英語の読み書きならまあまあできるんだけどスピーキングは苦手で自信がない、という人はおおいと思います。
日本ではスピーキングの練習量が少なくなりがちなので、仕方のないことでもあります。
しかしそのせいで自信をなくしてしまってはいないでしょうか?
そんな人たちにおすすめの考え方と対策があります。
- まわりと比べずに自分の成長に目をむける
- 英会話をするたびに小さな目標をつくる
- その目標を達成できたかでよしあしを判断する
1で考え方を変えて、2と3で英会話の効果を高めて自信をつけながらスピーキングの上達を達成していきます。
それでは解説していきます。
目次
スピーキングに自信がない理由
まずはスピーキングに自信が持てないのはどうしてか考えてみましょう。
以下のようなことを無意識のうちにしていないでしょうか?
- 自分と英語を話せる人とを比べている
- 相手がどう思うか気にしすぎ
- 失敗やうまくいかないことに気をとられている
こういった考え方はクセになってしまうとどんどん自分に自信を持てなくなってしまいますので要注意です。
対策を考えるためにもう少し深くみていきましょう。
自分を周りの英語を話せる人と比べている
テレビやネットで英語がペラペラ話せるすごい人ってついつい気になりますよね。
そうした人のしゃべる英語を聞いては
「すごいな~、俺・私もこれくらい話せればな~」
なんてつい自分のスピーキングと比べてしまいます。
これが何回もつづいてしまうと、どんどん自信がなくなってしまいます。
自分より英語ができる人はかならずいるし、それは仕方がないことです。
あなたが知らない人の中にはさらにすごい人がいます。
そうした人たちは
「自分よりはやく勉強をはじめた」
「英語を学べるいい環境にいた」
と思ってあとは放っておきましょう。
いちいち自分と比べても英語が話せるようにはなりません。
相手がどう思うか気にしすぎ
実際に英会話をすると何度もまちがえたり失敗してしまいますよね。
などスピーキングではいろんなことがうまくいかないものです。
そしてこうしたことを考えていると
「相手にいやな印象を与えてしまったかも」
といったことを考えてしまいます。
ネガティブなことを考えるといくらでも思いついてしまいますね(泣)
実際は話し相手はそんなに気にしてないです。実害があるわけでもないので。
それにほとんどの場合はいつか会わなくなる相手でしょう。
それなら別にどう思われても良くないですか?
そんなことよりもどうやってうまく話せるようになるか考えましょう。
失敗やうまくいかないことに気を取られている
スピーキングに自信がない理由には、英会話で「うまくできなかった」ことにばかり注目してしまうことが理由でもあります。
このような失敗やうまくいかないことばかり気にするのは悪いクセで、自信をなくしてしまいます。
それよりも
「何ができたか」
「うまくいったことは何か」
に注目したほうが建設的ですね。
自信をつけるための対策
自信をなくしてしまう危険な考え方について紹介しました。
ではそれをふまえて、どのような対策をとれば自信をもってスピーキングができるようになるでしょうか?
対策として以下の3つのプロセスをおすすめします。
1でまずネガティブな考え方をポジティブなものに変えましょう。
そして2と3でしくみをつくり、実際の行動にうつして自信をつけていきます。
今は苦手なスピーキングの自信をつけていくと同時に、上達もさせられるようにします。
そうすれば相乗効果でさらに上達していきます。
それでは1つずつみていきましょう。
まわりと比べずに自分の成長に目をむける
さきほど説明したように、すでにスピーキングがうまい人と自分を比べてもいいことはありません。
なので考え方を転換して、比べる対象を
「スピーキングの勉強をはじめた時点の自分自身」
にしてみましょう。
そしてそのころの自分と比べて「何ができるようになったか」に注目します。
こうすることで自分の成長に目をむけることができます。
まずは「今日の自分」を基準にしてもいいので、他人との比較をやめて自分の成長に注目するようにしましょう。
今はスピーキングが苦手でも、苦手なりに成長していけばいいのです。
英会話をするたびに小さな目標をつくる
自分の成長に注目するという考えかたを生かすために、英会話をするたびに小さな目標をもつことをおすすめします。
どういうことかというと
「何か今までできなかったこと」を「つぎの会話のなかで達成する」
ということです。
たとえばこういったものを考えられます。
ふだんなにも考えずに英会話に参加して
「うまく話せればいいなぁ」
などと思っているだけになっていませんか?
それではこれまでのように
「あ~また英語が全然でてこなかったな~。どうすればいいんだろう。」
となって、失敗にばかり目がいってしまいます。
しかし小さな目標を持っていれば、その目標に注目することができます。
そして小さな目標を日々こなしてけば、少しづつ成長をかんじることができて自信につながります。
ここで1つ重要なことが、このような目標はあまりむずかしいものではなくて、なるべく簡単で単純なものにすることです。
むずかしすぎると目標を達成できない日々がつづいてしまい、苦手意識がきえずに自信がつかなくなってしまいます。
その目標を達成できたかでよしあしを判断する
さて、つぎの英会話の目標はきまったでしょうか?
まずは試しに達成できるかやってみましょう。
自分のスピーキングがどうだったかの判断は、この目標を達成できたかどうかで判断します。
目標をクリアして成長を実感できれば良しです。それを続けていきましょう。
もし目標がうまく達成できなかったら?
そのときはなぜうまくいかなかったのか考えましょう。
そしてそれをつぎの機会に生かして目標を達成させられるようにします。たとえば
もしも目標がむずかしすぎると感じたら、もっと易しい目標に変えるのもアリです。たとえば
このように思考錯誤して、ささやかな成功体験をふやすことが大切です。
そうしていくうちに、自分のスピーキング力の成長をかんじて、それが自信になり、英語学習のモチベーションにもつながります。
自信をつけていくためのアドバイス
最後に、僕の経験をもとにした自信をつけていくためのアドバイスをさせてもらいたいと思います。
ここで紹介したように僕は
ということを続けていきました。
最初の数か月は本当にちいさな成果しかあげられませんでしたし
「今日は良くできた!」
とかんじてもつぎの日には
「なんか昨日よりもうまく話せなかった・・・」
のくり返しでした。
それでも1週間・2週間と時間がたってみて振りかえると、たしかに自分のスピーキングでできることが増えているのに気がつきました。
ですので、その日その日にうまくいかなかったとしても、トータルで成長していれば良しです。
たとえ今日や明日うまくいかなくても続けていきましょう。
このやり方のいい点として、相乗効果が期待できることもおすすめする理由です。
このようなスピーキングの上達ループができあがります。
これをめざして思考錯誤していきましょう。
まとめ
どうでしたか?自分のスピーキングに自信がない人はここで紹介した考え方や対策を試してみてください。
もう一度おさらいすると
スピーキングに自信がない理由
- 自分をまわりの英語を話せる人と比べている
- 相手がどう思うか気にしすぎ
- 失敗やうまくいかないことに気をとられている
自信をつけるための対策
- まわりと比べずに自分の成長に目をむける
- 英会話をするたびに小さな目標をつくる
- その目標を達成できたかでよしあしを判断する
最後にアドバイスとして以下の2点を書きました。
- その日の成果に気持ちを左右されずに、長期的な成長をかんじとる
- スピーキングの上達ループをつくることを目指していく
ぜひ試しにやってみてつぎの英会話でとり入れてみてください。
この方法を続けていけばスピーキングの上達をかんじていけるはずです:)
人と英語で話すときには自信がないと上手くいきずらいですが、それと同じように効果的なスピーキングの勉強法をとりいれることも大切です。下の記事でスピーキングの勉強法をまとめているので参考にしてみてください。
英語のスピーキングの勉強法は自分で英文をつくることときれいに発音する練習をしましょう。そして英会話やプレゼンなどに必要な知識とスキルを身につけていくことでスピーキング力を底上げしていきます。