as ~ as文法の解説とニュアンスについて説明

takto, 2020 June 4

Category: 文法を上達させる

“as ~ as ~“という文法がわかりにくいという人へ、

as A as B = 「BみたいにAである。」

です。

これで終わりというのも内容が薄すぎるので

  • 構文と意味について
  • 使い方の例文
  • ニュアンスの違いと、失礼にならないような使い方

これらを交えてさらに詳しく解説していきます。

目次

as ~ as ~ の意味

as ~ as ~の意味は、

何か(比較対象)と同じくらい(形容詞)である

です。

他の表現を使うと、as(形容詞)as(比較対象)= similarly(形容詞)to(比較対象)、となります。

たとえば

My hand is as big as your hand.

(My hand is similarly big to your hand.)

という意味になります。

以下の文でも同じ意味になりますが、「大きい」というニュアンスがなくなります。(手が大きいと思っているのか小さいと思っているのかわからない)

The size of my hand is similar to your hand.

similarry ~ to ~と同じ意味です

as ~ as ~ の使い方と例文

“as ~ as ~“の使い方を例文を交えて説明していきます。

as ~ as + 目的語

比較対象に目的語を入れて表現をするパターンです。

  • This TV is as old as my age.

(自分の年齢と同じくらい古い)

  • You can see the view which is as beautiful as Vennis.

(Vennis並みにきれいな景色)

  • This steak is as small as peanut.

(ピーナッツみたいに小さいステーキ・・・比喩表現です)

  • Please call me back as soon as possible.

(as soon as possible = asapはお決まりのイディオムで、できるだけ早く、といった意味です)

as ~ as + 名詞 + 動詞

比較対象に動詞を入れて、ある状態になる・行動をおこすことを表すこともできます。

  • You can eat as much as you want.

(好きなだけ食べれる)

  • It’s good if you can respond as quick as when you have time.

(as soon as possibleと同じ意味ですが違った言い回しです。)

  • This box is as heavy as I cannot lift up.

(持ち上げられないほど重い)

  • Move this chair as cloas as it touches the wall.

(壁に触れるくらい近づけて)

not as ~ as ~

今までとは逆に比較対象とは「似ていない」という意味を持たせることができます。

  • He paid me not as much as I wished.

(欲しかったほどではなかった

  • This grammar is not as simple as I thought.

(思ったほどシンプルじゃない

  • Q: How far could you run this morning? A: Not as far as I wanted.

(求めていたほどは走れなかった

いろいろな応用がきく便利な表現です

言い方とニュアンスの違い

as ~ as ~ には、どの形容詞を使うかによってニュアンスの違いがでます。

たとえば以下の例文を見てみると

This train is as fast as car.(電車が速いと思っている=(たぶん)うれしい・普段は車より遅いのに今は速く動いていると思っている・もしくは遅いのを皮肉で言ってる・・・)

This train is as slow as car.(電車が遅いと思っている=文句を言ってる・本当はもっと速くあるべきだと思っている)

といった個人の考えが見え隠れします。

もっとデリケートな表現で例えると

My father is as old as you.(相手が老いていると言っているように聞こえる・・・)

My friend is as short as you.(相手がチビだと思っているように聞こえる・・・)

なので、反対の意味の形容詞を使いましょう。

My father is as young as you.

My kid is as tall as you.

こうすれば失礼な言い方にならないので安心です:)

まとめ

今回は”as ~ as ~“という文法の意味とその使いかた、注意する点について解説しました。

内容を簡潔にまとめると以下のようになります。

意味:

何か(比較対象)と同じくらい(形容詞)である

よく使われる形:

  • as ~ as + 目的語
  • as ~ as + 名詞 + 動詞
  • not as ~ as ~

言い方とニュアンスの違い

  • 使われる形容詞がポジティブかネガティブかによって、その裏にある感情や考えが見えてくる(”this coffee is as big as yours”だと大きくてうれしい、”this coffee is as small as yours.“だと小さくて悲しい。)
  • ネガティブな意味を持つ形容詞(old, short, slow, boring など)を使うときは失礼に聞こえないように気を付ける

as ~ as ~は基本的には比較対象と似ていることを言いたいときに使うものです。

ただしsimilar to ~とだけ言うのと違い、形容詞を入れることになるので、その形容詞によってその人の考えや感情が見え隠れするところがおもしろい文法表現です。

理解できたらあとは使っていって覚えましょう

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

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プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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