文法問題を解くことが文法を勉強する目的ではありません ^^;
自分の言いたいことを適切に表現する・相手の言っていることを適切に理解することが英文法を学ぶ目的です。
英文法の勉強法というといろんな参考書でもくもくと学習していくイメージでしょうが、そんなことは1度やればOKで文法学習全体の5%以下の時間で十分です。
文法学習の大部分は学んだ文法を使ってたくさん英文をつくり人と話したり書いたりすることにあります ^^
というわけでこの記事では豪州で技術者として現地就職した僕が実践した英文法の勉強法を紹介します
それでは1つずつ勉強法の理由と具体的なやり方を解説していきます ^^/
記事の内容
英文法がわからない・使えない原因
文法の解説を読んでも理解できないという原因は
- 英文の区切りが見えていない
- 日本語の語順で英語を見ている
- 文法の専門用語にまどわされている
という3つが考えられます。
いろんな文法書を読んで情報過多になったり、日本語で捉えようとしてかえって理解しづらくなるのが根本的な原因です ^^;
一方で英文法を使えるようにならない原因は
- 学んだ文法を使って人とコミュニケーションをとらないから
です。例えば文法書で勉強して理解した文法を使って英文を書いたり人との会話で使ってますか?継続して使い続けていますか?
使えるようになるためには学んだ文法を自分の頭で考えて使うしかないわけです ^^; そしてそのための機会を自らつくっていけばいいわけです ^^
下の記事で英文法に苦戦してしまう原因について書いているので興味があれば読んでみてください。
冒頭で示したようにもっとシンプルで効果的な勉強法があります ^^
英文法の勉強法
英文法の勉強法と時間配分の目安は以下のようになります
勉強法 | 時間配分 |
---|---|
「English Grammar in Use」で勉強 | 5% |
学んだ英文法を使って話す・書く・フィードバックをもらう | 95% |
参考書は基本的に文法の使い方や使いどきを学びます。理解できたら用無しなのですぐに実践に移りましょう。結果的に英文法を使う時間のほうがはるかに多くなり文法を実践で使えるようになります。
ではそれぞれのステップについて詳しく解説していきます ^^
英文法の参考書「English Grammar in Use」1冊で勉強する
英文法の教材は「English Grammar in Use」だけでOKです
英語で文法を学ぶとどうなるか・・・英語で文法について人に説明したり議論できるようになります ^^
もちろん最初は大変ですが「English Grammar in Use」で使われる英語は易しいものが多く読んでるうちに段々と自分でも同じように説明できるようになります。
さらに「English Grammar in Use」はよく使う文法だけで構成されていて、問題も理解度の確認をする必要最低限なので勉強する効率が良いです。
問題を解くことよりも英文をつくることに時間をかけるこの勉強法にはもってこいです。
勉強中は日本語を完全に排除しましょう。そして英語で自問自答したりツッコミを入れながら「English Grammar in Use」の解説を読んで理解していきます。
序盤の文法はすでに知っている人がほとんどなので文法の学習よりも「英語での思考」の練習になります ^^
文法の解説は読んで理解したら終わりにして、例題は理解度の確認が目的なので1回やれば終わりでOK。もう見なくていいです。
あとになってよくわかってない部分がでてきたらそこだけ確認すればOKです。
「English Grammar in Use」の詳しい紹介と勉強法については下の記事を参考にしてください (^-^)
僕がオススメする教材の二つ目は「English Grammar in Use」です。これは英語学習者にとても人気のある本で、独学で必要な文法をほぼ網羅することができます。今の僕が持つ文法の知識の90%以上をこの本ひとつで得たといっても過言ではありません。僕が実際に使った感想をとおしてこの本をオススメする理由を書いていきます。
とっとと外に出るなりオンラインなりで人と話しに行きましょう。そこでさっき学んだ文法を使って英文をつくって相手にぶつけるのです ^^
学んだ英文法を使って話す・書く・フィードバックをもらう
英文法を1つ参考書で学んだら早速それを使って英文をつくりたくさん「話す&書く」ようにしましょう。
そして相手からフィードバックをもらい、文法についてあーでもないこーでもないと議論してください ^^
問題を解くことは英文を自作することと比べて遥かに楽です。なのでみんな楽な方にいきます ^^;
ですが楽だということは脳を使ってない・深く考えてないので、理解は深まりません >_<
なにごとも最初は大変ですが慣れてくれば簡単にできるようになります。超簡単な単語だけでいいので学んだ文法でゼロから英文をつくりましょう ^^
さらに会話やライティングでも学んだ文法を使って人に向けて使ってください。
一人でやるのと違ってちょっとした緊張状態になり、よりちゃんと英文をつくろうとします ^^; その過程でさらに理解が深まります。
文法書での勉強時と同じように、会話やライティングのときも英語で考えてください。日本語で考えて訳す、ということを完全に排除するので知ってる英語だけで戦うことになります。
自分がどうやって子供の頃から日本語を学習してきたかを考えればわかりますが、いつでも自分が知っている日本語だけで戦って学んできました。同じことを英語でしましょう ^^
新しい単語だの文法だのはリスニングやリーディングの勉強中にいくらでもでてくるのでそこから学んでいきます。なので心配しなくて良いです。
英会話やライティングで学んだ文法を使った自作の英文をバンバンぶつけていきましょう。そして英文法の使い方・使いどきを相手と話し合うことで自分の理解度が劇的に向上していきます。
相手に文法について説明するためには深く理解していないとできないうえに、英語での言語化が必要になります。
これは「単語・文法・発音・スピーキング」の合わせ技になり、学んできたことを実践する最高の練習機会になります。というかこうしたコミュニケーションをとることがそもそも英語を学んでいる理由でしょう
英語を学ぶということがどういうことかちょっとわかったのではないでしょうか? ^^
この勉強法を実践するためのコツなどは個別で記事にしているので参考にしてみてください (^^)
- 本気で英語を上達させたいなら絶対に必要なこと:英語で思考する
- 英語の文法の覚え方と習慣にすべき5つのこと
- 英会話が苦手でうまく話せるか不安・緊張してしまう人ができる対策
- 英語のライティングのコツと勉強方法を詳しく解説します
英文法の勉強法まとめ
この記事では英文法の勉強法について僕の経験をもとにして解説していきました。内容をまとめると
- 英文法の参考書「English Grammar in Use」1冊で勉強する(勉強時間の5%)
- やり方1:英語だけで考えて解説を読んで理解する
- やり方2:例題を解いて理解度を確認する
- やり方3:すぐに実践に移る
- やり方4:学習ペースは目標から逆算する
- 学んだ英文法を使って話す・書く・フィードバックをもらう(勉強時間の95%)
- やり方1:英語だけで考える
- やり方2:学んだ文法を使って自分で英文をつくる
- やり方3:英会話で実践する
- やり方4:ライティングで実践する
- やり方5:相手からフィードバックをもらい議論する
- やり方6:学びを次に活かす
「English Grammar in Use」を1とおり終わらせたら文法の勉強は十分です。あとは知らない文法がでてきたときに都度学んでいきましょう ^^
よくある「参考書を何冊も何度も読み込む」とか「問題集を解きまくる」という勉強は勉強した気になって終わります。なんのために文法を勉強しているのか思い出してください。
誰かと英語でコミュニケーションをとりたいからでは?なら学んだ文法をバンバン使って人と話しましょう ^^
英文法に限らず英語で英語を勉強するというのは「英語コミュニケーション力」を高めるために重要な英語学習法です。英文法も含めた英語学習の全体の流れを別の記事でまとめているので、興味があれば読んでみてください。
英語学習は長く険しい道のりで、多くの人が成果が出せずに苦悩しています。この記事ではそんな人たちの助けになるように英語の勉強法とロードマップを公開します。オーストラリア・イギリスに計10年住む僕が実践した「海外で暮らし・働くための英語」を手にするための過程と勉強方法です。