how many classes(いくつのクラスを・・・)
- how many emails(いくつのメールを・・・)
- how many friends(何人の友達を・・・)
- how many English words(いくつの英単語を・・・)
ただこれでは文が完成しないので、主語と動詞を付け加えて疑問文を完成させましょう。
- How many bags do you have?(いくつバッグを持ってるの?)
- How many classes do I need to take?(いくつクラスをとる必要があるの?)
- How many emails did you receive yesterday?(いくつメールを送ったの?)
- How many friends could you make?(友達何人できた?)
- How many English words do you know?(何個の英単語を知ってるの?)
【How many ~】のあとに主語と動詞がつけば何を質問しているのかはっきりしますね。
例外として、会話の流れでhow manyの対象とその主語と動詞がすでにはっきりしているときはこれらを省略できます。
たとえば
I have so many meetings today.
に対する返答は↓の3つのどれを使ってもOKです。
- How many meetings do you have?
- How many meetings?
- How many?
【howw many】文法のポイントは【How many ~】で1つの意味の塊になる、ということです。
英文の意味を理解するためには”How many eggs / do you want to buy?“というように”/“で意味の区切りをつけるとわかりやすくなりますよ。
【how many】文法で訊けることと答え方
【how many】文法で訊けることと、それに対する答え方をもう少し深くみていきましょう。
【How many ~?】で質問できるものは数えることができる(countable)ものや人です。
つまり↓のような言葉は【how many】できくことができます。
- “s”をつける複数形のもの:cars, bags, jobs, oranges
- 特殊な複数形のもの:people, children, men, women, mice
そしてhow many ~?で質問されたら、具体的な数もしくは抽象的な量で答えます。
いくつかのhow many文法を使った質問と答えの例を↓に書いたので参考にしてください。
How manyと訊かれて正確な数が分からなくても”just a few”や”a lot”といった感覚的な量で返答できるので、困ったときは使っていきましょう。
【how many】文法を使えないもの
つぎに【how many】文法を使えない対象を確認していきましょう。
基本的には、「区切ることができないもの」=「数えることができないもの」=「How manyが使えない」、です。
たとえば以下のようなものは数えることができないのでhow manyを使うことはできません。
- 気体のもの:air, oxygen, gas
- 液体のもの:water, juice, beer, coffee(これらは会話でhow manyと使うこともあります)
- 何かのグループ:fashion, food, software
- 素材や食べ物:cheese, meat, wood, iron
- 概念や考え:knowledge, money, safety, correctness
- 感情や気持ち:anger, sadness, embarrassment
こういった数えられないものでも、数えられるものの単位を利用すればHow manyを使えるようになるものもあります。
↓の表にいくつかの例を紹介します。
数えられない単語 | 数えられるようにした例 |
---|---|
cheese | How many slices of cheese |
wood | How many pieces of wood |
study | How many hours of study |
jam | How many tins of jam |
food | How many meals |
sugar | How many spoons of sugar |
meat | How many grams / slices of meat |
このように数えられるものを使えれば、液体や食べ物なんかはhow manyで質問できます。
でもknowledgeとかsadnessなんかは瓶に詰めたりできないので数えられませんよね?
さらに言うとチーズが塊で売られていて、スライスされていなかったら”How many sices of cheese”とは言えませんよね?
そういうときには【how much】を使います。
【How much】は数えられないものに対して「どれくらい(の量)?」と訊くときに使います。
詳しい【how much】の文法は↓の記事で解説しているので、、よければ参考にしてください。
How muchには「どれくらいの」や「いくらの」という何かの量と値段について質問することができます。どうやってこの2つを使い分ける・聞き分けるかわかるでしょうか?文法の違いを明確にして正しいhow much文法を使えるように、文法のルールを解説しながら例文を使ってわかりやすく説明していきます。
【how many】の文法:まとめ
今回は【how many】の文法について解説しました。
要点をまとめると以下のようになります
- 【How many ~】で「いくつの~」という数や量について質問することができる
- 【How many ~ + do + 主語 + 動詞 ?】で疑問文を完成させる
- 【How many ~】で質問できる対象は数えることができるものや人
- 【How many ~】での質問には具体的な数か抽象的な量で答える
- 【How many ~】は数えることができないものに対しては使えない
- 数えることができないものに対しては以下の2つの方法を使う
- 数えられるものの単位を利用して【How many】を使う
- 【How much】を代わりに使う
対象によっては数えられるのか数えられないのか微妙なものもあります。
そういったときには【How much】を使ったほうが無難です。
もしも”How many glasses of ~“や”How many chunks of ~“といった言い方ができるのであれば【how many】でも質問してみるといいと思います。
こうした表現は文法の勉強よりもリスニングやリーディングで覚えていくことも多いです。
基本とよくあるパターンを文法の勉強で学んだら、その応用としてリスニング・リーディングでさらに知識を吸収していきましょう:)