英語が嫌いでも何かしら理由があって勉強しようとしているのだと思います。
理由はいろいろあるでしょうが、勉強をしていく過程で英語が嫌いになった人も多いと思います。英語が嫌いになってしまうとモチベーションもなくなってしまい挫折する危険が高くなります。
僕も英語が嫌いだったので気持ちはわかります。ですが段々と好きになっていくことができたので、その経験から英語が嫌いになる理由と好きに変わるときについて僕の持論を書いていきたいと思います。
そしてそれをもとに英語が嫌いな人がするべき勉強法について解説していきます。
記事の内容
英語が嫌いになる理由
最初から英語が嫌いという人はいないと思います。ですが英語を勉強しているうちに嫌いになってしまったという人は
「わからない・できない」を繰り返して嫌いになる
というのが原因だと思っています。
僕自身も中学生の時には英語の成績も悪くなくて嫌いではなかったんですが、高校でついていけなくなることが多くなり英語が嫌いになりました。
たとえば英語を学び直そうという人はいきなり難しすぎる英語に挑戦してしまいがちで、そのせいで英語を嫌いになっていく人が多いのではと思います。
たとえばリーディングの勉強で、一度読んでもわからない文を単語や文法を調べて文章の前後関係を考えて何度も読み直して理解しようとする、ということをしている人は気をつけましょう。
それで理解できたならまだいいのですが、わからなかったら時間がムダになった気がするし、つまらないと思います。さらに理解できなかった自分に自信がなくなってしまうのでモチベーションも下がっていきます。
同じように英会話なんかでも相手の言っていることが理解できなかったり、言いたいことが言えない・伝わらないという経験を重ねていくと段々とつまらなく感じてしまってそれが理由で英語を嫌いになってしまいます。
嫌いな英語が好きになるとき
「わからない・できない」を繰り返すことで英語が嫌いになるのとは逆に、「理解できた・英語でうまく言えた」というような小さな成功体験の積み重ねによって英語が好きになっていきます。
なぜならそれが自信につながって英語が上達していることを実感できるからです。
たとえば
- リスニングで長い文でもスッと意味がわかった
- 英会話で言葉に詰まらずに自己紹介できた
- 英文を読み返さずに一度で理解できた
- ライティングでミスを少なくできた
というような小さな成長が英語の勉強を「おもしろい・楽しい」ものにします。
そうして昨日、先週、先月の自分と比べて英語が伸びていることを実感していくことでゲームのように楽しく感じて英語の勉強が好きになっていく、というのが僕自身の体験をもとにした持論です。
英語が嫌いな人がするべき勉強法
では今英語が嫌いな人がするべき勉強法とはどんなものか書いていきます。ポイントは
ちょっとだけ理解できない箇所がある教材を使う
です。
それによって「わからない・できない」を極力減らして、「理解できた・英語で言えた・書けた」という小さな成功を積み重ねていける、というのが理由です。
たとえばリスニングでは以下のように勉強していきます。
- 適当に選ばずに、ほぼ100%わかる易しい教材から始める
- そして英語を聞きとることができるという体験を重ねる
- 慣れてきたら「少しだけ」レベルを上げて挑戦して、わからなかった個所を勉強する
- そして100%わかるようになったらまた「少しだけ」レベルを上げる・・・
の繰り返し、というような勉強法です。
こうやって自分の英語力と必要なレベルの差を極力減らします。すると少し勉強すれば「理解できた・英語で言えた・書けた」という小さな成功体験を積み重ねることができます。
その経験を増やしていくことで段々と英語でものごとを理解したり表現できることが楽しく感じてきます、そしてその結果として英語が好きになっていきます。僕の場合はそういった感じで徐々に好きになっていきました。
たとえば大学の講義なんかでも急に難しくなってついていけなくなったらその科目が嫌いになると思います。英語の勉強もそれと同じで、「自分の英語力」と「教材で求められる英語力」のバランスが大切です。身の丈に合わない英語を理解しようとしたり話そうとしても失敗してつまらなくなっていき挫折する危険があります。
「でもそのやり方じゃなかなか上達しなさそう」、と思う人もいるかもしれません。しかしこの勉強法の目的は
- 勉強で挫折しないこと
- 英語で英語を理解できるようになる(英語脳を鍛える)
ということを主軸に置いています。
そしてこの英語脳を鍛えるのが最初の目標で、これができるようになれば加速度的に英語力が伸びていくようになります。
この点も含めてもっと具体的な勉強方法について下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語の勉強法とロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。
まとめ
今回は英語が嫌いになってしまったけど勉強をあきらめたくないという人へ、そもそも英語が嫌いになる理由、好きに変わっていく過程、嫌いな人がするべき勉強法について書きました。
内容をまとめると以下のようになります。
- 英語が「わからない・できない」経験が積もって英語が嫌いになる
- 小さなことでも英語が「理解できた・うまく言えた」という成功体験が増えると好きになる
- すでに英語が嫌いな人は、ほぼ理解できる教材を使い、英語ができる・わかるという感覚を持ちつづける勉強法が効果的
- この勉強法を繰り返すことで英語脳をつくることでさらに成長していくことができる
これらは僕が実際に歩んできた道なんですが、「今になって思うとこういうことだったんだな」という整理ができたので記事にしてみました。
英語が嫌いだけどまだあきらめたくないという人の参考になればうれしいかぎりです。
英語の勉強を始めるにあたって不安がある、という人は初心者の人におすすめする勉強法と考え方をまとめた記事もあるので参考にしてみてください。
英語の初学者にとっては将来的にペラペラに話せるようになったり英語で仕事をするような自分の姿はなかなか想像しにくいと思います。何事も学び始めがつらいもので、この記事では初心者の人に向けた勉強法と英語学習の考え方について参考になるものを紹介していきます。