こういった疑問に答えられるように、この記事では【what happened】の意味・文法・使い方について解説していきます。
記事の内容
【what happened】文法
【what happened】の使い方としては以下の2通りがあるかと思います。
- “What happened?“と相手に質問する
- “What happened was blablabla.“と名詞として使う
それぞれの意味・使い方・文法の説明をしていきます。
質問する場合
【What happened?】で相手に「何が起こったの?」や「何があったの?」と過去の出来事について質問できます。何かに驚いたときや原因を知りたいときなんかによく使います。
- what happened to you?
- what happened to it?
- What happened just now?
というように”what happened”のあとに言葉をつけ足すことで質問する対象を変化させることもできます。
これは話ことばなので、英会話ではよく使いますが書き言葉としてはあまり使わないので注意です。
文法的におかしい?
しかし”What happened?“は文法的におかしく見えますよね。なぜ”what did happen?“にならないのか、という疑問が浮かぶかもしれません。
なぜかというと、“what”が主語なので”did”をつけると文をつくれなくなるからです。
他の動詞と比べるとわかりやすいかもしれません。
- what made a noise?
- what dropped from the desk?
- what moved there?
- what damaged the wall?
これらも同じように”did”をつけようと思っても変になると思います。
たとえば”What did make a noise?“や”Did what make a noise?“だとどちらも変ですよね。
しかし”How did it happen?“というように“what”以外で”it”というほかの主語を用意すれば”did happen”を使って文法的に正しい文をつくれます(意味は変わってしまいますが)。
ただし”did happen”というように”do + 動詞”にすると強調する表現として使えます。すごく驚いたり重要なことの場合にはこの文法を使います。
- What did happen?
- What did break it?
- What did destoy the building?
というような具合で使うことができます。
【what’s happened】と【what happened】の違い
【what’s happened】という言い方を聞いたことがある人もいるかと思います。過去形ではなく完了形での言い方ですね(what has happened)。
ここでは【what’s happened】と【what happened】の違いについて解説していきます。
とはいえ、実はこれら2つの違いはかなり曖昧で人によっても意見が分かれるところです。
実際には”what happened”はほぼ会話でしか使わないので、そんなに厳密に2つの文法を使い分けなくても大丈夫です。
文法的にどうなのか考えると、多少の使い分けができるので解説していきますが、僕の個人的な解釈もあるので過信はしないでください(汗)。
使い分ける方法としては2つあると思っています。
まとめると、どっちかわからなかったら過去形”What happened?“を使うといいです。基本的ににそのほうが自然に聞こえることが多いはずです。(今までの説明は何だったのか・・・)
名詞として使う場合
ここまでは質問としての【what happened】の使い方について解説しましたが、ここからは名詞として使う場合について解説していきます。
【what happened】が「おきたこと」という名詞として機能するので、そのうしろに動詞を付けて文をつくることができます。
- What happened was not funny.
- What happened was I lost my key.
- What happened was that I got injury from skiing.
- What happened didn’t make sense.
- What happened changed my opinion.
などのように、質問しているわけではなく”what happened”で「何が起きたのか」という意味の塊として使う文法です。
例文にあるように、”that”は付けても付けなくても問題ありません(関係代名詞の”that”です)。
どういったときに【what happened】を名詞として使うのかというと、何かの理由・原因や経緯について説明したいときによく使います。
たとえば
A: Why did you come late? B: Sorry, what happened was that I had to take my kids to school this morning.
というように、遅刻した理由を相手に説明するときなんかにも使えます。”because ~“ではなくこの文法を使うと、その時の臨場感(子供を送っていたというイメージ)を表現できる気がします。
ちなみに”happened”のあとに”to ~“を付けることで特定の対象について言うことができます。
- What happened to me was blablabla.
- What happened to them was blablabla.
- What happened to this was blablabla.
名詞として”what happened”を使う場合には質問をされているわけではないので混乱しないように気を付けましょう。
逆に十分が使う場合には”What happened was that…“というフレーズで始めれば、そのあとは通常の文法で文をつくれるので案外使いやすい文法です。
まとめ
今回は【what happened】という文法についての解説をしました。
要点をまとめると以下のようになります。
- 【what happened】には2つの使い方がある
- “What happened?“で相手に「何が起こったの?」や「何があったの?」と過去の出来事について質問する
- “What happened was blablabla.“と名詞として使う
- “what happened”に”did”は付けない
- “what happened”と”what’s happened”は文法的に違いがあるが、わからなければとりあえず過去形を使えば大丈夫
- “what happened”は名詞として使うと「おきたこと」という意味になり、そのあとに動詞や目的語をつけて文をつくれる
“What happened?“という質問は直感的に理解しやすいので、過去形・完了形はそこまで意識しなくても大丈夫かと思います。
ただ名詞として使う場合には、”what happened”が意味の塊になるということに慣れていかないと、とっさに理解しずらいかもしれません。
英語を聞くだけではなく自分でも英会話で”what happened was that …“というフレーズを使っていけばすぐに慣れていくはずです。