こういった人へ【s】【sh】の発音のしかたを、【ス】【シ】との違いも含めてイラスト付きで解説していきます。
【s】【sh】の練習のために以下の単語を紹介しつつ練習できるように書いています。
- 【s】と【sh】を含む単語
- 【s】と【sh】で意味が変わる単語
- カタカナ発音になりやすい単語
記事の内容
【s】【ス】【シ】【sh】の 発音のしかた
【s】【ス】【シ】【sh】の発音の区別がはっきりとできていない人は
口の形に注目
すれば違いがよくわかります。
音 | 口の形 |
---|---|
【s】 | 口を「ィ」よりも横に広げる。歯は閉じる |
【ス】 | 口を少し開けて前に出す。歯は閉じる。 |
【シ】 | 口を少し開ける。歯は閉じる。 |
【sh】 | 口を前に出して縦にあける(アヒル口)歯は閉じる。 |
ポイント:
サンプルの音と比べながら発音してみてください。
単語の例 | 音声 |
---|---|
sink [sɪnk] | |
sheet [ʃi:t] | |
sushiを英語っぽく発音しようとして「スゥスィ」みたいに発音する人がいますがsとshの違いが分かってない証拠ですね。
発音してみましょう:
発音方法の違いをまとめると
全然違う音だという事がよく分かったと思います。慣れるまでは単音(発音記号)である「s」と「ʃ」のみで練習しましょう。
発音記号の矯正と練習には僕もお世話になった「UDA式30音練習帳」や「英語耳」がおすすめです。行き当たりばったりではなくこういった本でひと通り発音記号を練習してから単語、そして英文と徐々にレベルアップしていく勉強法が効率的です。
ほかの音と組み合わせて練習
単音で発音できるようになったら単語でも【s】と【sh】の音を練習していきましょう。
単語ではほかの音との組み合わせによって難易度が変わります。
いろいろな音との組あわせで練習していきましょう。
この記事では以下の3つのパターンを重点的に練習していきます。
- 【s】と【sh】を含む単語
- 【s】と【sh】で意味が変わる単語
- カタカナ発音になりやすい単語
【s】と【sh】を含む単語
まずは【s】と【sh】の両方とも含んだ単語で練習してみましょう。
口の形が大きく違うこの2つの音をしっかりと区別して発音できるように意識して試してみてください。
おさらいになりますが【s】は口を横に広げる、【sh】は口を前に出して縦にあける、です。
これらの口の形が逆になったり、中途半端にならないようにはっきりと形をつくって発音していけばうまくできるはずです。
ほかの発音記号にうまく発音できない音がある場合は、↓の記事で発音の仕方を確認してください。
【保存版】子音の発音をマスターするためのコツと詳細な解説【イラストつき】
【保存版】母音の発音を習得するためのコツと詳細な解説【イラストつき】
さらに単語の発音練習をしたいという人は↓の記事がオススメです。
【s】と【sh】で意味が変わる単語
【s】と【sh】の発音を間違えると意味が変わってしまう単語を練習しておきましょう。
実際にこれらの単語を言うときに気を付けて発音できるようにしておけば英会話でも安心です。
意味が似ているものは少ないので誤解される心配はあまりないと思います。
それでも【s】と【sh】を間違えると違和感がすごいので、しっかりと発音できるようにして相手が聞き取りやすい英語を話せるようになるのが一番です。
カタカナ発音になりやすい単語
普段カタカナ英語を使っているとついその発音に影響されてしまいます。
とくに多いのが【s】をカタカナ発音である「シ」で発音してしまう場合です。
いくつかの単語をまとめたので、練習してカタカナ発音にならないようにしましょう。
結構たくさんありますね。
こういったカタカナ英語のせいで【s】と【sh】の違いがわからなくなるのかもしれません。
カタカナ英語の発音と元となる英語の発音をしっかりとわけて発音できるようにしましょう。
まとめ
今回は【s】と【sh】の発音の仕方を【ス】【シ】との違いをみながら解説しました。
発音のポイントは以下の通りです。
- 【s】:口を「ィ」よりも横に広げる。歯は閉じる
- 【sh】:口を前に出して縦にあける(アヒル口)歯は閉じる。
この口の形の違いがわかればはっきりと音の違いをだせるようになります。
さらに単語で練習していろいろな音との組み合わせを練習していけば自然と正しい口の形をつくって発音できるようになります。
カタカナ英語ではよく【s】が「シ」と発音されて、【sh】のように聞こえてしまうことがよくあります。
英語の発音とカタカナ発音を別のものとして扱い、正しい【s】と【sh】を発音できるように練習していきましょう。
「s/sh」以外の発音記号についても下の記事でまとめて解説しているのでひと通り読み方を確認してみてください。
英語は発音記号を練習するだけで相手に伝わるようになります。日本人の多くはすでに十分な単語と文法を学校で学んでますが、発音だけが小学生以下のレベルなせいで相手に何を言っても通じない状況です。この状態を抜け出すための発音記号の学び方を解説していきます。