【breathe】の発音の仕方は?名詞になると違う発音になる?

takto, 2020 July 6

Category: 発音の矯正と練習

「breatheが参考書で出てきたんだけど、読み方がわからないし辞書で調べても発音の仕方がよくわからない・・・」

「breatheをうまく発音できない・・・コツとかがあったら知りたい。」

「breatheの発音っていくつか種類があるんだっけ?」

こうした疑問や悩みがある人に向けた記事となっています。

この記事では【breathe】の発音を「こうやって読みます。」だけでなく、何をどうすればうまく発音できるのか解説していきます。

この記事を読み終わるころには

  • breatheを一発でネイティブに伝わるように発音できる
  • 英語の発音を上達させるために必要なことがわかる

ことを目標にして書いています。

記事の内容

【breathe】の発音

breatheはカタカナ発音だと「ブリース」が一番近いかなと思います。

でも英語としてきいたらかなり間違った発音になるので、まず通じないと思います。

英語での発音は発音記号でチェックします。breatheの発音は

breathe = bri:θ となります。

breatheの発音サンプル↓

【breathe】の発音を発音記号から練習する

サンプルのようなきれいな発音をするためには、【breathe】という単語を構成する発音記号4つの発音ができないとムリです。

なのでbreatheの発音のしかたを発音記号ごとに分解して、それぞれの発音のしかたを以下の表にまとめました。

発音記号発音のしかた
bまず口を閉じる(少し力を入れて)・破裂させるように口を開けて発音する
r舌を奥にひっこめる・少し先を立てる(上あごに当たらないくらい)
i:横に広げて「エ」くらいの形にして音を伸ばして発音する
θ上と下の歯に軽く挟む(舌の先のほうだけでOK)・息が漏れるようにして発音する

breatheの【b】の発音の口の形・1(口を閉じる)↓

bの発音のしかた・1

breatheの【b】の発音の口の形(はじいて音を出す)↓

bの発音のしかた・2

breatheの【r】の発音の舌の位置と形↓

rの発音のしかた

breatheの【i:】の発音の口の形↓

i:の発音のしかた

breatheの【θ】の発音の舌の位置↓

θの発音のしかた

けっこう難しいと思うのでさらに発音のコツを↓にまとめます。

  • 【b】のために口を閉じると同時に舌を奥に移動させて先を立てておく。そして【b】を発音するときに舌をそのままにして【ri:】へと音をつなげる
  • 【b】は母音を含まないように注意(”bu”にならないようにする)
  • 【r】のときに舌がどこにも触れないようにする
  • 【ri:】の声は低めに発音する(声が高いと”l”のような声のトーンになってしまう)
  • 【θ】はしっかりと発音する
  • 【θ】で母音が入らないようにする(”θu”にならないように注意)

breatheをちゃんと発音しようとしたら難しいのが分かると思います。

速く発音する必要はないのでゆっくり・正確に発音できるように練習するといいです。

発音記号の1つ1つをきれいに発音できればすごくきれいな英語に聞こえるはずです。

【breathe】/【breathes】/【breath】で発音が違う

やっかいなことにbreatheは

  • 動詞(breathe
  • 動詞 + s(breathes
  • 名詞(breath

で発音がかなり違います。

↓の表にそれぞれの発音のしかたをまとめました。

単語カタカナ発音発音記号
breathe(動詞)「ブリース」bri:θ
breathes(動詞 + s)「ブリーズ」bri:ð
breath(名詞)「ブレス」br

見てのとおり動詞だと【i:】という伸ばす母音になって、名詞だと短い母音の【e】になります。

また、最後に”s”が付くと【θ】という空気が漏れるような音から【ð】という喉を鳴らす音に変わります。

breatheを会話で使うときや声を出して読むときには、スペルに気を付けておかないと間違った発音をしてしまうので注意が必要です。

【breathe】はカタカナ発音だと通じない

さきほどの表で【breathe】/【breathes】/【breath】のカタカナ発音を見ながら練習してしまったらアウトです。

「じゃあ書くなよ・・・」と思った人はすいません。普段からカタカナ発音に慣れてしまっているかのチェックになると思って書いておきました。

英語の発音は発音記号を正しく発音できない限りずっと上達しないし、日本語訛りが消えないというのが現実です。

breatheがカタカナ発音だと通じないのには以下の理由があります:

  • 「ブ」だと【bu】という母音を含む音になってしまう
  • 「リ」だと【l】と【r】のあいだの音、より【l】に近い音になってしまう
  • 「ス」だと【su】という【θ】とは完全に別の音になってしまい、さらに母音まで含んでしまう

もしbreatheを「ブリース」を英語として聞くと発音記号では【bʊli:sʊ】になり、正しい発音である【bri:θ】とはほど遠い発音になってしまいます。

もちろんカタカナ発音なら日本人には通じます。

でも日本人にとっては似ている音でも、日本語を知らない人からすれば全くの別の音として認識するので通じないでしょう。

この辺りはカタカナ発音の問題点として別の記事にしているので詳しくはそっちを参考にしてください。

日本人のほとんどの人がカタカナ発音を話しています。しかしこのカタカナ発音は日本人相手にしか伝わりません。さらに悪いことにほかの英語技能へ悪影響もあります。カタカナ英語でも通じるという盲信を止めて正しい英語の発音を習得しましょう。発音は実は簡単に矯正することができます。

まとめ・さらに発音を上達させる方法

今回は【breathe】の発音をただ知るだけではなく、正しい発音で習得できるように詳しく解説しました。

この記事をまとめると以下のようになります。

  • breathe】を「ブリース」と読むとカタカナ発音になるので日本人以外には通じない
  • 正しい英語の発音は【bri:θ】で、発音記号から矯正して練習すれば、きれいで一発で伝わる発音になる
  • breathe / breathes / breathでは発音がかなり違うので注意する
  • カタカナ発音をやめない限りいつまでも英語の発音は上達しない
さらに発音を上達させたい人へ

この記事では【breathe】の発音にフォーカスしましたが、「もっと英語の発音を上達させたい」という人には発音を上達させるためのマインドセット(固定観念をとりのぞく)と勉強方法を知る必要があります。

これらの方法は別の記事にしてあるので、↓のリンクからアクセスして参考にしてみてください。

英語の会話に発音は必要不可欠です。まずは単語で発音の練習をする前に、発音記号を習得してください。単語は複数の発音記号からできているので、発音記号ができていないとただしく発音できません。しかし発音記号をマスターすれば、後々ネイティブのような発音ができるようになります。

英語の子音の発音方法を詳しくイラストつきで解説しています。僕が学んで実際に使っている発音方法で、海外でのコミュニケーションに使うためのコツと注意するポイントがたくさん書いてあります。この記事を読んで練習していけば子音の発音をネイティブレベルまで向上できるはずです。

英語の母音を日本語の母音にあてはめていませんか?これらはまったくの別物で、どのように発音するか勉強しないとできるようにはなりません。この記事で英語のすべての母音の発音方法をイラスト付きで詳細に解説しています。これを読みながら練習すれば簡単に発音の矯正ができます。サンプルの音を聞きつつ自習してみてください。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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