通常の”when I do ~“という表現と違い、”when doing ~“という形はなんだか文法的に変な感じがしますよね。
でもこれは間違いではなく正しい文法です。
この記事では”when doing”の文法について、その意味と使い方をわかりやすく解説していきます。
記事の内容
“when doing”の意味
“When doing ~“の意味は「~しているとき」で、なにかの行動をしている間・何かが起きているとき、という時間的な幅を表すことができます。
使い方は”when doing ~“ともう1つの文を組み合わせることによって、”I do something when doing something”という形にすることで1つの文が完成します。
たとえば以下の例文では、1つの行動がもう1つの行動をしている間に収まります。
つまり”when watching a movie”の間(一般的には2時間くらい)に、ピザを食べるのが好き、ということになります。
この”when watching a movie”の外の時間については言及していないので、ピザを食べるのが好きかどうかはわかりません。
このように”when doing ~“で、「~をしているとき・間」という時間的な幅をもたせることができます。
“when doing”の文法はどういう仕組み?
“when doing”は文法として少しわかりにくい構造かもしれませんが、これは”when”の完全文の文法を省略した表現です。
“when doing” = “when(主語)do / when(主語 be)doing”
つまり”when”の文法で主語とbe動詞を省略した表現が”when doing”です。
なので意味は”when I do something”と同じように、「~をしているとき」となるわけです。
“when doing”と”when 主語 do”の使い方の違い
“when doing” = “when 主語 do”は意味は同じですが、使い方に多少の違いがあります。
この違いに気を付けてどちらの文法を使うべきかを判断しましょう。
“when doing”を別の言い方にする
英語の表現を理解するためには、別の言い方で同じ意味をつくるという方法が効果的です。
“when doing something”の場合には以下のような言い方に置きかえることができます。
- when I do something
- when I’m doing something
- while doing something
- during something
- in the middle of doing something
このように”when doing something”を置き換えることができるので、色々な言い方をして慣れていけば意味の理解につながると思います。
まとめ
今回は”when doing”の意味と使い方について解説しました。
要点をまとめると
- 「~しているとき」で、なにかの行動をしている間・何かが起きているとき、という時間的な幅を表す
- “when doing”は”when”の完全文から主語とbe動詞を省略した表現で、意味は同じ
- “when doing”の主語は、その前の文の主語と同じになる
“when doing ~“は一見するとわかりにくいですが、”when ~“の文から主語と動詞を省略したものだとわかれば意味を理解しやすいと思います。
英語では、日本語と同じように主語が変わらないときにはよく主語を省略します。この”when doing”はその1つですが、他にも似たような表現があります。
似たような表現として↓の記事で”after / after doing”の文法について紹介しているので、よければ参考にしてみてください。
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