m | n | ŋ の発音のしかた【口と舌で違いがわかる】

takto, 2021 February 19

Category: 発音の矯正と練習

  • 「m」「n」「ŋ」が全部同じ音に聞こえる・・・
  • 「ム」「ヌ」「ン」みたいな発音で大丈夫?

こういった疑問や自分の発音に自信が持てない人は多いかと思います。

英語と日本語では発音のしかた(口・舌・歯の位置や形)が違うため、単純に「m = ム」とすると日本人以外には通じない音になってしまうことがあります。

なので日本語の音と英語の音はそもそも全くの別物で、音が似ていたとしても全くの別物だと思って1から学ぶことが大切です。

この記事では「m」「n」「ŋ」の3つについて具体的な解説と図で発音のしかたを紹介します。

「m」「n」「ŋ」の発音のしかたと違い

「m」「n」「ŋ」は発音記号で、それぞれ似ているように聞こえますが音の出し方が全く違います。

それぞれの発音のしかた、とくに口と舌の形や位置に気を付けて下の解説と図を使って練習してみてください。

発音記号図と解説
m

  • 口を強めに閉じたまま
  • 喉を鳴らして音をだす
  • 音は短めでOK
注意点
  • 口を閉じたまま音をだす(鼻から息がでる)
  • 唇を離すと日本語の「ム」になりがち(母音を発音してしまう)
n

  • 口が開いた状態で
  • 舌を前歯の裏につけたまま
  • 喉を鳴らして音をだす
  • 音は短めでOK
注意点
  • 舌をしっかりと前歯の裏につける(舌先が前歯より少し前に出るくらいでもいい)
  • 口は開けたままにする
ŋ

  • 口が開いた状態で
  • 舌の奥を奥歯にあてる
  • 軽く舌の奥をはじくようにして音をだす

これらが「m」「n」「ŋ」の発音のしかたです。簡単に違いをまとめると

  • 「m」:(強めに)口を閉じて音をだす
  • 「n」:常に口が開いていて舌が前歯の裏にくる
  • 「ŋ」:常に口が開いていて舌の奥が上あご・奥歯にあたる
  • 「ン」:「n」と「ŋ」の中間?もしくは舌を前歯の裏よりもおくのほうにつける

ネイティブでもまれに「m」か「n」かこんがらがることがあるので、そういうときは口が閉じているかどうかで判断したりします。なので僕らもそこをアピールして(見えやすくして)発音すればより理解してもらいやすくなるはずです。

サンプルの音声を用意したので、音を確認して自分の発音を修正してみてください。

サンプルの単語
音声
mark
ma:rk
net
net
king
kiŋ

「m」と「n」のもう1つの発音パターン

何度も練習して自然と正しい口の形や舌の位置・動きで音を出せるようになったらもう1つの発音パターンを練習してみましょう。

なぜならこれらの発音のしかたは「m」「n」の音で終わるときにしっかりと発音するためのもので、もし「m」「n」のあとにほかの音を発音する場合には別の発音のしかたで練習するのが効果的だからです。

練習するのは「ə」の音を組み合わせた「mə」と「nə」です。

発音記号図と解説

  • 口を強めに閉じる
  • 口を少し開けると同時に「ə」(「ア」のようなはっきりした音ではなくゾンビのうめき声のような感じ)

  • 口が開いた状態で舌を前歯の裏につける
  • 舌をはじくと同時に「ə」

「ə」は英語で多用する音なので音と発音のしかたに慣れておきましょう。

これらの発音パターンで練習しておくことで、「m」と「n」のあとの音へとうまくつなげることができるようになります。

単語での練習

「m」「n」「ŋ」の発音のしかたがわかったところでいくつかの単語を使って練習してみましょう。

注意点としては、もし単語の中にしっかりと練習していない発音記号がある場合にはそれらを先に練習しておくことです。そうしないと間違った口や舌の形のまま発音するクセがついてしまいます。

「m」「n」はとくに違いをわかりやすくなるように似た単語で練習していきましょう。

単語
発音のコツ
team
[ti:m]
「teaム」にならないように「m」で口が閉じたままにする。(「ɪ i:」発音の記事を参照)
teen
[ti:n]
「n」で口が開いた状態で舌を前歯の裏につけたままにする。(「t」発音の記事を参照)
might
[maɪt]
「m」を強めに口を閉じてからはじいて音をだす。
night
[naɪt]
「n」で舌をしっかりと前歯の裏につけてから発音する。
money
[mʌni]
「m」で強めに口を閉じ「n」でしっかりと舌を前歯の裏につけてからはじく。(「ʌ」発音の記事を参照)
moon
[mu:n]
「m」の発音パターン2と「n」の発音パターン1の組みあわせ。「m」で口を強めに閉じてから発音するのと「n」で舌が前歯の裏についたままにするのがコツ。(「ʊ u:」発音の記事を参照)
noon
[nu:n]
「n」を2回とも舌を前歯の裏につけるようにする。最後の「n」では舌をはじかずにつけっぱなしにする
norm
[nɔːrm]
「n」は舌を前歯につけてからはじく。最後の「m」は強めに口を閉じたまま音をだす。口を開けて「ム」にならないように注意。(「ɔ: ɔ:r」発音の記事を参照)
sing
[siŋ]
口が開いた状態で「ŋ」で舌の奥を軽くはじく。(「s sh」発音の記事を参照)
king
[kiŋ]
「sing」と同じ。(「k g」発音の記事参照)
ring
[riŋ]
「sing」と同じ。(「r l」発音の記事を参照)

こうして似たような単語で練習してみると「m」「n」「ŋ」の発音のしかたが全く違うということがよくわかると思います。

それぞれの口の状態や舌の動きなどを混同してしまわないように練習すれば、それによる音の違いを段々と認識できるようになっていきます。そうして自分で正しく発音できるようになるとリスニングのときにも聞き分けることができるようになっていきます。

まとめ

この記事では「m」「n」「ŋ」の3つの発音記号の読み方について解説しました。内容をまとめると以下のようになります。

  • 「m」
    • 口を強めに閉じたまま
    • 喉を鳴らして音をだす
    • 音は短めでOK
  • 「n」
    • 口が開いた状態で
    • 舌を前歯の裏につけたまま
    • 喉を鳴らして音をだす
    • 音は短めでOK
  • 「ŋ」
    • 口が開いた状態で
    • 舌の奥を奥歯にあてる
    • 軽く舌の奥をはじくようにして音をだす

「m」「n」「ŋ」の読み方が全く違うということ、「ン」とも違うということが良く分かったかと思います。そして何がどう違うのかをしっかりと説明でき、さらに正しく発音することができるようになったかと思います。

まずはこれらの音を自然と正しい発音でできるように(クセになるように)練習していきましょう。そうすればリスニングで音を聞き分けることができるようにもなります。

今回解説した「m」「n」「ŋ」だけでなく他の音も同じように口・舌・歯の使い方を学んで練習することできれいな発音ができるようになります。まずは発音記号をひと通り矯正して、慣れてきたら単語で複数の音をつなげて練習していきましょう。

発音の勉強法については下の記事でまとめているのでよければ読んでみてください。

発音の勉強法は発音記号・単語・フレーズ・英文と段階的に進めながらテクニックを学びましょう。英語の発音は「上手く」ないと伝わらない・聞きとれない・英語力が伸びないので、最初に勉強しておきたいところです。

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Takto

セルフィー

海外(オーストラリアとイギリス)在住歴計10年ほどの takto です。ブログを通じて英語の勉強をサポートできればと思っています。

経歴:

  • 大学生の時にTOEIC330点から英語学習を開始
  • オーストラリアの語学学校へ留学・そのあとの大学院留学時にIELTS 6.5達成
  • 大学院修了時にIELTS 7.5達成
  • そのまま現地企業にエンジニアとして就職

プロフィールその1:ブログ主の過去と転換点

プロフィールその2:希望とともに行動に移す

プロフィールその3:絶望的な英語力と上達しないフラストレーション、そして道が開ける


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