海外で就職できるような英文法を身につけるには・・・「English Grammar in Use」1冊だけやれば十分です ^^
こういった勉強が定石ですがこれは英検のようなテストで点数をとるための勉強ですね。
ですが文法の解説は理解したらもう読まなくていいし、問題も理解度を確認したらもうやらなくていいです。
大事なのはその後に文法を使って英文をつくったり人とコミュニケーションをとることです ^^
英文法の勉強のしかたも含めて
- なぜ「English Gramar in Use」が良いのか
- なぜこれ1冊だけで十分なのか
- 具体的にどうやって勉強すればいいのか
これら3つについて書いていきます ^^
記事の内容
英文法を海外就職レベルにする勉強法
英文法の勉強法の定石は
- 文法書を何度も読み込む
- いくつもの参考書を読んで文法を網羅する
- 問題をたくさん解く
しかし文法の解説は何度読んでも一緒です ^^; わざわざ何周もしたり本を変えて同じことを繰り返す必要はありません。
問題を解くことに関しては本来は「問題 = 相手が言っていることを理解できるか」や「問題 = 自分の言いたいことを言えるか」です。穴埋めとか並び替えとかのファンタジーではありません ^^; なので問題を解くことは勉強というより「文法の使い方の確認」ができれば十分です。
実生活で文法を使えるようになるためには以下のやりかたへとシフトすることが必要です。
- 文法の解説は1度読んで理解したら終わり(完璧に理解しなくていい)
- 問題は理解度を確認できたら終わり(何度もやる必要なし)
- とにかく文法を使って話す・書く(自然に英文をつくれるようにする)
- フィードバックをもらって改善する
正しく英文法を使って話したり書いたりするためにはその練習をしていく必要があります ^^
そしてこの勉強法に適しているのが「English Grammar in Use」というわけです。
なぜ勉強法をシフトすべきなのかや、具体的にどうやって勉強していけばいいのかは下の記事で詳しく解説しています (^^)
英文法の勉強法で大切なのは知識ばかり増やしていないで、学んだ文法を使いまくることです。使える英文法を習得するためには「1冊の参考書」で「アウトプットを重視」して「英語で勉強」するという勉強法がシンプルかつ効果的だということを解説します。
ここからは「English Grammar in Use」の紹介・おすすめする理由・本の使い方についてフォーカスして書いていきます。
おすすめの英文法の参考書「English Grammar in Use」
冒頭で言ったとおり「English Grammar in Use (Intermediate)」が僕のおすすめの文法書です。
この本の概要は
概要 | 詳細 |
---|---|
著者 | Raymond Murphy |
言語 | 英語 |
チャプター数 | 145 |
ページ数 | 約400 |
対象者 | 世界中の英語学習者(ESL: English as a Second Language) |
「English Grammar in Use」は何度も改訂されてきた本で世界中の英語学習者に向けて書かれた教材です。
なので本の中身はすべて英語で書かれています・・・が、簡単な英単語や文法だけで書かれてます(対象読者が英語学習者なので)
この本はかなり分厚いですがページ数の割には時間はかかりません(理由は後述)
「English Grammar in Use」を使う理由
ではなぜ「English Grammar in Use (Intermediate)」を使うべきなのか理由を説明していきます (^^)
- 英語で英語を学べる
- 解説がシンプルでわかりやすい
- 必要最低限の文法を網羅できる
理由は主にこれら3つです。それぞれもっと詳しくみていきます。
理由1:英語で英語を学べる
文法だけでなく英語力を海外で就職できるくらいにしたいなら英語で英語を勉強しましょう ^^
「English Grammar in Use」はそのための最適な文法の参考書です。なぜかというと
- 簡単な英単語や文法しか使われていないので案外わかる
- 英語のまま理解する練習になる(リーディング)
- 英語で英文法を説明できるようになる(スピーキング)
- 英語で思考するクセがつく(英語脳)
このように英文法の知識がつくだけでなくその先に必要となるスキルへの布石になります (^-^)
「日本語 → 英語」や「英語 → 日本語」と変換するのは翻訳で、翻訳はそれ自体が高度なスキルです。英語を習得したいのに翻訳の練習を同時にしていると非効率的です ^^;
英語学習者のために書かれた本書はかなり易しい英語で書かれているので案外かんたんに理解できますよ ^^/
英語で英語を勉強すべき理由は「英語で英語を学ぶ勉強法こそがリアルで使える英語力をつくる」で詳しく書いてます。
理由2:解説がシンプルでわかりやすい
「English Grammar in Use」の文法解説は終始シンプルかつ簡潔にまとめられてます。
具体的には
- 解説は必要最低限で読む量が少ないが理解しやすい
- 重要なところはイラストなどでも補足されている
- 似ている文法との比較や違いが説明されている
- 専門用語がほぼない
という特徴があります。
例えば
こんな感じで説明されます。英語なのにシンプルで日本語の説明よりもわかりやすい、という感覚が理解できると思います ^^
英語で簡潔に説明されるので結果としてサクサク進めて文法書を読む時間を最小限にしつつ実践に時間をかけられるようになります (^^)
さらに確認のための例題にも単語の並び替えのような意味のない(実生活では必要ない)問題はありません。
問題自体も難しくはなく、似ている文法との使い分けができるか、適切な文法表現を選択して使えるかが問われます。
なのであくまで実用性を重視した設計になっています ^^
理由3:必要最低限の文法を網羅できる
本書が扱う文法は基礎がほとんどですが、それで海外就職レベルの英語力に事足ります(技術者として実際に海外就職した僕が保証します ^^)
必要最低限の文法を学ぶべき理由は以下の3つあります。
- 基礎やよく使う文法でなんでも表現できる
- 文法書の読み込みに時間をかけず実践を重視できる
- より高度な文法は必要になった時にネットで調べればいい
そもそもコミュニケーションにおいて高度な文法を使う必要はなく、文法を習得する目的は以下のようにステップアップしていくためです。
- 誤解を生まずに意思疎通する
- より正確な表現をする(情報の精度)
- より適切な表現をする(敬語・感情など)
特殊な言い回しや文法表現などは必要になったそのとき学べば問題ありません。どうせ1年に1回も使わないような文法は忘れます。
みなさん他にも勉強することがたくさんあるのだからそんなマイナーな知識をつける必要は一切ありません。
「English Grammar in Use」ならそういった文法を避けて効率よく勉強できます ^^
「English Grammar in Use」の使い方
「English Grammar in Use」の使い方は以下の流れで行うとはかどります ^^
- チャプターの解説を読んで文法を理解する
- 問題を解いて理解度を確認
- 自分で英文をつくる
- 英文法を使う(英会話・ライティング)
- 1周したら文法の辞書として使う
各ステップでのポイントを書いていきます ^^/
使い方1:チャプターの解説を読んで文法を理解する
まずは各チャプターの文法解説を読んで理解しましょう ^^
ポイントは以下の4つ
簡潔に説明されているので英語を英語のまま理解できるはずです ^^
そしてここで大事なのが単語がわからないときに英英辞典を使うことです。せっかく日本語を排除して勉強しているのでそのまま英語だけで英単語も勉強しましょう。
詳しくは下の記事で解説していますが、英文法を英語で学ぶのと同様に英単語も英語で学ぶことが重要です。
文法解説は何度も熟読する必要はありません。理解できたらとりあえず問題を解いてみましょう ^^
使い方2:問題を解いて理解度を確認
文法の使い方を理解できたらそのまま進んで例題を解いてみましょう (^^)
ポイントは以下の4つです
例題はあくまで理解度の確認が目的です。間違えた部分は再確認して大体わかった状態になるようにしましょう ^^
ほかの問題集などはやらなくてOKです。それよりも自分で英文をつくる作業と人とコミュニケーションをとることに時間を使いましょう ^^/
使い方3:自分で英文をつくる
多くの人がこのステップをしないがために文法を忘れます。そして何度も同じ文法を勉強することになります ^^;
なので例題を終えたらすぐに英文をつくる作業に移りましょう ^^
という方法で、学んだ文法をベースにして自分の思いつく英単語で英文をつくってださい。
「日本語 → 英語」はご法度です ^^; そんなことをしなくていいような超簡単な英文をつくってください。
英語で考えてゼロから英文をつくること、それが英語の練習であり勉強の一部です (^^)
実際に英文にしようとするといろんな疑問がわいたり文法的に正しいのかわからないことも出てくると思います。
そういうときは文法の解説を再確認してみたり、話し相手に質問してみるのがおすすめです ^^
使い方4:実践で英文法を使う(英会話・ライティング)
このステップは教材の使い方ではないので簡単に書きます ^^
人と話したり文章を書いて学んだ文法をバンバン使っていきましょう ^^
そして人にチェックしてもらうと文法の理解度の確認や間違いにきづくことができます。
あとは改善しつつ文法を使い続けていくだけです ^^/
使い方5:1周したら文法の辞書として使う
使い方1~4を各文法(チャプター)でやっていきましょう。ひと通り終わったら「English Grammar in Use」を辞書として使ってください ^^
たとえば他の勉強(リスニングやリーディングなど)をしているときに文法がわからなかったら「English Grammar in Use」で検索してみましょう。
もし載ってなかったらネットで調べましょう。
その場合は常用文法ではないので勉強する優先順位は低く、忘れても問題ないです ^^
あくまで「English Grammar in Use」の文法を優先的に使えるようになりましょう (^-^)
まとめ:理論(文法書)と実践で英文法をものにしよう
今回の内容をまとめると以下のようになります。
- 英文法の参考書は「English Grammar in Use (Intermediate)」1冊で十分。理由は3つ
- 日本語を日本語で学んだのと同様に英語を英語で学べる
- シンプルで簡単あ英語での文法解説
- 常用文法を網羅していて余計な文法を勉強しなくて済む
- 「文法書を読み込む・問題を解く」よりも「英文をつくる」勉強法へとシフトする必要がある
英文法の勉強法は下の記事でまとめているので全体の流れやポイントを確認してみてください ^^
英文法の勉強法で大切なのは知識ばかり増やしていないで、学んだ文法を使いまくることです。使える英文法を習得するためには「1冊の参考書」で「アウトプットを重視」して「英語で勉強」するという勉強法がシンプルかつ効果的だということを解説します。
「English Grammar in Use (Intermediate)」は文法書のバイブルになる良書です ^^
とはいえ「English Grammar in Use」は英文法を正しく使うためのお膳立てをしてくれているにすぎません。常に自分で英文をつくって文法を使っていくようにしましょう (^^)
文法を理解して使いこなせるようになる楽しさを実感してください (^^)