言いたいことが言えずに英会話で話を聞くだけの人(聞く専)になっていませんか?
せっかくの英会話ですからやっぱり英語を使ってたくさんしゃべれるようになりたいですよね。
この記事ではそんな”聞く専”になってしまっている人が英語で話せるようになる以下の3つステップを紹介しています。
- あいづちをいろんな言い回しに変える
- 質問の仕方を学び、積極的に質問する
- 言われたことの確認をする→感想や意見を言うのコンビネーションを使う
この記事ではまず”聞く専”になってしまう原因について明らかにし、それから上の3つのステップを解説していきます。
目次
- 英会話で黙ってしまう・何も言えなくなる理由
- 「聞く専」から脱却する方法 - あいづちをいろんな言い回しに変える - 質問の仕方を学び、積極的に質問する - 言われたことの確認をする→感想や意見を言うのコンビネーションを使う
- まとめ
英会話で黙ってしまう・何も言えなくなる理由
英会話で何も言えなくなって聞くばかりになってしまう理由はいくつか考えられます。
その中でもよく起こるパターンとして以下の2点について見ていきたいと思います。
- 何か言いたいけどすばやく文章を組み立てられない
- 質問する機会を失ったのでそのままずるずると会話が進む
何か言いたいけどすばやく文章を組み立てられない
英会話となるとすばやく言葉がでてこないとなかなか話すことができません。
実際の会話でどのようなことが起きているのかというと
といった状況がよくあると思います。
僕自身でもこういった経験はおおいです。リスニングしてすぐにスピーキングに切り替えるのって慣れないと難しいんですよね。
これ以外にも英語力の問題で
といったこともよくあると思います。「なにか言わなきゃ」と思うとそれがプレッシャーになってさらに言葉がでてこなくなる、なんてこともあります。
このあたりの理由から対策を考えられればもっと話せるようになりそうです。
質問する機会を失ったのでそのままずるずると会話が進む
相手の言ったことがある程度わかったけど100%は理解していないときどうしますか?
ついつい2番目のほうを選択してしまいがちではありませんか?
なぜそうしてしまうのでしょうか?
こうした理由でつい聞き返さずにそのままにしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし1つわからないままにしておくと、芋づる式に話がわからなくなっていきます。
そうなると、さかのぼって質問をするのは気が引けてしまうのでやっぱり聞けない。
そして話が進んでいき、とりあえず相づちを打っていたら意見を求められた・・・もちろん理解してないので何も言えずじまい。
こうなるとまたおなじことを話さないといけないし、こっちとしても申し訳なくなりますよね。
このあたりもうまく対策できればさらに英会話でうまく話し合いができるようになりそうです。
「聞く専」から脱却する方法
原因が「すぐに言いたいことを思いつけない」と「質問のタイミングを逃す」ということにあるとすれば、どういった対策をとることで聞くだけの状況から脱却できるでしょうか?
「もっと練習してすぐに英語を組み立てられるようになる。」というのは今すぐにはできなさそうです。
「とにかく質問をするようにする」はできそうですが、そもそもどう質問すればいいかわからないと今すぐにはできなさそうです。
これらを踏まえたうえで以下の3つのステップで段階的に英語で返事や反応ができるようにすることをおすすめします。
- あいづちをいろんな言い回しに変える
- 質問の仕方を学び、積極的に質問する
- 言われたことの確認をする→感想や意見を言うのコンビネーションを使う
英会話で「聞いているだけ」の状態から抜けだすにはやはり自分から何かしゃべることが一番です。
しかしいきなり長い文章やむずかしいことを話そうとしてもうまくはいきません。
なぜなら会話中にどれくらいの余裕があるかによってできることは変わってくるからです。
そこでまずは、簡単な「あいづち」のしかたから工夫していき、最終的には自分の言いたいことや思いついたことをすぐに言えるようになるまでスピーキングを上達させることを目指しましょう。
簡潔に書くと以下のようなことができるようになることを目指します。
- 相手に反応を返す
- 相づち
- 相手に聞き返す
- 質問
- 感想
- 意見
それでは3つのステップをひとつずつ詳しく解説していきます。
あいづちをいろんな言い回しに変える
英会話の初心者にとってはリスニングだけで話すことにまで余裕があまりありません。
そこでまずは聞くことに集中しつつもスピーキングの練習になる工夫が「いろいろな言い回しで相づちをする」です。
「そんなことが役に立つの?」と感じるかもしれませんが、以下の点で効果的です。
相づちやうなずきに使えるフレーズは↓の記事を参考にしてください。
英会話の便利なフレーズ・言い回しとその使いかたをオーストラリア在住10年の僕が紹介します。
とくに英会話の初心者の人はいろいろな相づちができるようになってから次の段階へとステップアップするのがおすすめです。
質問の仕方を学び、積極的に質問する
いろんな相づちや反応のしかたができるようになったら、会話中に自分からどんどん質問で聞き返すことができるようになりましょう。
「質問をしましょう」といってもそれがうまくできないから黙ってしまう、という人もいるかと思います。
なのでまずはどのような質問のしかたがあるか英会話の前におさらいしておくのが効果的です。
とくにおすすめなのが5W1Hを使った質問をできるようにしておくことです。その中でもHowはさまざまな質問に応用できます。
質問のしかたがわかればあとは英会話で実践していけば「黙ってしまう」ことを避けられます。
言われたことの確認をする→感想や意見を言うのコンビネーションを使う
ここまではより初心者向けで、つぎの段階では相手の話を聞いたときに
「確認をとる → 意見や感想を言う」という流れでスピーキングができればさらに能動的な英会話ができるようになります。
ここでのポイントはたとえ話を聞いたときに理解したとしてもこのテクニックを使えるということです。
完全に理解したとしても、”Do you mean…“や”So, am I correct that you did…“などでわざと確認をとりましょう。
このパターンを使うメリットは
です。これらは自分がより多くスピーキングをするチャンスを生みだし、話しやすい空気をつくります。
あくまで本命は自分の意見や感想をしっかりといえるようになることです。
まずはこのテクニックで相手の話を止めて、自分が話しやすい状況をつくりだしましょう。
そうすれば「聞いているだけ」や「会話中に黙ってしまう」という状況からぬけだして、積極的にスピーキングすることができるようになります。
まとめ
英会話で何も言えずに聞いているだけの”聞く専”になってしまう原因と、もっと能動的に話せるようになる工夫を紹介しました。
会話中にうまく話せずに黙ってしまう理由を以下の2点にまとめます。
- 何か言いたいけどすばやく文章を組み立てられない
- 質問する機会を失ったのでそのままずるずると会話が進む
この問題に対してとれる対策として3つの段階的な方法を紹介しました。
- あいづちをいろんな言い回しに変える
- 質問の仕方を学び、積極的に質問する
- 言われたことの確認をする→感想や意見を言うのコンビネーションを使う
とくに英会話の初心者の人は自分の意見をしっかりと伝えるということは難しいので、まずは「いろいろな相づち」のしかたから入り、徐々にできることをふやしていく工夫を紹介しました。
英語となると相手の言っていることが分からないなんてことはしょっちゅう起きるので、質問できるようになるのが英会話の上達には欠かせないと思います。
ある程度の質問文をすぐに頭でつくれるようになれば黙りこくってしまうといった状況からは抜け出せるはずです。
たとえ言いたいことがうまく言えなくても、積極的に聞き返すことで話す機会をふやせるようにしていきましょう。