【how to】の文法を解説:よくある言い回しと応用も紹介します

takto, 2020 June 28

Category: 文法を上達させる

更新日:2020/11/12

「”how to ~“の意味が思い出せない・・・」

「”how to”のあとには何を言えばいいの?」

「”how to”を使った言い回しを知りたい。」

こういった悩みや疑問に答えたいと思います。具体的には

  • “how to”の意味がわかる
  • “how to”を使っていろいろな文章をつくれる
  • “how to”でよく使われる言い回しを学べる
  • “how to”文法の応用を知る

の4つを目標に書いていきます。

how_toはよく使われる文法表現です

“how to”の意味

“how to ~“で「~するやり方」という意味になります。

日本語で「ハウツー本」というのを聞いたことがあると思います。なにかの「やり方」がわかる本のことですね。

たとえば以下のような意味で使われます。

  • how to study:勉強のしかた
  • how to play:遊び方
  • how to use:使い方

ほかにもいろいろな動詞との組合わせで表現をつくることができる便利な文法です。

“how to”文法の使い方

つぎに、”how to”の前後に何を言えばいいのか?という疑問に答えます。

  • “how to”の後になにをつけるのか
  • “how to”の前になにをつけるのか

いついて解説していきます。

“how to”の後になにをつけるのか

“how to + do (something)”が文法のルールです。覚えておくべきポイントを3つまとめて解説します。

文法のポイント解説
動詞(の原型)が「how to」のあとにつく
  • * how to play
  • * how to plays
  • * how to playing
  • * how to played
動詞の対象(something)はあってもなくてもいいつける・つけないの判断は、会話の流れで
  • 「相手が理解できるならつけない」
  • 「相手が理解できなさそうならつける」
「how to do (something)」でひとつの意味の塊になる。
  • I know “how to play guitar”
  • “How to play guitar” is an interesting topic to talk about.
というように文の一部として使うことができます。
ただし2つめの例文のように、”How to do something”から文を始めるのはあまり一般的でないです。日本語の文法の順番ではこっちのほうが自然なんですけどね。

“how to”の前になにをつけるのか

一般的に”how to”の前には以下のような言葉をつけます。

  • Someone does “how to ~”
  • Something does “how to ~”

たとえば以下のような語句をつけることができます。

I know how to study English. (英語の勉強のしかたを知ってる)

You told me how to write an essay (エッセイの書き方を教えてくれたよね)

This is how to ride a bicycle. (これが自転車の乗り方だよ - 相手に自転車に乗るところを見せながら言う)

This book explains how to pronounce English words. (この本に英語の発音方法が書かれてる)

This map shows how to go to the nearest convinience store. (この地図に最寄りのコンビニへの行き方がのってる)

how_toは基本がわかればさまざまな文章をつくることができます

よくある”how to”を使った言い回し

まずは何かの「やり方」がわからないときや聞きたいときの”how to”を使った言い回しです。

Do you know how to buy a ticket? (チケットの買い方を知ってる?)

Do you know how to say イカ in English?? (イカって英語で何て言うのかわかる?)

Can you tell/show me how to use this machine? (この機械の使い方を教えてくれる?)

Should I learn how to drive? (運転のしかたを習ったほうがいい?)

Where can I find information about how to open a bank account? (銀行口座のつくりかたについてどこで調べられる?)

Do I need to know how to speak English when I travel to Hong Kong? (香港を旅行するときには英語を話せる必要がある?)

I want to learn how to run faster. (もっと速く走れる方法を習いたい)

I wonder how to wake up early in the morning. (どうしたら朝早く起きれるんだろう?)

I wish I had known how to improve English when I was a student. (学生の頃に英語を上達させる方法を知っていればよかったなぁ)

つぎに、何かのやり方を知っているときや他の人に教えるときの”how to”を使った言い回しです。

I know how to cook curry. (カレーのつくりかたを知ってる)

I can teach you how to play baseball. (野球のしかたを教えられる)

You can ask him how to go to Narita Airport. (成田空港への行き方は彼に聞ける)

You can check how to borrow a book at a reception. (レセプションで本の借り方を確認できる)

There is a map which shows how to go to Sydney Opera House. (オペラハウスへの行き方が書いてある地図がある)

This book will show you how to make good coffee. (この本においしいコーヒーの淹れ方がのってる)

これらの例文をカスタマイズすればいろいろな”how to”についての文章をつくれます。

とくに以下の表現を覚えておくと日常生活でも役に立ちます。

  • how to use(何かの使いかた)
  • how to buy(何かの買い方)
  • how to go to / get to(どこかへの行き方)
  • how to say(何かの言い方:わからない英単語を聞くときに使える)

また、会話では”how”の後を省略することもあります。

とくに”to do something”の部分がお互いにわかっているときに省略します。

たとえば以下のようなセリフです。

“Hmm… I can’t start this washing machine. Do you know how?”

(Do you know how to start this washing machine?の略。)

“how to”文法の応用

つづいて”how to”の応用として以下の2つを紹介していきます。

  1. 否定形”how not to”
  2. 5W1Hの応用

これらの2つともよく使われる文法なので、覚えておくと便利です。

それではひとつずつみていきましょう。

否定形”how not to”

“how not to”で「~しないやり方」や「~しない方法」という意味にすることができます。

たとえば以下のような表現で使います。

I want to know how not to fail the next exam. (テストに落ちない方法を知りたい)

You should remember how not to get lost again. (迷わない方法を覚えておくべき)

I can tell you how not to wake up too late. (寝坊しない方法を教えられるよ)

This class teaches you how not to waste your money. (お金をムダにしない方法を教えます)

There are some tips for how not to become nervous during presentation. (プレゼンで緊張しないためのコツがある)

例文でもわかるとおり、「失敗しない方法」とった言い方でよく使います。

5W1Hの応用

“how to”の”how”はほかの5W1Hをあてはめることでその文法を応用できます。

↓の表にあるとおり、どの”W”を使うかによって意味が変わります。

疑問詞
what to
「~するのか」
I don’t know what to eat.
何を食べようか思いつかない。)
who to
「だれを~するのか」
I don’t know who to eat with.
誰と食べようか思いつかない。)
where to
「どこに~するのか」
I don’t know where to eat.
どこで食べようか思いつかない。)
when to
「いつ~するのか」
I don’t know when to eat.
いつ食べようか思いつかない。)
why to
「なぜ~するのか」
I don’t know why to eat so quick.
なんでそんなに速く食べるのかわからない。)

これらは英会話でもよく使う表現なので覚えておくと便利です。

「what to do」については別の記事で詳しく解説しているので参考にどうぞ。

英語の勉強をしていて「I don't know what to do.」のような表現に出くわしたことがあるかもしれません。文法的におかしく見えるし何なのかよくわからん、という人へ「what to do」の文法と使い方について解説していきます。

まとめ

今回は”how to”の意味とその使い方を解説しました。

簡潔にまとめると、”how to do something”で「~するやり方」という意味になります。

また、”how to”を使ったよくある表現には以下のようなものがあります。

  • how to use(何かの使いかた)
  • how to buy(何かの買い方)
  • how to go to / get to(どこかへの行き方)
  • how to say(何かの言い方:わからない英単語を聞くときに使える)

これら以外にもさまざまな動詞やその対象と組み合わせて文章をつくることができます。

さらに”how to”の応用として↓の2つを紹介しました。

  • 否定形:”how not to do something”「~しない方法」
  • what / who / where / when / why + to do something

“how to”と同様によく使われる表現なので覚えておくと便利です。

あとは英会話やライティングでどんどん使っていけば、”how to”文法を「聞いたときに意味がスッと理解できる」「言いたいときにパッと頭に浮かぶ」ようになります。

この記事でインプットは十分なはずなので、あとは積極的に”how to”を使ってアウトプットしていきましょう!

toは使う機会が多いのでどんどんアウトプットしていきましょう

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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