更新日:2020/10/04
英語の勉強をしていて「I don’t know what to do.」のような表現に出くわしたことがあるかもしれません。
この”what to do”が文法的におかしく見えるし何なのかよくわからん、という人へ「what to do」の文法と使い方について解説していきます。
記事の内容
「what to do」の文法
「I don’t know what to do.」という文を聞いたことがあるかもしれません。これは「なにをすればいいのかわからない。」という困っているときに使う英文です。
この「what to do」というのは「疑問詞 + to + 不定詞」の文法の1つで、下の表にあるように違った疑問詞との組み合わせで意味の塊をつくることができます。
疑問詞 | 意味 |
---|---|
what to do | 「何を」すればいいか |
who to do | 「誰が」すればいいか |
when to do | 「いつ」すればいいか |
where to do | 「どこで」すればいいか |
how to do | 「どう」すればいいか |
いずれの場合にも「~すればいいか」という意味になり、「should do」と似た使い方になることが多いですが、違いがあります。
「should」ではなく「疑問詞 + to + 不定詞」の文法を使う理由はおもに以下の2つです。
理由 | 例文と説明 |
---|---|
1. 文節の主語が同じとき |
|
2. 「するべき」かどうかでなくて単純に「したいかどうか」が言いたいとき | I decided what to eat. 「何を食べるか決めた = 何を食べたいか決めた」 |
この2つのケースに当てはまる場合には「疑問詞 + to + 不定詞」文法を使いましょう。
次に文のつくり方を解説していきます。
文のつくりかた
「what to do」のような「疑問詞 + to + 不定詞」は名詞のフレーズになります。
つまりどういうことかというと、このフレーズを主語か目的語として使えるということです。この2つの場合における文のつくりかたを説明していきます。
1. 目的語として使う
構文は:主語 + 動詞 + 「疑問詞 + to + 不定詞」、となります。
例文 | 意味 |
---|---|
I ’m not sure what to do to improve my English. | 「英語を上達させるために何をすればいいのかよくわからない。」 |
Let’s think about what to do. | 「何をするか一緒に考えよう。」 |
We shoud decide when to meet tomorrow. | 「明日のいつ会うのかを決めておいたほうがいいよ。」 |
I need some time to think about which to choose. | 「どれを選ぶか考えるのに時間が必要だ。」 |
2. 主語として使う
構文は:「疑問詞 + to + 不定詞」 + 動詞 + 目的語、となります。
例文 | 意味 |
---|---|
What to do is more important than why. | 「なぜよりも何をするかのほうが重要だ。」 |
What to believe is up to you. | 「何を信じるかはあなた次第だよ。」 |
Where to study affects my productivity. | 「どこで勉強するかは生産性に影響する。」 |
目的語として使うほうが多いので、まずはそっちの使い方で文をつくってみましょう。慣れてくれば「疑問詞 + to + 不定詞」が「名詞の塊」として考えられるようになり、英文の理解がしやすくなるはずです。
さらに発展的な文のつくりかた
さらに応用した文法を3つ紹介します。
発展的な文法 | 例文 |
---|---|
1. 「疑問詞 + something + to + do」 (~を~するかどうか) |
|
2. 「疑問詞 + to be done」 (~されるかどうか) |
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3. 「疑問詞 + to + do + 補語」 (~のために・~と一緒に・~までに~するかどうか、など) |
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基本的な構造は同じですが、ほかの文法との組み合わせによって「より詳細な対象」や「能動・受動態」の変化をつけることができます。こうした応用を練習していけばさらに文法の表現の幅が広がっていくので、日常の考え事を英語ですることで練習してみましょう。
今回はあまり言及しなかった「how to do」文法に関しては↓の記事にて解説しているので参考にしてください。
英語の文法のひとつであるhow toは「~のやり方」といった、なにかの方法についての意味をつくる文法です。how toを使うときのルールやよくある言い回しを記事で紹介していきます。さらに否定形と似た表現をほかの5W1Hでつくる方法も解説していきます。これを読めば実践で使うのに十分な知識を得られるはずです。
まとめ
今回は「what to do」という文法について解説しました。
要点をまとめると以下のようになります。
- 「what to do」で「何をするか」という意味の名詞のフレーズになる
- 文法的には「疑問詞 + to + 不定詞」となり、「what」の代わりに他の5W1Hを使うことができる
- 主語や目的語として使うことができる
3つの単語(what + to + do)で1つの意味の塊、ということが感覚でわかるようになれば理解しやすくなるはずです。