I have a headache.(頭痛がする)で使う【headache】の発音について解説します。
発音のコツをイラスト付きで説明していき、英語の発音を上達させるステップを紹介していきます。
記事の内容
【headache】の発音
サンプルの発音を聞いてみましょう。
意味は「頭」と「痛み」で↓のように分解できます。
head + ache
この【ache】というのはスペルではわかりずらいですが【eik】という読み方になり、「チ」という音はありません。
【headache】の発音の場合は↓のように「hea」と「dache」で分けるように意識したほうがうまくいきます。
hea-dache (he-deɪk)
その他の発音のポイントとしては以下の2つがあります。
- 【he】が「ヘッ」にならないように(音・息が途切れないように)する
- 【k】が「ク」のように母音を含まないようにする
ここからは英語の発音の練習方法についてさらに踏み込んで解説していきます。
発音を上達させるステップ
【headache】以外にも、英語の発音を上達させる方法としては発音記号から矯正していくことです。
理由は以下の通り:
- 音の最小単位である発音記号ができないと、その組み合わせである単語や文は発音できるようにならない
- 英語の発音は音を真似てもうまくならない・口や舌といったパーツの使い方を知る必要がある
- 単語で練習すると口のパーツの動きが激しくて再現できない
今回は【headache】を使って発音の練習方法を試してみましょう。
発音記号に分解する
最初のステップは【headache】を発音記号に変換することです。これは辞書で簡単に見つけられます。
headache = hedeɪk
この発音記号を1つづつ練習していくのが一番効果的な方法です。
今回は【h】【e】と【d】【eɪ】【k】に分けて解説していきます。
【h】【e】の練習
- 【h】:舌を気持ち後ろへ下げる。音は「は」から母音を抜いた感じ
- 【e】:「イ」のように口を横に広げて「エ」の音に近い音で発音する
【h】の舌の位置↓
【e】の口の形↓
【d】【ei】【k】の練習
- 【d】:予備動作として舌を上の歯と歯茎の裏側につける、そして音を出すと同時にはじいて元の自然な位置へ戻す
- 【eɪ】:【e】の発音から【ɪ】で口を「エ」くらいの形にして音は「イ」80%「エ」20%くらい
- 【k】:舌の奥のほうではじく。「ク」のように母音が入らないようにする
【d】の舌の位置(予備動作)↓
【d】の舌の位置(発音時)↓
【eɪ】の口の形↓
【k】の舌の位置(予備動作)↓
【k】の舌の位置(発音時)↓
【headache】の練習
最後に発音記号をつなげて発音してみてください。
headache = hedeɪk
おさらいですが、ポイントは以下の2つです。
- 【he】が「ヘッ」にならないように(音・息が途切れないように)する
- 【k】が「ク」のように母音を含まないようにする
上達した発音をサンプルと聞き比べてみましょう。
まだ発音に満足できないのであれば、苦手な音を練習するために以下の子音と母音の記事を参考にしてください。
英語の子音の発音方法を詳しくイラストつきで解説しています。僕が学んで実際に使っている発音方法で、海外でのコミュニケーションに使うためのコツと注意するポイントがたくさん書いてあります。この記事を読んで練習していけば子音の発音をネイティブレベルまで向上できるはずです。
英語の母音を日本語の母音にあてはめていませんか?これらはまったくの別物で、どのように発音するか勉強しないとできるようにはなりません。この記事で英語のすべての母音の発音方法をイラスト付きで詳細に解説しています。これを読みながら練習すれば簡単に発音の矯正ができます。サンプルの音を聞きつつ自習してみてください。
まとめ
今回は【headache】の発音の仕方について解説しました。
- 発音のポイントは以下の3つ
- 「hea」と「dache」で分けるように意識したほうがうまくいきます。
- 【he】が「ヘッ」にならないように(音・息が途切れないように)する
- 【k】が「ク」のように母音を含まないようにする
- しっかりと発音ができるようになるためには、発音記号の矯正をする必要がある。
本文でも理由を説明しましたが。。発音記号から矯正をしないと英語の発音は上達しません。
しかし日本人の多くは「口の形や舌の位置」について学ぶ機会がないので、実は矯正するのが簡単だという事すら知りません。
このブログではこの効果的で実は簡単な英語の発音の勉強方法について発信しているので、よければほかの記事も勉強の参考にしてみてください。