「give it a try」の
- 意味と使い方を確かめたい
- 文法をどう解釈すればいいか知りたい
- 他の言い方を知りたい
という人たち向けの記事となっています。
目次
【give it a try】の意味と使い方
【give it a try】の意味はシンプルに【try it】と同じで、「それを試す」「やってみる」という意味です。
今までにしたことがないことに対して相手に「やってみなよ。」と促すときなんかによく使われるフレーズです。
単純に「Try it.」という直接的な表現や「Why don’t you try it?」という言い方の中間くらいのニュアンスになるかと思います。
例文としていくつか使い方をみてみましょう。
You haven’t had sushi before, right? Give it a try.
I heard Thailand is a good place to travel. I should give it a try in the near future.
他の人に向かって【Give it a try.】と促すだけでなく、2つめの例文のように自分自身に使うこともあります。
文法を読み解く
【give it a try】の意味と使い方はわかったと思いますが、この文法でどうして「やってみる」という意味になるのかいまいちピンとこないと思います。
【give it a try】の構文は【give you something】と同じ文法です。
それをふまえると、直訳すれば「ある対象(it)にトライを与える」というような意味になり、それが「トライしてみる」という意味で使われるようになった、という解釈でいいのかなと思います。
僕の考えなんで確信はないのですが、実際にこういう意味で使われているのでこの考え方で大丈夫だと思います。
別の言い方
【give it a try】は話し言葉としてよく使われるフレーズですが、他にも言い方があるので8つほど紹介していこうと思います。
まずは文法・語順・単語が似ているものを3つ紹介します。
これら3つは【give it a try】と同じ意味で使われます。最後の”try”を別の単語にするだけなのでわかりやすいかと思います。
「go」は「進む」という意味が「する」という意味になって、「give it + a go」で「試す」「やってみる」というように意味がつながるのがわかると思います。
「shot」は銃を撃つといった意味で連想しづらいですが、「試し撃ちする」みたいな感覚で理解したら「やってみる」という意味につながるかと思います。
「whirl」っていうのは今まで知らなかったんですが、ロングマンの辞書に出てきたので載せておきました。正直一回も聞いたことがないと思います。こういうのもあるよってことでのせておきます。
give something a try/shot/whirl, Longman English Dictionery
他にも同じ意味で使えるフレーズをいくつか紹介しておきます。いろいろな言い方を実際に使うと文法や単語の関係性が分かってくるのでいい勉強になりますよ。
英会話(読み書きでも)では同じ言葉やフレーズを何度も繰り返すのは感覚的に気持ち悪いので、ネイティブも同じ意味のことを様々な言い方に変えるようにします(パラフレーズと言われるテクニックです)。
英語の初学者だと難しいかもしれませんが、こういったフレーズたちには「同じ意味」という関連性があるので案外記憶に残りやすいです。
その結果新しい単語を学んだり(go, shot, whirl, crackなど)、新しい文法(give it a go = have a go, see how it goesなど)を学ぶことができます。
まとめ
この記事では【give it a try】の意味・使い方と文法について解説しました。
- 【give it a try】の意味は【try it】と同じ「やってみる」
- 直訳すると「ある対象(it)にトライを与える」となり、それが「トライしてみる」という意味で使われる
- 【give it a shot】など、ほかの言い方がたくさんありパラフレーズしやすい
【give it a try/shot/go】はイディオムで、簡単な単語の組み合わせで通常とは違う意味をつくることができます。
イディオムは新しい単語を覚ええなくても言えることが増える、英語の勉強ではかなり重要な要素です。
↓の記事でイディオムについてさらに解説しているので参考にしてみてください。
英会話ができるようになりたいなら英単語よりもイディオムを勉強したほうがいいです。この記事では独学でも進めていけるように、優先すべきイディオムや勉強法について詳しく解説していきます。