英語は苦手なままでいい【大切な考え方と勉強法ガイド】

takto, 2020 November 2

Category: 英語学習ガイド

  • 英語が苦手だけど勉強をあきらめたくない
  • 苦手を克服できる勉強法を知りたい

英語は苦手だと感じていて「自分にはムリかも・・・」と思っている人でもちゃんと上達できます。そもそも初めから得意な人なんてほとんどいないし英語以外でも同じように最初は苦手でも段々とできるようになるものです。

この記事では英語が苦手に感じてしまう原因について僕の経験をもとにした考えをまとめて、そのあとに苦手でも上達していけるおすすめの勉強法について書いていこうと思います。

英語を苦手と感じる原因

英語が苦手と感じているのは「ほかの人よりもできない」と思っていることが原因であることが多いです。

比べるつもりがなかったとしてもこれまで学校の試験で点数をつけて評価されたり、英語ができる人を見ているうちに自己評価が低くなってしまい、その結果として英語が苦手だと感じてしまいます。

もし自分の英語が学校で1番だとしたら苦手だとは思わないかもしれません。でも自分よりも英語ができる人と比べると苦手だと思うのもムリはありません。

たとえばテストの成績や自分より英語ができる人と英語で話したりすると、自分は英語が苦手だと思ってしまうものです。

しかし英語が苦手だと感じていても僕はそれでいいと思っています。

英語は苦手なままでいい

実は英語上級者でも苦手もしくは得意ではないと思っている人もいます。しかし苦手だと思っていても英語力を伸ばすことができます

さきほど書いた通り、苦手というのは相対的なものです。

たとえば英語初心者の友人からすれば僕の英語力は神レベルに思えるらしいですが、自分ではもちろんできていないことがたくさんあることがよくわかっているので得意だとは思ってないです。

初心者からすると何ができていないのかがわからないですが、そのレベル、もしくはそれ以上の人には力不足なのがわかるものです。

要は上級者でも苦手だと感じている人はたくさんいるし、英語は苦手なままでも伸ばせるということです。

勉強を続けていくことで苦手を克服しようとする必要はなく、「以前よりは苦手じゃない」を繰り返していきましょう。継続していけば自分ではいまだに苦手だと思っていても周りの人からは英語ができる人になれます。

英語が苦手な人におすすめの勉強法

とはいえ今まで通りに勉強をしていても英語を上達できる自信がない、と思っている人も多いかと思います。

なのでここからは英語に苦手意識をもっている人がするべき勉強法について以下の点を書いていきます。

  • 英語学習は過去の自分との勝負|目標を見続ける
  • 成長を感じるために間違いや勉強の記録をとる
  • 発音の勉強から始める
  • 基礎ができたらバランスよく勉強していく

それではひとつづつ見ていきましょう。

英語学習は過去の自分との勝負|目標を見続ける

まずは勉強法というよりは考え方なんですが、以下の2つを意識しながら勉強していくことをおすすめします。

  • 英語力は過去の自分と比べる
  • 自分の目標に近づいているか確認する

英語を勉強していると他にも勉強している人やすでに高い英語力を持った人の情報が耳に入ってくるかと思います。しかしそうすると自分は全然ダメだな、と思ってしまいます。

それよりも先週・先月・3か月前の自分の英語と比べてどれくらい上達したのかを気にするようにすることが大切です。

英語の勉強は結局のところ自分自身との勝負で、常に先月の自分よりも聞きとれる・話せるというようにできれば上達していきます。

そして最終的に英語でやりたいこと(目標)に近づいているということを確かめるようにしましょう。

そうした意識をもって勉強していくことで楽しい未来が現実になりつつあるということを感じることでモチベーションも保ちやすくなります。

成長を感じるために勉強の記録をつけておく

過去の自分と比べて英語が上達していることを確認するためにも勉強の記録をつけておくといいです。

そうすることで少しづつ積み重なった成果が目に見えてわかるようになり、英語ができるようになってきている感覚を味わうことができます。

記録と言ってもいつ何をしたといったことを残すのではなく、わからなかったことを書いておくという形で十分です。そうした記録を暇なときにでも眺めてみると「この時の自分はこんなこともわからなかったのか。でも今は普通にわかるぞ。」となることがよくおこります。

もう少し具体的に言うと、インプット系とアウトプット系の勉強で以下のように記録をつけておきましょう。

インプット系の勉強法アウトプット系の勉強法
リスニングやリーディング教材を進めていくときに、聞き取れなかった・読んでも理解できなかった箇所に印をつけておく
  • スピーキングはオンラインやオフラインでの英会話を録音する
  • ライティングは書いたものを添削してもらい間違いや書き方のスタイルを記録として残しておく

これを続けていけばしっかりと上達していることを確認できて、自分の英語力がよくなっていると気づけるはずです。

発音の勉強から始める

すでに英語の勉強を始めている人も多いかと思いますが、まずは発音から始めることをおすすめします。

理由としては

  • 一番手っ取り早く成果が出る(上達したのがわかりやすい)
  • 英語の基礎である単語と文法とくらべてできていない
  • 発音ができないとリスニングとスピーキングが伸びない

という3つがあります。

とくに英語を苦手だと感じている人はすぐに成果が出る発音の矯正が一番おすすめです。

たとえば発音記号の練習は口や舌の位置・形を正すだけで一瞬で生まれ変わったようにきれいな音が出せます。

1・2ヵ月もあれば独学でほとんどの単語を完璧に発音できる(ネイティブに1発で伝わる)ようになっているはずです。

もちろん発音をおすすめする理由はこれだけではなく、英語力を上げるためには根本的に必須なスキルです。

詳しい説明は発音の勉強法でしているのでそっちを参考にしてみてください。

基礎ができたらバランスよく勉強していく

単語の発音ができるようになったら他の勉強をする準備が整った状態です。ここからは

  • さらに高度な発音(イントネーション、リンキングなど)
  • 英文法、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング

の勉強をバランスよく行っていきましょう。

なぜバランスよく勉強するべきなのかというと、それぞれで学んだことが他の勉強でも役に立つからです。

たとえば

  • リスニングで学んだ表現はスピーキングやライティングで使うことができる
  • スピーキングで言えるようになったフレーズは聞きとることもできる
  • 文法の参考書で読んだ表現がリーディングでもでてきたときに理解できる
  • 発音を習得するとリスニングで聞きとりやすくなる

とくにアウトプットであるスピーキングとライティングが大切です。なぜなら自分で「言える・書ける」ことは「聞く・読む」ときに理解できるからです。

同じように自分で発音できる音は聞きとることができますし、使える単語は理解できます。

つまりインプットで新しい表現などを吸収してそれらをアウトプットすることで使える英語力を伸ばしていき、それによってより高度な英語を理解できるようになるという学習サイクルになります。

これら以外にもいろいろな勉強法があり、僕がおすすめする英語学習の流れについては下の記事でさらに詳しく解説しているので参考にしてみてください。

英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語の勉強法とロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。

まとめ

この記事では英語が苦手と感じてしまう理由と、苦手を克服しないままする勉強法について書きました。

まとめると以下のようになります。

  • 英語が苦手だと感じるのは無意識にでもほかの人と比べてしまうから
  • 苦手なままでも英語は上達できる
  • 英語が苦手な人は以下の勉強法がおすすめ
    • 過去の自分と比べて成長を感じる
    • 勉強の記録をとり今の実力と比べやすくする
    • 発音の勉強から始める
    • 相乗効果をねらってバランスよく勉強していく

まずは考え方の部分と自分の英語を上達した先の未来について考えてみてください。そうすればほかの人のほうが英語ができていようが関係なく、比べるべきは自分自身だということがわかると思います。

以前よりも英語が伸びてると感じられれば英語を苦手と思うかどうかはどうでもよかったりします。あくまでも自分の目標に少しづつ近づくことを考えていきましょう:)

こういった初心者の人によくある不安をもっていたり、なにから勉強すればいいのかわからないと困っている人は下の記事を参考にしてみてください。

英語の初学者にとっては将来的にペラペラに話せるようになったり英語で仕事をするような自分の姿はなかなか想像しにくいと思います。何事も学び始めがつらいもので、この記事では初心者の人に向けた勉強法と英語学習の考え方について参考になるものを紹介していきます。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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