更新日:2020/09/08
英語の「v」の発音は日本語にないからついカタカナで「ブ」とか「ヴィ」のように発音してしまうかもしれません。この記事では「v」を正しく発音する方法を具体的に解説して、まぎらわしい「b」との違いについても明らかにしていきます。
以下の2つを目標にして進めていきます。
- vを正しく発音する方法がわかる
- vbを使い分ける・聞き分けることができる
それでは始めていきましょう:)
記事の内容
vの正しい発音のしかたとコツ
口は閉じないで前歯を下唇の上にのせる。この状態のまま喉を鳴らして発音すると正しい「v」の音になります。
きれいに発音するコツとして以下の3つに注意してみてください。
まずはこの基本の型を身につけましょう。慣れてきたら下の3つの方法で発音練習してみてください。
- 【v】の音を出し続ける(息をはく・喉を鳴らす→下唇が振動してでかいハチが飛んでるような音がでるはず)
- 【va】で歯を下唇から離す
- アルファベットとして読む【vi:】(「ブイ」ではないので注意)
この練習で「v」の音から次の音へとつなげる感覚が身につくと思います。
ここでサンプルの音声と聞き比べて確認してみましょう。
vanの音声
vの音声
「口は閉じない」「前歯を下唇の上にのせる」の2つをいつでも守ることができれば「v」の発音は出来たも同然です。
vとbの違い
「v」と「b」を使い分ける・聞き分けるためには、「b」の発音方法も知っておく必要があります。なので口の形や歯の位置を比較してみましょう。
図のとおり「b」は口を閉じて歯はどこにもつけません。そして口をはじいて破裂音を出すと「b」の音になります。
この2つの音を聞き分けるために2つの方法をおすすめします。
自分の発音を聞くことで違いに慣れていき、他の人が発する音も聞き分けることができるようになっていきます。リスニングばかりせずに自分で発音することも実は聞きとる力に貢献するということですね。
間違えやすい単語
最後にvとbでまぎらわしい単語を紹介していきます。発音記号で練習して、上手くできるようになってから単語の発音にトライしてみましょう。
vを含む単語 | bを含む単語 |
---|---|
van (væn) | ban (bæn) |
vet (vet) | bet (bet) |
vest (vest) | best (best) |
very (veri) | berry (beri) |
vote (voʊt) | boat (boʊt) |
比較のために音声も聞いてみましょう。
vestの音声
bestの音声
口の形ができれば「v」と「b」はきれいに使い分けることができるかと思います。
ただそれぞれの単語を構成するほかの発音記号ができていないと難しいので、それらを練習しておく必要もあります。
まとめ
この記事では英語の「v」の発音のしかたとコツを解説し、まぎらわしい「b」との違いも明らかにしました。
解説したとおり「口を閉じずに歯を下の唇にのせて発音する」ということを守ればきれいな音が出せるはずです。
本文の最後で「v」と「b」を含む単語の発音をしてみたと思いますが、単語には多くの発音記号が含まれていて、それらのすべての音を正しくできないとうまく発音できません。なので英語の発音を上達させたいのであればまずは発音記号の矯正から始めることをオススメします。
詳しくは下の記事で発音記号の勉強方法について書いているので参考にしてみてください。
英語は発音記号を練習するだけで相手に伝わるようになります。日本人の多くはすでに十分な単語と文法を学校で学んでますが、発音だけが小学生以下のレベルなせいで相手に何を言っても通じない状況です。この状態を抜け出すための発音記号の学び方を解説していきます。
下の記事ではほかの発音記号についてもまとめて解説しているので、ひと通り読み方を練習してみてください。
英語は発音記号を練習するだけで相手に伝わるようになります。日本人の多くはすでに十分な単語と文法を学校で学んでますが、発音だけが小学生以下のレベルなせいで相手に何を言っても通じない状況です。この状態を抜け出すための発音記号の学び方を解説していきます。