いや〜暑くなってきました・・・こんなときはエアコンが効いた部屋で読書するのも悪くありませんね :)
読書といえば英語のリーディングで「多読」という勉強法を実践している人もいるかと思います。そういった人たちの心境としては
- とにかくたくさん読めばわかるようになる?
- 長文を読んで内容がしっかり理解できるようになりたい
- 一番効率の良い勉強のしかたを知りたい ^^
わかります・・・でも僕の体感では多読のしかたによって+にもーにもなると思います。
この記事で「効果がある多読」と「効果のない多読」について語っていきたいと思います、参考にしてみてください :)
記事の内容
効果がある多読
効果がある多読とは、たくさんの英文を読んでいきそれに応じてリーディングスキルが伸びる勉強法、というのが僕の考えです。
リーディングスキルというのは
- 主旨や重要なポイントを理解できる
- 一度読んで理解できる・むずかしくても何回か読んで理解・意味を察することができる
というようなものです。読めるけど意味がわかんない、というのはトピックの知識不足とかもありますけどね >_<;
そして効果がある多読のしかたは以下の4つが重要になります
- 英文をちゃんと理解するように読む
- 読むスピードはなるべく速く・最初は遅くてOK
- 英語のまま意味を理解する(訳さない)
- 短くてもいいので毎日やる
こういったやり方が効果のある多読になります。
スピードが遅いと多読にならないんじゃない?と思うかもですが、スピードはあとで勝手についてくるし、「速読」という読み方を練習することでもっと効果的に成長できます。
こうすることで読解するために頭をよく使い、文脈を理解したり、簡単な英語なら読まずとも見ただけで意味がわかってしまうほど慣れていきますよ ^^
英文をちゃんと理解するように読む
多読だからって読んだ気になっただけでは「読む->情報を整理->理解」というプロセスをたどらないので、読解力がつきません。
聞き流しみたいなもので「読み流し」になってしまうとただ時間を浪費して疲れるだけで学習にならないことがほとんどです。
読むスピードはなるべく速く・最初は遅くてOK
たくさん読むためにもなるべく速く読んでいきたいところですが、これは慣れです。
最初の頃は理解するのにちょっと時間がかかるかもしれないので、理解することを優先しましょう。
いろんな英語を読んでいくうちに英語を情報として処理する能力がついてきてスピードはおのずと向上します(筋トレみたいなもんです^^)
英語のまま意味を理解する(訳さない)
これすごく重要。ほとんどの人は訳してると思いますが、英語のまま理解できないと英語力は頭打ちになりやすいです。
訳すせいで反応が遅いというだけでなく、そもそも相手の言ってることを勘違いしたり、自分の考えを相手に伝えられないといった根本的なミスコミュニケーションの原因になります。
なので早い段階から「English with English」と「日本語は日本語で」という2つの脳みそを完全に切り替える感覚で勉強していきましょう ^^/
短くてもいいので毎日やる
多読なので大量の英語を読むというのは素晴らしいんですが、それよりもムリせず毎日やることの恩恵が大きいです。
これは脳の学習に関わることなんですが、ようは一夜漬けのような短期集中だと勉強した知識やスキルが長続きしないからです。
逆に少しでも良いので毎日やると知識は長いこと定着するし能力が底上げされていきます。
数ヶ月前に勉強したことをふと思い出す、みたいな経験があるかと思います。あれが頻繁に起きるようになりますよ ^^
効果のない多読
これまでのやり方とは逆に効果のない多読とは、いくらたくさん読んでも読解力がつかない勉強法です・・・orz
どうしたらそんなことになるのかというと
- わからなくてもいいからたくさん読む
- とにかく速く読む
- 訳して理解しようとする
- 1日に大量に読む
まあ大体さっき言ったことの逆ですね・・・
理由ももちろんさきほど言った「効果」が得られない、つまり「学習」ができないからです。
多読を効果のあるものにするために
では具体的に勉強に落とし込んでいくにはどうすればいいんでしょうか?
効果のあるやり方で多読するにはいくつかのポイントがあります。
- 自分のレベルにあった英語を読む(少なくともゆっくり読めばわかるレベル)
- 問題集だけでなくいろんな媒体を読む
- わからない単語や文法はあとで調べる
もっとも重要なのはゆっくりと読めばちゃんと意味がわかる(それも訳さずに英語のまま)レベルの英語を読むという部分です。
英語のまま理解するクセをつけていくことで読解力やスピードが爆上げします ^^
逆に難しい英語を読んでしまうことで日本語に訳すクセがつくとやはりうまくいきづらいです >_<
これは英語のリスニングとも似てます。ネイティブがしゃべる美しい意味不明な英語をひたすら聴き続けても、脳みそがなんにも学習できてないので理解できるようにはならないでしょう。
英語を話すのも同じようなものです。まずはゆっくりでいいから相手に理解してもらえるように話していかないと、相手に通じる英語というものがなかなか身につきません。
まとめ
というわけで英語のリーディング勉強法である「多読」について僕の意見をまとめました。
なにか参考になればいいんですが、来週のテストで良い点をとりたいとかいう人には正直向いてないかなと思います・・・
どちらかというと根本的な英語力をつけるためのリーディング方法といった感じになります。
よく理解できないのにひたすら読んでも、あるとき急に読めるようには・・・ならないと思いますよ ^^;
英語のまま理解できるレベルのものをたくさん読む、そして徐々にレベルを上げていく、これに尽きます ^^
リーディング力向上のための勉強法は別記事でまとめているのでそちらを参考にしてみてください :)
英語の長文読解はいかに速く・正確に・情報を網羅できるかが大切で、これはテストだけでなく実生活にも必要なスキルです。この記事では本質的なリーディング力を伸ばすための勉強法を解説します。