みなさん英語の勉強ははかどっているでしょうか?継続して勉強できていますか?
今回の記事では僕が本気で英語の勉強を始めたときに失敗した勉強方法を悪い例として書いていこうと思います。もしあなたが似たようなことをしているのであればもう一度勉強方法を見直すきっかけとしていただければ幸いです。
本気で英語を始めたとき
プロフィールでも紹介したように、僕は大学3年生のときに本気で英語の勉強をしようと決心しました。
その時の僕の心境はこのようなものでした。
- とにかく今すぐに勉強をはじめよう
- 大学院に留学するために手っ取りばやく勉強しよう
- 毎日たくさん勉強すれば英語が伸びるはずだ
- 問題集を解いていけば英語のスキルがつくはず
当時の僕にとっては就活と大学卒業がある意味タイムリミットだと思っていました。さらに工学科に所属していたこともあり、高校を卒業してからは英語を全く勉強していませんでした。こうした理由からはやく英語を上達させないといけないと心にあせりがありました。
今だから言えますが、このときの考えかたには以下のような悪い固定観念がありました。
- 今までと同じように勉強すれば英語が伸びるという思い込み
- みんなが同じような勉強をしているのだという思い込み
- 基礎から英語を勉強しなおすのは時間のムダになるという思い込み
- 勉強とは情報をインプットすることだという思い込み
こういった考え方をもちながら3か月ほど勉強をつづけました。しかしなかなか英語が伸びずについには挫折してしまいました。
この後に勉強方法の見直しをすることを決めたのですが、それについてはまた別の記事に書きます。
ここからは先は僕が挫折するまでにした英語の勉強方法とスケジュールを紹介します。悪い例なので反面教師的に読んでください。
勉強スケジュール
まずは大まかな勉強スケジュールについて書きます。
当時は大学3年生で、主に大学の講義と課題・部活・バイト・遊びに時間を使っていました。遊びの時間を減らしたりして英語の勉強をするための時間をつくっていきました。
そのときのスケジュールは以下のようなものでした。
- 部活が週に3回2時間づつ
- バイトは週に4回早朝に3時間づつ
- 大学の授業は毎日変則的でしたが一日に4時間ほど
今見ると結構忙しいですね。このときは大学の成績をあげるために(留学するために)おおくの科目をとっていたので、講義の時間も多くなっていました。
週末も入れれば平均一日に5時間ほど英語の勉強にあてていました。この時間を主に以下の勉強につかいました。
- 単語
- リスニング
- リーディング
- ライティング
- 文法
これらの勉強を大学にいるときは図書館で、それ以外のときは自宅で勉強していました。
うまくいかなかった勉強方法
ここからは当時の僕がどのように勉強していたのかを、失敗した理由を含めて解説していきます。
単語の勉強
まずは単語ですが、何の疑いもなく単語帳を買って暗記していきました。学校でもこのように勉強して(させられ)きたので、そうするのが当然と思い込んでいました。
はっきりとは覚えていませんが3,000語ほどがのっている単語帳でした。それを一日に10単語づつ覚えていこうとしていました。
勉強の仕方はといかく10個の単語を何度も読み書きして、単語を見直した時に意味を思い出せるようになるまでその作業を続けました。
やったことのある人はわかるかもしれませんが、次の日に覚えている単語はせいぜい3、4個くらいでした。そこでまずは昨日勉強した単語を復習して、さらに10個の新しい単語を覚えるようにしました。
当然覚える単語が多すぎて途中で燃え尽きました。どうするべきだったのかその時の自分にアドバイスするとしたらこうなります。
- 単語帳は使わなくていい。ほかの勉強の最中に新しい単語が十分たくさんでてくる。
- 日本語訳で単語の意味を覚えてはいけない。英英辞書を使って英語のまま理解するべき。
- 大学生向けなどではなく、常用されるもっと一般的で基本的な単語を勉強するべき。
- 単語を読み書きするのではなく、会話やライティングなど人とのコミュニケーションの中で単語を使うべき。
ここでは詳細は省きますが、勉強の仕方がだいぶ変わることがわかると思います。
リスニング・リーディング・ライティング
リスニングは参考書を買って問題を解いていきました。当時の僕が使ったのはやはり大学生向けの教材で、大学生活や講義を想定したシチュエーションをもとにしたっ参考書です。この参考書は日本語で書かれたもので、音源とスクリプト、それから練習問題と回答が含まれていました。
当時の僕はこの参考書を使い、一日ひとつのチャプターを進めていくようにして勉強していきました。勉強の流れは以下の通りです。
- チャプターの概要を読んで理解する
- 音源を聞いて会話を理解する
- 練習問題を解いて、答え合わせをする
- 間違えたた部分のスクリプトを読んで理解する
- その部分を何度も聞いて、聞き取れるまで繰り返す
この勉強方法はそこまで悪くはありませんが、2つの大きな問題があります。
- 日本語の教材を使っている
- 教材のレベルが高すぎる
まず教材が日本語で書かれていることにより、頭の中では常に英語と日本語を行き来していました。そのせいでリスニングのスピードには到底追いつけず、飛び飛びで理解するしかありませんでした。
さらに教材が大学生向けのものであり、当時の自分の英語力に対してレベルが高すぎました。留学のことが頭にあったことと自分がそのとき大学生であったことから、そういった難易度の教材で勉強するべきだと思っていたのです。
当然リスニングは伸びずに、難しい教材に悪戦苦闘しながら時間が過ぎていきました。おわかりの通り英語で書かれたもっと簡単な教材を使うべきでした。
リーディングやライティングにおいても同じような勉強をしていました。英語があまりにも上達しないので自信もやる気も失いかけていたと思います。
大学の英語の講義
独学とは別に、大学では英語に関連する講義を受講していました。成績をあげるためと英語を上達させる2つの目的で受講していました。
残念ながらほとんどの講義は英語の上達よりもいまの英語力をつかって人文学・言語学や教養に関して学習する内容のものばかりでした。
それでも英語を使ういい機会になると思っていたのでそのまま受講し続けたのですが、英語の上達はほぼありませんでした。
これは大学院に留学すれば英語が上達するか?といった疑問に関係していると思います。たとえ英語で大学へ通っていたとしても、残念ながらそこまで英語は伸びないと思います。
これは僕の経験からも言えることですが、大学院では読み書きがメインで英語そのものよりも専門的な能力のほうが重要になってきます。たしかに学ぶことは多いのですが、やはり英語そのものを勉強していたころと比べると圧倒的に成長が少なくなっていました。
勉強するべきだったこと
当時の僕に必要だったことは以下の2点に尽きると思います。
- 固定観念をはらうこと
- 勉強方法を探す・研究すること
やはり固定観念はおそろしいもので、いままでの経験や知っていることしか考えないと根本的な問題を引き起こしてしまうことがあります。当時からインターネットで調べればいろんな考え方が見つかるのに、参考にしようとも思っていませんでした。
同じようにそれまでの学校でしてきたやりかたで英語を勉強しようとしたことも大きな敗因です。高校生のころに英語の授業についていけなくなったのですが、それは自分のせいだと思っていました。本当にそうだったのかもしれませんが、そういった時に学校での教え方や勉強の仕方に疑問を持つことが大切だったと思います。
僕はこの失敗の後に、運よく考えをあらためることができて突破口を見つけられました。このブログを読んでいる皆さんは僕のようなミスをせずに英語を上達させられれば幸いに思います。
まとめ
今回の記事では僕がやってしまった悪い英語の勉強方法についてと、どうするべきだったかを解説しました。
僕の敗因をまとめると以下のようになります。
悪い固定観念を持っていた
- とにかく頑張って勉強すれば英語が伸びる
- 問題集を解いていけば英語のスキルがつくはず
- 今までと同じように勉強すれば英語が伸びる
- みんなが同じような勉強をしている
- 基礎から英語を勉強しなおすのは時間のムダになる
- 勉強とは情報をインプットすること
勉強方法に根本的な問題があった
- 日本語を介して英語を学習していた
- 教材が難しすぎた(見栄をはった・焦りすぎた)
- インプットばかりしていた(知識をコミュニケーションに使わなかった)
- 英語を使って何かを学ぶよりもまずは英語そのものの勉強に集中するべきだった
いかがだったでしょうか?あなたにも思い当たるところがあるかもしれません。
もしも同じような考え方や勉強をしていて英語が伸び悩んでいるのでしたら、ぜひ他の記事も読んでみてください。
どうやって挫折からはい上がって、英語を上達させてオーストラリアへの留学・移住・就職をすることができたのかブログに書いています。